BIGLOBE調べ、ワクチン接種後に行きたい場所 上位は「観光地」「温泉」と旅行ニーズが高い結果に

2021年6月9日(水) 配信

ワクチン接種後に行きたい場所の上位は「観光地」「温泉」

 BIGLOBEは6月7日(月)、「新型コロナウイルスワクチン接種後の生活に関する調査」の結果第1弾を発表した。このうち、「新型コロナウイルスワクチン接種後に行きたい場所」について、1位が「観光地」(41.9%)、2位が「温泉」(36.5%)と旅行ニーズが高い結果となった。さらに、「カフェ・レストラン」(28.7%)、「居酒屋」(27.4%)と外食ニーズも高いことがわかった。

 調査は2021年5月26日(水)~27日(木)までの2日間、全国の20~60代の男女を対象にインターネットで実施した。有効回答数は1000人。

 このほか、「映画館」も27.5%と高かった。外出自粛や行政からの感染拡大防止措置が解除され、ワクチン接種後には旅行や外食、文化、レジャーなどさまざまな需要が復活することが予想される。

 また、「新型コロナワクチン接種後にさまざまな場所やサービスを利用する頻度はどうなると思うか」と質問。この結果、「増えると思う」「やや増えると思う」と回答した割合が高かったのが、「飲食店」(53.6%)、「ホテル・旅館」(41%)、「温泉・サウナ」(40.1%)、「旅行(ツアー)」(38.5%)、「映画館」(38.2%)、「飛行機・新幹線」(38.2%)で、ワクチン接種後の経済活動の再開が期待される。一方、「現在と変わらないと思う」と回答した割合も4割程度と、しばらくは慎重な傾向もうかがえる。

 さらに「新型コロナワクチン接種後に、感染予防意識はどのようになると思うか」という質問に対して、「やや弱まると思う」(46.9%)、「弱まると思う」(5.2%)が半数を超える結果となった。ワクチン接種後は安心感が増す一方で、危機感や感染予防の意識が低下する可能性が浮き彫りとなった。

5月の宿泊業倒産は7件 14年ぶり負債1000億円超(東京商工リサーチ調べ)

2021年6月9日(水) 配信 

東京商工リサーチがこのほど発表した21年5月の宿泊業倒産は7件だった

 東京商工リサーチがこのほど発表した2021年5月の宿泊業倒産は7件(前年同月は10件)だった。1~5月の累計倒産件数は40件(前年同期は56件)。月平均8件の倒産が発生し、コロナ禍直前の19年(75件)を上回る勢いを見せている。負債総額は1022億2900万円(前年同月比1144・4%増)となり、14年ぶりに負債1000億円超の倒産が発生した影響で、負債総額を押し上げた。

 

 宿泊業の5月の負債総額は1022億2900万円(前年同月は82億1500万円)で、2カ月ぶりに前年同月を上回った。新型コロナ関連倒産は3件(同8件)発生した。原因別として、販売不振が5件で7割を占めた。

 地区別では関東が4件、東北と中部、九州で各1件となった。

 おもな倒産事例として東京商事(東京都中央区)が4月22日(木)、東京地裁に特別清算開始決定を受けた。負債総額は1004億8300万円。

 安達事業グループの中核企業として、リゾートホテルやゴルフ場、テーマパーク、スキー場、ブライダル施設、シティーホテル、カプセル&サウナ・スパなど、多くの施設を運営していた。1987年12月期には売上高約179億円を計上していたものの、一部のホテル運営をグループ会社に移管したことなどから、18年3月期には売上高が約50億4000万円に減少していた。

 不動産取得やグループ企業向け貸付などに伴う大きな金融債務や、不良債権処理によって連続赤字を計上。18年3月30日に会社分割で新設した日本商事(東京都中央区)に事業を委託していた。20年11月30日に、株主総会で解散が決定された。

 「海女料理」の宿を謳う民宿として1967年に開業した松浪(三重県鳥羽市)は、新鮮な魚介料理を提供する宿として人気を集めていた。96年には新たに「浜の雅亭一井」を開業するなど、ピーク時には8億円を超える売上高を上げていた。

 しかし、同業他社の進出や長引く景気低迷などの影響で売上が停滞し、2016年には「松浪」を閉鎖。20年に入ると新型コロナの影響で業績が悪化し、売上高は約4億1200万円まで減少していた。先行きの見通しができないことから、21年5月10日(月)に民事再生法の適用を申請。負債総額は約12億1700万円だった。

 旅行業の5月度の倒産は2件(前年同月はなし)だった。21年1~5月の累計倒産件数は14件(前年同期比7・6%減、前年同期は13件)で前年を上回って推移している。

 負債総額は8200万円。2件共に負債1000万円以上5000万円未満で、平均負債額は4100万円に留まり、21年では最小額となった。

世界初 XR技術を用いたバスツアーを横浜・みなとみらいエリアで運行

2021年6月9日 (水)配信

ツアーイメージ

 京浜急行電鉄と京急グループの東洋観光、シナスタジア、サムライインキュベートの4社は6月26 日(土)、27 日(日)「オープントップXR 観光バスツアー@横浜」を運行する。

 VRやAR技術を活用して横浜の魅力を発信するバスツアーで、VRゴーグルを装着しながら,オープントップバス「KEIKYU OPENTOP BUS 横浜」で横浜・みなとみらいエリアを周遊する。

 XRとは、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、MR(複合現実)など、現実と仮想空間の融合体験を可能にする技術の総称で、同バスツアーはXR技術を用いた世界で初めての観光体験を提案するバスツアーだ。

 運行時間は、①午前10:30~②11:40~③午後1:30~④2:40~⑤4:20~⑥5:30~――の6回で、各回定員は4人。所要時間は約30分で、京急グループ本社を始点・終点として、みなとみらい地区を巡る。料金は、税込みで3500円。チケットは、スマホチケットサービス「Peatix」上で先着で販売している。

 同ツアーは、観光庁が公募した「これまでにない観光コンテンツやエリアマネジメントを創出・実現するデジタル技術の開発事業」に選定されている。今回のツアーを皮切りに京急とシナスタジアは、新たな技術開発とコンテンツ内容の充実化、定期運行化に向けた取り組みを推進する。

大阪・泉大津市 なぎさ公園のシーサイドバーベキュー施設「N GRILL」 6月26日(土)、ラグジュアリーエリア開業

2021年6月9日(水)配信

新たにラグジュアリーエリアを開設

 大阪・泉大津市にある「なぎさ公園」に2021年6月26日(土)、シーサイドバーベキュー施設「N GRILL」がグランドオープンする。従来のテーブル席、コンロや食材を自由に持ち込めるエリアに加えて、グランピングスタイルでバーベキューを楽しむことができる「ラグジュアリーエリア」が開業する。

 ラグジュアリーエリアは、8区画、72人を収容できる広々とした空間にリゾート気分を味わえるソファー席を用意。食材準備をスタッフが行う気軽なバーベキューに、「上質感」をプラスした。アメリカンスタイルのメニューから焼肉まで多くの選べる多彩なプランを用意している。

JTBが「20年度サービス最優秀旅館・ホテル」の4施設発表 約3700の会員宿泊施設から決定

2021年6月8日(火) 配信

下関温泉風の海

 JTB(山北栄二郎社長)は6月8日(火)、2020年度の「サービス最優秀旅館・ホテル」を発表した。約3700の旅館・ホテルが加盟するJTB協定旅館ホテル連盟(JTB旅ホ連)の会員宿泊施設の中から、宿泊アンケートなどで高得点を挙げた4施設を決定した。

 大規模・旅館は「加賀屋」(石川県・和倉温泉)が、大規模・ホテルは「ハレクラニ沖縄」(沖縄県・恩納村)、中規模は「下関温泉風の海」(山口県・下関温泉)、小規模は「山荘わらび野」(大分県・由布院温泉)が選ばれた。

 JTBでは、会員宿泊施設の営業面の発展やサービス向上を目的に、お客からのアンケートに基づいたサービス優秀な宿泊施設を1979年から表彰している。選考基準は「宿泊アンケートはがき」の回収枚数や、20年の宿泊券販売額が基準以上であること、などがある。アンケートの回収枚数は、約20万枚。なお、過去3年間のサービス優秀旅館ホテル表彰施設は選考対象としない。

 このほか、サービス優秀旅館・ホテルは、次の通り。

大規模施設(旅館)

〔北海道〕花びしホテル(函館湯の川温泉)〔東北〕南部屋・海扇閣(浅虫温泉)〔関東〕下部ホテル(下部)〔中部〕ホテル花水木(長島)〔西日本〕ホテルニューアワジ(洲本温泉)〔九州〕該当なし〔沖縄〕該当なし

大規模施設(ホテル)】

〔北海道〕HOTEL&SPA センチュリーマリーナ函館(函館)〔東北〕裏磐梯レイクリゾート(磐梯高原)〔関東〕ホテルニューグランド(横浜)〔中部〕ホテル日航金沢(金沢)〔西日本〕ホテルユニバーサルポート(ユニバーサル・シティ)〔九州〕SHIROYAMA HOTEL kagoshima〔沖縄〕ホテル日航アリビラ(読谷村)

中規模施設

〔北海道〕望楼NOGUCHI登別(登別)〔東北〕四季彩一力(磐梯熱海温泉)〔関東〕和心の宿大森(伊香保温泉)〔中部〕ホテルニューさがみや(あたみ伊豆山)〔西日本〕松井別館花かんざし(京都市内)〔九州〕AMANE RESORT SEIKAI(別府温泉)〔沖縄〕該当なし

小規模施設

〔北海道〕カムイの湯 ラビスタ阿寒川(阿寒)〔東北〕八甲田ホテル(酸ヶ湯温泉)〔関東〕赤倉観光ホテル(赤倉温泉)〔中部〕石苔亭いしだ(昼神温泉)〔西日本〕俵屋旅館(京都市内)〔九州〕旅館神仙(高千穂)〔沖縄〕ジ・ウザテラス・ビーチクラブ ヴィラズ(読谷村)

21年度観光振興事業功労者として13人を表彰、日観振

2021年6月8日(火) 配信

受賞者には表彰状と記念品が贈られる(イメージ)

 日本観光振興協会(山西健一郎会長)はこのほど、2021年度観光振興事業功労者として、全国の13人を表彰すると発表した。例年は6月に開催する同協会の総会で表彰式を実施していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、昨年に引き続き今年も表彰式は中止とした。

 受賞者は次の各氏。

 【北海道佐藤喜久恵(函館観光ボランティア一會の会会長)【東北磯田悠子(みやぎおかみの会理事)【関東新井俊一(栃木県観光物産協会会長)▽澤功(旅館澤の屋経営者)▽内藤信寛(柏崎観光協会元会長)【中部日比嘉男(豊川市観光協会会長)【関西木戸邦考(亀岡市観光協会副会長)▽坂口邦嗣(和歌山県観光連盟副会長)【中国柴野清(皆生菊萬代表取締役、皆生温泉旅館組合組合長)【四国宮村耕資(ホテル南水社長、高知県旅館ホテル生活衛生同業組合副理事長)【九州有村隆徳(鮎里ホテル会長)▽佐藤哲章(高千穂町観光協会顧問)【沖縄平田久雄(沖縄・台湾交流振興会会長)

国道を封鎖 9月、志賀高原でヒルヒルクライムイベント

2021年6月8日(火) 配信

国道最高峰地点からの景色

 志賀高原ヒルクライム実行委員会(東京都中央区、八重洲出版内)は9月11日(土)、12日(日)、長野県・山ノ内町で国道を封鎖したヒルクライムイベントを行う。国道封鎖の一般向けレースイベントは、国内では初めて。

 コースは走行距離13・1㌔、獲得標高743㍍、平均斜度5・6㌫で、ふもとの志賀高原サンバレーから渋峠までの国道292号線を封鎖して実施する。

 イベントではタイムアタック式を採用し、クラスごと(年齢別)の表彰を用意。また、ヒルクライムイベントでは珍しい体重別(自己申告および表彰式での体重審査)の表彰も行う。

 申込期間は7月31日(定員1000人に達し次第締め切り)で、参加費は一般7700円(税込)、ジュニア5500円(税込)。

三重県で人気のリゾート施設が関東初出店 6月12日、「イオンタウン吉川南」にアクアイグニス開業

2021年6月8日(火) 配信

露天風呂

 三重県で人気のリゾート施設が関東初出店――。「癒し」と「食」の複合温泉リゾート「アクアイグニス」が6月12日、「イオンタウン吉川南」(埼玉県吉川市)にオープンする。

 地下 1500㍍から湧出する天然温泉が楽しめる「アクアイグニス武蔵野温泉」では、男女それぞれ、内湯3種類、露天風呂、寝湯を用意。とろみのあるお湯は、冷え症や疲労回復、健康増進に効果があるという。

内風呂

 関係者は、「武蔵野線沿線は、人口増加が激しく、アクティブな若い層がたくさんいるエリアなので、将来性が期待できる」と出店理由を説明。「イオンタウン吉川南を運営するイオンタウンからの『日常的に楽しんでもらえる施設にしたい』との要望を受け、価格を平日650円、週末750円に設定した。買い物に合わせて、また温泉リゾートだけを満喫しに気軽にお越しいただければ」とPRする。

 このほか温泉エリアには、「金沢まいもん寿司」監修の食堂や、こだわりの調味料などが購入できる「お土産ショップ」、「Le Furo」が運営するミネラルミスト温浴施設が並ぶ。「Le Furo」関係者は、「温泉とミネラルミスト温浴、両者を併用することで、より高いリラックス効果が期待できる」と語る。

 同施設のもう一つの売りが、有名シェフ監修の「食」を提供するフードゾーン。アルケッチァーノ奥田政行シェフプロデュースの自然派イタリアンなど5店舗で特別な食体験を提供する。

金沢まいもんずしの白いもん三昧

 アクアイグニスは、イオンタウン吉川美南の増床エリアの一部として、東街区に開業する。運営するイオンタウンは「ららぽーと新三郷」とイオンモールが運営する「イオンレイクタウン」が近隣にあるなかで、複合温泉リゾートを誘致することで、2施設との差別化をはかりたい考え。

「星空リトリートプラン」発売 星空観賞とヨガを楽しむ(亀山温泉ホテル)

2021年6月8日(火) 配信

亀山温泉ホテルは6月8日(火)から星空リトリートプランを発売した

 亀山温泉ホテル(鴇田英将代表、千葉県君津市)は6月8日(火)から、鹿野山自然学校(豊島大輝校長)と提携し、「星空リトリートプラン」を売り出した。

 自然学校のスタッフが同ホテルに入社し、亀山湖周辺エリアの体験型アクティビティや、レイクセラピーなどを取り入れたリトリート(自然の中での休養、静養)プランを開発。今回は第2弾として、亀山湖の自然を感じ、満点の星空を満喫できるプランを導入した。

 同プランでは、中庭で星空を眺めながらヨガを楽しむことができる。そのほか、亀山湖畔を散策したり、屋外デッキでハンモックに揺られながら読書ができたりと、リラクゼーションタイムを満喫できるのが特徴だ。

 リトリートを満喫する3大特典として、ヨガマットの貸出や、同館オリジナルフェイスパックの提供、モーニングコーヒーサービスなどを行っている。

 料金は1万6500円から(1室2人1人当たり、税込み)。

屋外デッキでヨガマットを敷きリラックスできる

保有台数増加、販売総額は582億円(キャンピングカー白書)

2021年6月8日(火)配信

キャンピングカーのイメージ

 日本RV協会(荒木賢治会長、神奈川県横浜市)は6月1日(火)、「キャンピングカー白書2021」を発行した。キャンピングカーユーザーとメーカーにアンケート調査を実施し、2020年のユーザーや業界の動向をまとめたもの。調査によるとキャンピングカー保有台数は前年比6.7%増の約12万7400台で、16年に10万台を超えてから順調にその数値を伸ばしている。

 国内の生産台数も同15.3%増の7434台で前年を上回った。割合はバンコンが全体の31.2%を占め、軽ベースに注目するとキャブコンは同16.4%減だが、バンコンは同44.7%増と増加している。また、軽ベースの8ナンバー以外の車両も同61.2%増と増えていることから、軽ベースの生産台数が増加したことが分かった。

 一方、新車・中古車のキャンピングカー、8ナンバー以外のキャンピングカー仕様車の新車・中古車の販売総額は582億2389万円で、17年から増加しながら推移してきている。前年と比べると多くの車種で総販売額が増加。なかでも8ナンバー以外の新車は、前年比で41億円増と大幅な増加をみせた。

 このほか、白書はコロナ禍で活動が制限された20年の現状に言及。新型コロナウイルスの影響を受け、キャンピングカーの利用に変化があったオーナーにどのような変化が起きたか調べている。

 最も多かった回答は52.3%の「旅行を計画しなくなった」。旅行自体を諦める人が多く、レジャー用途で利用している人が多いキャンピングカーは、直接その用途を制限されたという。

 さらに、「近隣エリアを目的地にするようになった」と回答したオーナーは49.2%で、行動範囲がコンパクトになっていると分かる。県をまたぐ移動が制限されたこともあり、遠くへ行くことがはばかられ、オーナーの行動が消極的になったと言わざるをえない。

 しかし、これらに次いで「3密を避ける場所を目的地にするようになった」が46.1%と高く、キャンピンカーだからこそ制限された環境下でも旅を楽しめると伝えた。