那覇市内周遊バス運行、JTB沖縄と琉球バス交通

2023年7月21日(金) 配信

波の上ビーチ−那覇市内–首里城公園を結ぶ

  JTB沖縄(桂原耕一社長、沖縄県那覇市)と琉球バス交通(小川吾吉社長、同)は7月21日(金)から8月20日(日)までの毎日、首里城公園と那覇市内ホテルなどを結ぶ「那覇市内ぐるっとバス」を運行する。

 レンタカー不足やタクシー運転手の人材不足の問題が依然続くなか、繁忙期の2次交通対策として企画した。

 運行ルートは、波の上ビーチ―那覇市内ホテル―首里城公園。1日7便運行する。那覇市内は主要ホテルを中心に7カ所の停留所を設ける。

 1日乗車券大人500円、子供300円。5歳以下無料。ウェブから購入する。現金での乗車はできない。乗車は観光目的の利用者が対象だ。

7月30日までメロン食べ放題イベント開催中 山形・庄内観光物産館

2023年7月21日(金) 配信

食べ放題イベント開催を記念して「メロン食べ放題セット」を販売開始

 庄交コーポレーション(國井英夫社長、山形県鶴岡市)が運営する土産物専門店「庄内観光物産館」は7月30日(日)まで、庄内砂丘メロン食べ放題イベントを開いている。厳選した完熟の庄内砂丘メロンを45分間思う存分楽しめる。

 食べ放題の1つ目で提供されるのは半分のカットメロンのため、まずは贅沢にメロンを堪能できる。会場では食べ放題を思う存分楽しめるよう、庄内流の食べ方を提案してくれるという。

 料金は大人2300円、子供1500円。時間枠制で座席限定のため予約優先。

 なお、イベント開催を記念して通販で「メロン食べ放題セット」を売り出している。セット内容はメロン4玉と山形パインサイダー、だだちゃ豆ポテトチップ。だだちゃ豆チップを味変アイテムに、甘いとしょっぱいの繰り返しでよりメロンの甘さが引き立つ。半分カットメロンを食べたあとには、パインソーダを注いで「生メロンソーダ」にアレンジを。最後まで庄内砂丘メロンを味わえるとアピールする。

 セットは大手通販サイト内の同ショップで売り出しており、価格は5780円(税込・送料込)。

茶空間体験を再現 佐賀県観光連盟、4年ぶり東京でPR

2023年7月21日(金) 配信

嬉野市の茶空間体験

 佐賀県観光連盟(山口祥義会長)は7月11日、東京都内で旅行会社やマスコミを招き、4年ぶりに観光素材説明会を開いた。商談に加え、嬉野市の茶空間体験などで、県内の魅力を伝えた。

 会場では市町村や宿泊・観光施設が展示ブースを設け、参加者が自由に訪れる形式で情報提供したほか、商談ブース設置やステージPRも行った。また、嬉野ティーツーリズム(嬉野市)体験や、唐津市呼子町で見られるイカの一夜干し器「イカブンブン」のミニチュア展示、日本酒の試飲、竹崎カニ(多良町)の試食で参加者をもてなした。

 県観光課の永田辰浩課長は、「(コロナ禍で)本質的な価値の磨き上げを行い、心を揺さぶるような観光素材に仕上げた」とあいさつ。昨秋から10年ぶりに未調査エリアの発掘が行われている吉野ヶ里遺跡(神埼市・吉野ヶ里町)について、「まだ世紀を揺るがす発見に至っていないが、半分ほど残る『謎のエリア』の調査を待ちたい」と、期待を込めた。

〈観光最前線〉瀬長島に来春ホテル開業

2023年7月21日(金)配信

ルーフトップのインフィニティプール(イメージ図)

 東急ホテルズ&リゾーツ(東京都渋谷区)は、同社ホテルの新ブランド「STORY LINE(ストーリーライン)」の第1号店として来春、沖縄県豊見城市の瀬長島に「STORY LINE瀬長島」を開業する。

 客室はすべてオーシャンビューで全101室の予定。外観はアメリカ・フロリダ州のカラフルな建物が立ち並ぶ「アール・デコ地区」をモチーフに、シンボリックなネオンサインや波のような外壁曲線で特徴的なものとする。

 8階のルーフトップには、インフィニティプールと天然温泉スパを設置する。サンセットや夜景などの景色を楽しめる。

 瀬長島は那覇空港のすぐ近くにあり、海中道路でつながる。約50店舗が集まる商業施設「瀬長島ウミカジテラス」などがある。

【土橋 孝秀】

ツーリズムEXPOジャパン2023 4年ぶりの大阪開催へ 関西で旅の未来発信

2023年7月21日(金)配信

(左から)遠藤克己JNTO理事、髙橋広行JATA会長、最明仁日本観光振興協会理事長

 日本観光振興協会、日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)は10月26―29日の4日間、大阪府大阪市の国際展示場インテックス大阪で、「ツーリズムEXPOジャパン2023大阪・関西」を開く。

 展示商談会やフォーラム&セミナー、交流事業、顕彰事業の4つを軸とした旅の総合イベントで、大阪開催は4年ぶり。

 今回のテーマは「未来に出会える旅の祭典」。前半2日間が業界日、後半2日間が一般日となる。来場者数目標は15万人。業界日は事前登録により参加無料。一般日は前売800円、当日1300円。前回まで高校生以下は無料だったが、今回から学生・専門学校生まで無料の対象を拡大する。

 展示商談会は国内外の企業・団体がブース出展する。今回目標の1245小間は、既に申込済みだという。会場にはクルーズやアカデミー、スポーツツーリズム、アドベンチャーツーリズムなど「特集企画展」を設ける。国内と訪日、海外旅行商品造成・企画担当者と出展者による商談をアポイント制で行い、件数は8千以上を予定する。

 フォーラム&セミナーでは、初日に2025年日本国際博覧会の石川勝会場運営プロデューサーによる基調講演と、各国観光大臣(10―15カ国)らが集う第6回TEJ観光大臣会合などを行う。

 また、JNTO主催のインバウンド専門の商談会「VISIT JAPAN トラベル&MICEマート」も10月26―28日の3日間、同会場で開催する。海外から旅行会社280人が参加し、6千件以上の商談を実施する。

 3団体は7月6日、同市内で概要発表会を開き、JATAの髙橋広行会長は「本格的な国際交流の再開となる今年、国内外に向けて日本のツーリズムの復活をアピールする場とし、そして閉塞感に悩んでいたお客様に新しいツーリズムを提示していきたい。世界中から注目を集める2025年の大阪・関西万博につなぐイベントだ」と話した。

よみうりランドプールWAI、9月10日(日)まで営業 新エリアや夜間営業も

2023年7月20日(木) 配信

2300㍑の水が一気に降り注ぐ「わいわいジャングル」

 よみうりランド(東京都稲城市)は、2023年7月1日(土)~9月10日(日)までの期間、「プールWAI(ワイ)」を営業している。今シーズンは新エリア「わいわいジャングル」が楽しめる。

 

 「わいわいジャングル」は13㍍の高さにある東日本最大級の巨大なバケツから、およそ4分半ごとに2300㍑もの大量の水が降り注ぐアスレチック施設。全長52㍍あるパープルスライダーをはじめ、5つのウォータースライダーが楽しめるほか、レバーでひっくり返せる小型のバケツや水鉄砲、噴水などで遊ぶことができる。

 

 このほかにも、子供に大人気の「それいけ! アンパンマンプール」や、「流れるプール」など5つのプール、高さ24・5㍍、全長386㍍の「ジャイアントスカイリバー」などバラエティー豊かな8つのスライダーがそろい、子供連れの家族、若いカップルなどから人気だ。また、7月15日(土)以降の特定日(37日間)は、午後5時30~8時30分まで、リゾート気分でプールが楽しめる「ナイトプール」も営業している。

【旅行ライター&エディター 三堀 裕雄】

 

JR西「WEST EXPRESS 銀河」、9月から紀南コースで運行

2023年7月20日(木) 配信

WEST EXPRESS 銀河

 西日本旅客鉄道(大阪府大阪市、JR西日本)は9月1日(金)から2024年3月3日(日)まで、夜行特急列車「WEST EXPRESS 銀河」を、京都・大阪と和歌山南部を結ぶ「紀南コース」で運行する。

 同コースでの運行は21年7~12月、22年10月~23年3月に続く3回目。期間中、月・水・金・日曜日を中心に、計36本運行する。

 京都駅(京都府京都市)と新宮駅(和歌山県新宮市)を結ぶ。過去2回は大阪駅(大阪府大阪市)に停車しなかったが、今回は3月18日(土)に大阪駅地下に開業したうめきたエリアに停車する。

 各停車駅ではオプションサービスやおもてなしを展開する。新たな取り組みとして、串本駅(同県串本町)で、大小40余りの岩柱が立つ景勝地「橋杭岩」観賞の臨時バスを運行する。

 新宮発京都行の「昼行」便では、新宮駅―串本駅間で、4号車フリースペースを使い「銀河熊野マルシェ」を実施する。銀河とコラボした地元ならではの食、地酒などを販売する。

熊本市とMIXI連携協定結ぶ、熊本城の観光客誘致でタッグ

2023年7月20日(木) 配信

左から熊本市イメージキャラクター「ひごまる」、大西一史市長、木村弘毅社長、「城郭合体オシロボッツ」オシロボット熊本城

 熊本県熊本市(大西一史市長)とデジタルエンターテインメント事業などを行うMIXI(木村弘毅社長、東京都渋谷区)は7月18日(火)、熊本城を活用した観光客誘致や地域活性を目的に、連携協定を締結した。

 熊本地震で甚大な被害を受けた熊本城の復旧に取り組む熊本市と、昨年12月に全国の城をモチーフとした「城郭合体オシロボッツ」のショートムービーを公開し、城を切り口にした地域活性に力を入れるMIXIがタッグを組み、熊本城の魅力発信をはかる。

 連携事項として、①熊本城の認知度向上②熊本城を活用した観光誘致・PR促進③熊本城に関する情報共有・情報発信④熊本城の保存・修復に関する事業の支援――などを掲げた。

 連携事業第1弾として8月4日(金)から9月3日(日)まで、熊本城内でARを活用し、イベント限定のトレーディングカードをプレゼントする「オシロボッツ×熊本城:巨大ARオシロボットを起動せよ!」を開催する。

 18日、熊本市役所で行われた調印式で大西市長は「オシロボッツをはじめとしたオリジナルコンテンツを通じて、熊本城の魅力を広く発信することで多くの方のご来場のきっかけになる」と期待感を示した。

 オンライン参加したMIXIの木村社長は「面白いコンテンツを生み出すだけでなく、それをきっかけとしたコミュニケーションの活性化を目指している。熊本城が盛り上がるきっかけになるよう尽力していく」と話した。

大邱・達城郡ファムツアーで韓国第3の都市訪問 歴史や自然、世界遺産などで人気

2023年7月20日(木) 配信

日本から旅行会社らを招く

 韓国大邱広域市達城(タルソン)郡・寿地区主催のファムツアーが6月28―30日、日本の旅行会社とマスコミ関係者を招いて行われた。

 大邱にある達城郡は韓国東南部に位置しており、韓国第3の都市として歴史、グルメ、医療観光などから年々人気を博している地区。

 自然と文化が残った観光名所として知られており、ユネスコ世界遺産である「道東書院」や、山全体がツツジで染まる琵瑟山(ピスルサン)、韓国で唯一、日韓友好のために作られた「韓日友好館」などを視察した。

 また、毎年4月には琵瑟山ツツジ文化祭が行われ全国各地から35万人以上が集まる。10月には「沙門津100台ピアノコンサート」が2012年から開催されるなど、大型イベントも行われる。

 成田空港からティーウェイ航空が就航しており、24年の「達城郡訪問の年」を通じて、国内外から多くの観光客が訪れる予定。周辺には釜山、慶州とともに韓国の観光地として注目を集めている。また、大邱の中でも中心部に位置する寿地区は、歴史観光と共に、魅力的な観光地や、特産品、料理、アクティビティを体験できる。

琵瑟山 

 341㌶の自然休養林、自然景観が美しいことで有名。春にはツツジが咲き誇り、冬には氷の洞窟や氷の塔が見どころ。時代劇ドラマのロケ地。
 大見寺 9世紀新羅憲徳王の時代建立。琵瑟山の頂上にあり、標高1千㍍以上にある寺院として有名。

南平文氏本里世居地

 1840年前後、南平文氏18代一族が居住する村を造成。1万坪という広大な集落に、9つの家屋と修学場所であった広居堂、一族が集う寿峯精舎などがある。現在も文氏の子孫が暮らしている。

ソンへ公園 

 達城郡の名誉郡民ソヘン氏の名を記した公園。玉淵池一帯は春になると桜が満開。ソヘン記念館や、散策路、展望憩い場、百歳橋と百歳亭と名付けられた水中橋と亭子などが設置。国内有数の水辺公園として親しまれている。
 沙門鎮酒幕村 花園東山一帯に位置し、物流の中心的な場所。移動式の伝統酒幕やコーヒーショップ、亭子、ピアノ広場などが造成されている。1900年3月に韓国で初めてピアノが運ばれた場所として有名。

馬飛亭壁画村 

 国内最高齢のウルシや竹のトンネル道など自然のなかで、昔の壁画を鑑賞することができる。農村体験展示場では、事前予約制で伝統料理体験や現場体験などのプログラムが用意されている。

馬飛亭壁画村

道東書院(ユネスコ世界文化遺産) 

 朝鮮五賢として文廟に従事した朝鮮時代初期の著名儒学者・寒喧堂(ハンフォンダン)と金宏弼(キムクェピル)を祀った書院で、韓国五大書院。樹齢400年のイチョウと書院の横を流れる洛東江の風景は、一幅の東洋画を連想させる。

達城韓日友好館 

 金忠善将軍(日本名・沙也加1571―1642)の博愛思想を称え、韓日友好のために造られた。2012年5月開館。館内の展示館はじめ、2D映像館、茶道室、遺物展示、和歌山県資料室、伝統弓体験室など、さまざまな施設が無料で利用できる。

ホテル三日月が木更津市ら4者間で協定 オーガニックシティ確立を

2023年7月20日(木) 配信

右から2人目が小髙芳宗社長

 ホテル三日月(小髙芳宗社長、千葉県木更津市)は7月13日(木)、木更津市(渡辺芳邦市長)と国連の友 Asia-Pacific(金森孝裕代表理事 )、世界連邦ユースフォーラム(谷本真邦会長)の4者間で、オーガニックなまちづくりとSDGsの推進に向けた連携協定を結んだ。同社は環境配慮型ホテルに向け、今後は同協定のもとで協力、連携体制を構築して「オーガニックシティ」の確立とさらなるSDGs推進に取り組んでいく。

 木更津市は地方創生をさらに進化、加速させるため市民や企業の力を結集する旗印として「オーガニック」を掲げ、地域一体となった持続可能なまちづくりを推進している。今年の5月にはこうした取り組みが評価され、内閣総理大臣から「SDGs未来都市」の選定を受けたところ。

 協定内容は①市民、市内企業などへのオーガニックなまちづくり及びSDGsの普及推進に関すること②SDGsに係る教育及び学習機会の提供に関すること③世界に向けたSDGsの取り組み情報発信に関すること④前各号に掲げるもののほか、SDGsの推進に関すること――の4点。