7月15日から入場料金を改定へ 30周年で初の値上げ ロックハート城

2023年7月13日(木) 配信 

ロックハート城

 サンポウ(平井秀明社長、群馬県沼田市)が運営する群馬県・高山村のロックハート城は、7月15日(土)から入場料金を改定すると発表した。2023年4月で30周年を迎えたが、昨今の燃料費高騰などを受けて、オープン以来初の値上げを行う。
 
 ロックハート城は、日本で初めて移築・復元された英国・スコットランドの古城。10万平米の敷地内には石造りの教会やギャラリーショップ・レストランが中世の町並みを再現する。結婚式も挙げることができ、3000組以上のカップルが誕生している。「恋人の聖地」に選定され、数々の映画やドラマなどにとりあげられているため、ロケ地巡りとして訪れるファンも多い。
 
 改定後の料金は大人が1300円。中高生は現行の1100円、4歳~小学生も現行の600円で据え置く。なお、障害者の付き添い1人は、1100円から600円に引き下げる。

道頓堀でナイトショー定期公演開始 協議会とJTBの共催

2023年7月13日(木) 配信

夜の観光コンテンツの定着目指す

 道頓堀ナイトカルチャー創造協議会(会長=上山勝也・道頓堀商店会会長、大阪府大阪市)とJTBは7月12日(水)、大阪ミナミの道頓堀にある観光交流拠点で、ナイトエンターテインメントショー「DOTONBORI NIGHT FUSION」を始めた。

 2024年1月12日(金)までの毎週月・水・金曜日に定期公演を行い、訪日外国人に向け、夜の観光コンテンツを提供する。

 ショーは太鼓や三味線、花魁の衣装など和の風情と、ダンスミュージックを融合させた新感覚のライブエンターテイメント。18年からイベントなどで披露してきたパフォーマンスショーを新たにリニューアルした。

 1日3公演。午後7時30分、同8時45分、同10時からの30分間。料金は1ドリンク付きで2千円(税込)。チケットは会場のほか、関西国際空港(大阪府泉佐野市)と京都タワー内(京都府京都市)にある「関西ツーリストインフォメーションセンター」で販売する。

乳癌学会でPR リボン宿ネット冊子配布

2023年7月13日(木) 配信

冊子を手にする参加者

 ピンクリボンのお宿ネットワーク(略称・リボン宿ネット、畠ひで子会長=匠のこころ吉川屋女将)は6月29日~7月1日の3日間、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開催された「第31回 日本乳癌学会学術総会」で、会の周知活動を行った。

 リボン宿ネット会員の池山メディカルジャパン(愛知県名古屋市)が出展するブースを活用し、ピンクリボンのお宿冊子を参加者の医師や看護師らに配り、会への理解と患者さんへの周知をお願いした。

 冊子を手にした参加者は「患者さんにこの情報を伝えます」「タオル多めに用意など、通常ではあまり気づかない点での対応の不可なども分かり便利」などの感想を語った。

 このほか、企業ブースの出展会社へは会への参画を呼び掛けた。

 なお、第32回日本乳癌学会学術総会は24年7月11~13日に宮城県仙台市の仙台国際センターで開催する。

千葉県観光物産協会、7カ所で商談会開催 訪日教育旅行の誘致も

2023年7月13日(木) 配信

飯沼会長があいさつ

 千葉県観光物産協会(飯沼喜市郎会長)は6月21日、千葉市内のホテルで第13回通常総会を開き、2022年度の事業報告と決算、役員選任の2つの議題を審議、承認した。23年度の事業計画と収支予算は理事会の承認案件のため、事業報告として説明した。

 23年度の事業計画は公式サイト(10月に全面リニューアル予定)やSNSを活用して国内外に情報発信を行うほか、国内外の観光展に出展し、旅行会社との商談会も開催する。商談会は今年度5月に栃木県で開催したのを皮切りに、7月に愛知県と静岡県、9月北海道、10月東京、来年1月宮城県、2月兵庫県と合計7回。このうち兵庫県は初開催。

 また、インバウンドでは昨年に引き続き団体バスツアーを支援するほか、訪日教育旅行の誘致も行う。

 総会の冒頭、あいさつに立った飯沼会長は「千葉県が誕生して150年を迎え、県内各地で来年6月まで関連事業が始まる。新型コロナも5月からは5類に引き下げられた。協会としてもこれを好機と捉えて事業を進める」と述べた。

群馬県宣伝隊 “リトリートの聖地” 「温泉長期滞在で癒しを」

2023年7月13日(木)配信

(左から)權有希子さん、五十嵐亘孝スーパーバイザー、青木操営業チーフマネージャー、安田京子さん

 群馬県の観光宣伝隊が6月26日、本紙関西支社を訪れ、同県が近年、取り組む「リトリートの聖地」や、嬬恋村にある「嬬恋プリンスホテル」、観光施設「鬼押出し園」の話題などをアピールした。

 来社したのは、鬼押出し園の五十嵐亘孝スーパーバイザーと、嬬恋プリンスホテルの青木操営業チーフマネージャー、群馬県大阪事務所の安田京子さんと權有希子さん。

 同県では、2022年度から「リトリートの聖地」を掲げ、忙しい日常を離れ、疲れた心と体を長期滞在で癒す旅を推進している。今年7月3日からは、草津とみなかみ、万座、老神の4温泉地で、それぞれご当地ならではの体験やグルメを採り入れた3泊4日の旅行プランを「じゃらん」特設ページにて販売開始。伊香保と磯部、四万についても順次、販売していく予定だ。

 また、高原に囲まれたオーベルジュリゾート嬬恋プリンスホテルでは7月から、小型犬と一緒に泊まれる「ドッグフレンドリールーム」の営業を開始した。近年、需要が高まるペットツーリズムに対応したもので、隣接する芝生広場のグラスガーデンにはドッグランも新設した。

 同ホテルでは、大自然のなかで朝食を満喫できるモーニングピクニックを実施しており、ペットと一緒に朝食を楽しむこともできる。

 浅間山の麓、上信越高原国立公園内にある鬼押出し園は、1783(天明3)年の浅間山大噴火で流れ出た溶岩が造り出した奇勝を一望できるスポット。高山植物も豊富で、季節ごとに美しい草花を観賞することができる。夏には恒例のライトアップを実施するほか、新たな企画も計画中という。

 一行は「温泉以外にもさまざまな楽しみ方で過ごせる群馬県へ、ぜひお越しを」とアピールした。

【塩野 俊誉】

「敦賀開業機運高まる」 福井県観光連盟 大阪で旅行社向け商談会

2023年7月13日(木)配信

4年ぶりに開催された商談会

 福井県観光連盟(山田義彦会長)は6月27日、大阪市内のホテルで旅行会社やメディアを対象とした観光商談会を開いた。

 同連盟の前田健二副会長(あわら温泉美松社長)は「来年春の北陸新幹線福井・敦賀開業を控えるなか、今年5月には芦原温泉駅でレール締結式が行われ、福井から東京までが1本で結ばれるなど地元の機運は高まっている。来年秋には北陸3県でJRのデスティネーションキャンペーンが実施され、2025年には大阪・関西万博も控えている。インバウンド含め、さらなる誘客を期待するとともに、関西とは力強い絆でもって今後も交流を深めていきたい」とあいさつした。

 会場では県観光連盟の坪田昭夫専務理事が今春、三方五湖に登場した日本初の再生可能エネルギーだけで賄う電池推進遊覧船や、7月14日にリニューアルオープンする福井県立恐竜博物館(勝山市)、昨年10月に開館した「福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館」(福井市)、若狭町で昨年春に誕生した日本で唯一のウエディングドレス製造工場の見学やドレス試着などが楽しめる「BRIDAL LAND WAKASA」など、旬の話題を紹介した。

 「バスツアーや教育旅行に関する各種助成制度もあるので、ぜひ活用して福井県への送客をしてほしい」と呼び掛けた。

 商談会では、自治体や観光施設など地元から約40人の担当者が来阪し、旬の話題や食、見どころなどをアピールした。

【塩野 俊誉】

東武トップツアーズ、山口県美祢市で「デジタル住民票NFT」

2023年7月12日(水) 配信

「デジタル住民票NFT」イメージ

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は7月14日(金)、山口県美祢市の「デジタル住民票NFT(非代替性トークン)」を売り出す。日本最大級のNFTマーケットプレイス「HEXA(ヘキサ)」を運営するメディアエクイティ(椛島誠一郎社長)と連携し、同月23日(日)までHEXAで販売する。

 実際に居住していなくても「デジタル住民票NFT」としてデジタル上で住民票を発行でき、希望者がそれを購入できる仕組み。同事業により、山口県美祢市の関係人口を創出し、地域への振興や訪問を通じて、移住者を増やすことを目指す。

 山口県美祢市の「デジタル住民票NFT」を保有することで、美祢市のデジタル住民であることを証明でき、SNS(交流サイト)などで公言できる。また、市長も出席するオンラインコミュニティに参加し、美祢市とのつながりを深められる。美祢市の課題に対してコメントや投票など、地域復興プロジェクトへの参加も可能。

 デジタル住民向け特典では、鍾乳洞「秋芳洞」や美祢市化石館が入場無料、美祢市養鱒場釣り堀が釣竿無料とマス2匹プレゼント、美祢市温水プールが利用無料になる。

 販売金額は1個1000円(2000個限定)。今回、販売期間中の購入申し込み者から抽選で選ばれた人のみが購入できる、新規NFT公開(INO)方式を採用している。

会員制度サービス「ONSEN騎士団」の入会受付を開始(ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構)

2023年7月12日(水)配信 

ONSENマイレージを集めることでさまざまな特典を受けられる

 ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構(涌井史郎会長)はこのほど、サブスクリプションを活用した会員制度サービス「ONSEN騎士団」の入会受付を開始した。これまで運営してきた会員サイト「ONSEN+」をリニューアル。月額1000円の会費制とし、ONSENマイレージを集めることでさまざまな特典を受けられるようにするなど、内容を一新した。

 ONSENマイレージは毎月200ポイントが付与されるほか、ONSEN・ガストロノミーウォーキングに参加することで貯められる。貯まったマイレージは、オリジナルグッズやイベント参加券、各温泉地の名産品などと交換可能。交換できる商品は、順次拡大していく。

 また、同会員サービスへの入会期間の長さによって、同機構の個人会員組織であるONSEN騎士団のランクも上がる。同協会では今後、各会員ランク向けの特典も提供する考えだ。

前田会長を再任 はとバス共栄会総会開く

2023年7月12日(水)配信

前田会長

 はとバス共栄会(前田伸会長、304会員)は7月11日(火)、東京・浅草ビューホテルで2023年度の総会を開いた。リアルでの開催は、4年ぶり。任期満了に伴う役員改選があり前田会長を再任した。

 前田会長は冒頭、観光業界の人手不足の問題に触れ、「人は一朝一夕にして育たない。(大切なことは)、愛情を込めて人材を育てる、あるいは観光を育む人材として長く働いていただけるようなインフラ、環境整えること」と語り、「高品位の観光サービス、ホスピタリティ、おもてなし、ここを保っていくことが、日本全体の観光でも最も大切なことだ」と自身の考えを述べた。

武市名誉会長

 武市玲子名誉会長(はとバス社長)は、8月14日に同社創業75周年を迎えることに触れ、「高品位のおもてなしで(今後も)『安心と安全』、『お客様の満足と感動』を常に追求しながら、はとバスならではの特別感のある高付加価値商品とサービスを展開し、末永くお客様にご支持いただけるよう全社員一同で取り組み、コロナ禍からの完全復活とその先の成長を確かなものにしていく」と語り、会員へ協力を呼び掛けた。

「益子まるごとクーポン2023」宿泊・日帰り2種類を用意 7月15日(土)から(栃木県・益子町)

2023年7月12日(水) 配信

栃木県・益子町は「益子まるごとクーポン2023」を用意した

 栃木県・益子町は7月15日(土)から、「益子まるごとクーポン2023」の申し込みを受け付ける。宿泊者を対象とした先着800人限定の宿泊割引+町内の参加施設店舗で利用できるクーポン券や、日帰りを対象とした体験・飲食・買い物共通クーポン券3000円分を2000円で販売する。

 宿泊クーポンは1人当たり1セット4000円相当(宿泊割引1000円+体験・飲食・買い物共通クーポン券1000円券×3枚)を、大人料金で宿泊申し込みをした際、先着800人にプレゼントする。上限は1グループ2セットまで。無くなり次第終了する。

 利用期間は、7月15日(土)~24年1月31日(水)まで。

 同町内の参加宿泊施設を予約する際に、クーポン券取得を申し込む。申し込み方法は、「じゃらんネット」と、電話での直接予約で受け付ける。

 日帰り観光向けクーポンは、町外の観光客を対象に全600セットを売り出す。同クーポンは、体験施設34件、飲食49件、買い物61件で利用できる。

 期間は1回目7月15日(土)、2回目10月1日(日)、3回目12月1日(金)~24年1月31日(水)。各期間先着200セット。

 1人当たり1セットまで。購入の際、氏名・住所・電話番号を求める。

 クーポンは益子町観光協会や道の駅ましこ、陶器ギャラリー「陶庫」などで販売している。支払いは現金のみ。