鶴雅グループ 洞爺湖に「洸の謌」開業 北国のライフスタイルテーマ

2023年5月25日(木)配信

水のラウンジ

 鶴雅ホールディングス(大西雅之社長、北海道釧路市)は4月28日、同グループ14施設目となる「洞爺湖 鶴雅リゾート洸の謌(ひかりのうた)」を、北海道・壮瞥(そうべつ)温泉に開業した。「北国ならではのライフスタイル」をテーマに、アドベンチャーツーリズムの拠点として、多彩な体験メニューを提供する。

 敷地面積は約5万6千平方㍍、延べ床面積は約9千平方㍍で、北海道電力の旧保養所を取得・改装した西館(3階建て)と、新築した東館(4階建て)からなる。

 全48室で、ほぼすべての部屋から洞爺湖が一望できる。33室に温泉露天風呂を備えるほか、愛犬と宿泊できる部屋も7室ある。アスレチック調の遊び空間があるファミリールームや、壁にアイヌ文様を施し、洞爺湖をかたどったカーペットを敷いた客室、北海道に関連する書籍を集めた部屋など、コンセプトルームも多彩だ。

多彩なコンセプトルーム

 「地域を料理に表現する」をコンセプトとしたレストランでは、フレンチコースや和食会席、鉄板焼が楽しめる。大浴場には露天風呂やオートロウリュ式のサウナもある。館内の鶴雅アドベンチャーベース「SIRI(シリ)」では、洞爺湖の多彩なアクティビティメニューをはじめ、美しい草木と樹木が広がる庭園を楽しむプログラムも提供する。このほか、洞爺湖をイメージした水のラウンジや、火山を題材とした火のラウンジ、洞爺湖や羊蹄山を一望するフォトジェニクな丘「洞爺テラス」なども。

 自然環境への配慮を最重要課題に掲げる同館は、快適な空間を保ちながら省エネに取り組むことで、建物で必要なエネルギーを50%以上削減する「ZEB Ready(ゼブレディ)」を達成している。

 竣工レセプションも

レセプションであいさつする大西社長

 4月25日には、来賓や取引先約80人を招いて、竣工披露レセプションも開催した。あいさつに立った鶴雅ホールディングスの大西雅之社長は「(同館を)地の力を感じる施設」と紹介した。

シニアジョブとオキュラボ、シニアワーカー幸福セミナー開く 企業が追求する意義提言

2023年5月24日(水)配信

セミナーのようす。(右上から)森島肇氏と安彦守人氏

 高齢者に特化した人材派遣業を展開するシニアジョブ(中島康恵社長、東京都新宿区)と、働く人の心身をサポートするオキュラボ(森島肇CEO、東京都台東区)は5月17日(水)、オンラインセミナー「シニアワーカーと人生100年時代のウェルビーイング(幸福)とは」を開いた。高齢化が進んでいることを受け、企業が職場でシニア人材の幸福を追求する意義を提言した。

 シニアジョブ広報部部長の安彦守人氏は、2016年における男性の日常生活に制限のない平均期間を示す健康余命が、01年比で2.74年増の72.14歳。女性が同1.84年増の74.79歳だったことに触れた。そのうえで、「職場で活躍できる期間は伸びている。少子化で労働力が減少するなか、高齢者の採用を軽く考えることは得策でない」と話した。

 森島氏は「シニアの世代でも幸せに働けることを示すことは、若い世代にとって職場の魅力や自身のキャリア設計での参考となる」と話した。

 体力や能力には個人差があることから、「やる気のある人と落ち着きたい人がいるので、両者が互いに否定しない労働環境を整えることが求められる」と述べた。すべての高齢者が幸福を感じられる具体的な就業環境については、仕事内容を年齢を理由に差別しないことや体調不良の際に十分なケアを行うことなどを挙げた。

 また、より幸福を追求する際は、精神や身体、作業、生活背景などさまざまな要素によって変わるため、「多角的に診ることができる作業療法士を活用してほしい」と話した。

名古屋でトルコ共和国建国100周年記念写真展 6月6日から

2023年5月24日(水) 配信

Marmaris マルマリス ©Erdal TÜRKOĞLU(エルダル・テュルクオール)

 トルコ共和国大使館とトルコ共和国文化観光省、トルコ写真芸術連盟は在名古屋トルコ共和国総領事館の協力で、6月6日(火)~6月18日(日)まで、愛知県・名古屋セントラルパーク地下街内セントラルギャラリーで、トルコ共和国建国100周年記念写真展「100 DISCOVERIES あなたの知らない魅惑のトルコ」を開く。壮大な自然と豊かな文化を持つトルコの魅力を日本で紹介するのが目的。

 昨年、国内外に住むトルコ国民を対象に実施した写真コンテストで応募のあった2076点から選ばれた入賞作品100点を展示する。トルコ国民の目線で切り取った作品のなかには、今年2月の地震の被災地で被害を逃れた遺跡の写真なども含まれている。

 同写真展は今年4月の東京展を皮切りに、札幌、今回の名古屋、大阪、広島の全国5都市で巡回展示を予定する。

「佐渡島の金山」世界遺産登録応援CP 佐渡島をお得に旅する

2023年5月24日(水) 配信

佐渡島金山を応援するキャンペーンを実施

 新潟県佐渡市、佐渡汽船、NEXCO東日本新潟支社は6月1日(木)から、世界遺産登録を目指す「佐渡島の金山」を応援するキャンペーンを始める。高速道路が定額で乗り降り自由で利用できる「佐渡島ゴールデンパス」や、カーフェリーなどの乗船代と宿泊代がセットになった「佐渡島ゴールデンプラン」を売り出す。

 「佐渡島の金山」は、西三川砂金山や鶴子銀山、相川金銀山などから成り、17世紀には量・質ともに世界最大級で最高品質を誇った。現在でも、鉱山集落や、奉行所跡などの遺構が良好な状態で保たれている。

 同CPでは普通車や軽自動車のETC車を対象に、首都圏から新潟港・直江津港までの高速道路が定額で乗り降り自由で利用できる割引を用意した。このドラ割「佐渡島ゴールデンパス」は、普通車が1万円、軽自動車などが8000円。6月1日(木)~10月31日(火)の期間で、連続する最大4日間利用できる。なお、お盆期間である8月10(木)~16日(水)は除く。8月9日(水)・10月31日(火)のみの日帰り利用はできない。

 また、利用には次の佐渡浪漫紀行「佐渡島ゴールデンプラン」に申し込みが必要となる。

 佐渡浪漫紀行「佐渡島ゴールデンプラン」は佐渡島までの船舶往復と宿泊料をセットにした。ゴールデンパスと同期間で、新潟―両津航路・直江津―小木航路で利用できる。料金はカーフェリー2等+宿泊代で1万7000円~3万800円。車両航送を含めると、2万5900円~3万9700円。どちらも2人利用時。1等指定席などへのランクアップも可能。

 利用特典には、佐渡島内の観光施設や周遊エリア内のSA・PAなどでの優待特典や、E―NEXCOポイント・ETCマイレージサービスポイント追加付与などを用意した。

東京トレーラーハウスショー2023、5月25日から東京ビッグサイトで

2023年5月24日(水) 配信

東京トレーラーハウスショー2023は、5月25~27日の3日間で開催する

 初開催となるトレーラーハウスの展示会「東京トレーラーハウスショー2023」が5月25日(木)~27日(土)の3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれる。開催テーマは、「トレーラーハウスを文化に、そして、未来の新たな産業に」。数多くの見本市を手掛けるイノベント(東京都港区)が、東京トレーラーハウスショー実行委員会として主催した。

 展示会には、計43台のトレーラーハウスが一堂に集まり、用途ごとに「事務所」「店舗」「レンタル」「公共施設」「災害支援」「グランピング&レジャー」「シャーシ」「未来型」の8つのゾーンに分けて展示される。このほか会場では、トレーラーハウスの用途や効果的な活用方法がわかるセミナーも実施する。

 さらに、サステナブルな「DESIGN+ART」で新たな文化を創るチャレンジイベント「トレーラーハウス アワード2023」を、東京デザイナー学院の協力のもと開催する。未来型カプセルホテルの模型デザインの展示や、来場者からの投票で賞を決定する参加型のイベント、リユースのトレーラーハウスを活用した「サステナブルなアート」の公開ライブなど、学生ならではの作品が展示される。

 また、同アワードの「デザイン部門」「アート部門」それぞれの表彰式を、会期最終日27日(土)午後1:00から会場内のセミナー会場で実施する。

 なお、展示会への来場希望者は、公式サイトからの事前登録を推奨。

「ONSEN・ガストロノミーツーリズムコラム」 進化続ける酒蔵イベント(岐阜県・飛騨高山温泉)

2023年5月24日(水) 配信

試飲のようす

 岐阜県は、山の国、水の国と言われ、飛騨地方には標高3千㍍級の山々がそびえ立ちます。そこで清流が育まれ、豊かな水の恩恵を人々に与え続けています。

 飛騨高山は、寒冷な気候を利用した酒造りも盛んで、現在は市内・重伝建地区に7つの酒蔵があります。高山の酒は、食事を楽しみながら飲むタイプのお酒が多く、味の濃い地元の食にとても合います。

 閑散期の企画として1975年の冬から始めた「酒蔵めぐり」は、1週間交代で1つの酒蔵を、見学できる企画でした。開催が酒造り最盛期にあたることや、神聖な酒蔵に外部の人を入れるという前例がないなか、蔵元や観光関係者が理解・協力し、実現しました。

 回を重ね、多くの人が訪れる催しになる一方、「1日に1軒しか廻れないの」という声もいただきました。これを受け2020年、試飲をしながら酒蔵を自由に巡るイベント「飛騨高山・酒蔵のん兵衛まつり」へとリニューアルしました。

 新しくなった催しは、直後からの感染症拡大で、期間の短縮や会期を夏に変更するなど、難しい舵取りを強いられました。ただ、新しい発見もありました。初夏の開催も好評で、4回目となる今年も6月9日から実施します。ぜひ、飛騨高山の地酒の呑み比べをお楽しみください。

 飛騨高山の宿泊施設には、温泉のある宿泊施設もあります。ゆっくり町並散策をしながら、自然豊かなこの町を知っていただきたいです。

 

【飛騨・高山観光コンベンション協会 宇井瑞花】

 

雪資源を守りながら観光など産業の発展を 冬季産業再生機構×ビズリーチが人材募集

2023年5月24日(水) 配信

冬季産業再生機構代表理事・皆川賢太郎氏(左)とビズリーチ・酒井哲也社長

 冬季産業再生機構(皆川賢太郎代表理事)は5月23日(火)、転職サイト運営事業などを担うビズリーチ(酒井哲也社長、東京都渋谷区)と連携協定を結び、同日から産業経営人材の公募を始めた。雪資源を守り、観光など産業の成長につなげる「冬季産業SDGsプロデューサー」をビズリーチサイト上で6月19日(月)まで募集する。

 同日、東京都内で開いた会見で、皆川氏は日本におけるウインタースポーツ人口は1988年をピークに2021年は6分の1以下まで激減しており、各地のスキー場数もピーク時の3分の2と減少の一途をたどっている現状を紹介。一方、世界的にみると雪のレジャーができる地域は限られており、日本の雪は海外からも、ジャパンとパウダースノーを掛けて「ジャパウ」と呼ばれるほど注目度が高い。皆川氏は「雪は資源。我われは冬の産業にとって指標になる数字などを情報共有し、どう活性化するか議論していきたい」と機構の活動について語った。

 冬季産業の活性化においては、インバウンド需要などを取り込む「観光」の視点と雪資源を守り、変化する環境問題に対応するための「環境」の横断的視点が必要になる。こうしたことから、今回募集する新たな人材とともに、持続可能な「スノーサスティナビリティプロジェクト」を推進していきたい考え。まずは新潟県・苗場スキー場を対象にモデルケースを作り、全国のスキー場に共有していく。

観光庁・大塚久司氏

 会見には観光庁観光地域振興課広域連携室長、観光地域づくり法人支援室長の大塚久司氏が参加。大塚氏によると、4月の訪日外客数はコロナ前の19年同月比66・6%まで回復した。中国はまだ渡航に制限があるが、中国を除くと83・7%となり、「概ね戻ってきた」と評した。

 訪日客が回復するなか、「雪資源」の活用も重要な観点だ。中国政府が掲げる冬季スポーツ発展計画では25年までに競技人口5000万人、30年までにウインタースポーツ人口3億人の目標が掲げられているなど市場規模は大きい。東南アジアなど雪を見たことがない地域の人々にとっては、雪に触れるだけでも魅力的な体験になる。観光庁では、「国際競争力の高いスノーリゾート形成促進事業」に取り組んでいる。大塚氏は「スキー場のインフラ整備やグリーンシーズンを含めたコンテンツ支援、長期的な営業のための通年雇用などしっかり支えていきたい。一緒に盛り上げていく」と力を込めた。

国立研究開発法人・中村一樹氏

 環境の視点から、日本の雪資源と課題について、国立研究開発法人防災科学技術研究所雪氷防災研究センター・センター長の中村一樹氏が専門家として登壇。日本は非常に珍しい季節風型の多雪地帯で、都市からアクセス可能な地域でたくさんの質の良い雪が楽しめるなど、資源としての価値が高いことを紹介した。

 一方、温暖化が進むと雪質の変化や積雪の減少、また集中豪雪などの影響があり、将来的にスキー場の営業期間が短縮、あるいはできなくなる可能性もあることを指摘。今後は雪の変化と向き合い、スキー場の新たな管理と運営方法など適応策を検討することや、環境教育・防災教育などで気候変動緩和へのアプローチも必要だとした。

 なお、今回の人材は副業兼業限定の募集。雇用形態は委託となり、期限は1年間。詳細についてはビズリーチのサイト上から確認できる。

東武トップツアーズ、ドローンの国家資格 講習サービスの提供始める

2023年5月24日(水) 配信

講習イメージ

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は6月から、ドローン操縦の国家資格取得を目的とした講習サービスの提供を始める。埼玉県久喜市の登録講習機関「日本無人航空機免許センター(JULC)埼玉教習所」で、国家資格取得に向けた講習・修了審査を実施する。

 同社は、今後活用分野の拡大が見込まれるドローンを利用した新たなソリューションの提供を目指し、2022年7月にドローン操縦の民間資格認定スクール「東武ドローンスクール」を開校。同年12月、国家資格「無人航空機操縦者技能証明制度」の開始を受け、登録講習機関であるJULCのサービス提供会社として行うこととなった。

 ドローンスクールの運営で得た経験とノウハウを通じて、ドローンによる新たなサービスと価値を提供する。従前行なっていた取り組みからの転換、既存業務の高度化・効率化などを推進することで、地域の活性化や社会課題の解決をはかる。

 なお、JULC埼玉教習所での学科講習・実地講習・修了審査を終えると、指定試験機関での実地試験が免除され、学科試験と身体検査の受験のみで技能証明取得の申請が可能となる。

嬬恋高原キャベツマラソン 7月2日、15回目の開催へ

2023年5月24日(水)配信

4年ぶりに大会開催

 群馬県・嬬恋村で7月2日に「嬬恋高原キャベツマラソン」が4年ぶりに開催される。今回で15回目。主催は同実行委員会と嬬恋村で、JA嬬恋村、嬬恋村観光協会、嬬恋村商工会、嬬恋村スポーツ協会が共催する。メインスポンサーはJA嬬恋村で、マルコメやミズノなどが特別協賛している。

 嬬恋高原のキャベツ畑と雄大な自然の中を走るキャベツマラソンは、標高の高さとアップダウンが過酷なコースは自称「日本一ハードなロードレース」。生産量日本一の秋夏キャベツと観光資源を生かした村のPRと活性化を目指している。「全国ランニング大会100選」で過去7回選出されている。

 開催日当日は雨天でも決行とする。会場は東海大学嬬恋高原研修センターの多目的グラウンド。コースはバラギ高原パノラマライン北ルート高原コースで、距離はハーフと10㌔、5・4㌔、2㌔。参加費はハーフで4500円。参加資格はアマチュア競技者の健康な人で、ハーフの部は3時間以内で完走できる人、ハーフの部以外はハーフの部終了までに完走できる人を条件としている。親子ペアは家族2人1組で子供は小学生以下が条件。夫婦ペアは村内の対象宿泊施設での前泊が条件(嬬恋村民は除く)。高校生以下は保護者の同意が必要となる。定員は総エントリー数3千件(入金先着順)。エントリーは5月12日に締め切った。

 大会当日は、参加賞として嬬恋高原キャベツ1個とオリジナル風呂敷がプレゼントされる。また、村内の宿泊施設に泊まる人には宿泊特典として、参加料500円をキャッシュバックする。

 問い合わせ=嬬恋村観光商工課 ☎0279(82)1293。

ふるさと納税の返礼品に体験型旅行 魅力感じる人が58%に(トラストバンク調べ)

2023年5月23日(火) 配信

トラストバンクはこのほど、体験型旅行とふるさと納税に関する調査を行った

 トラストバンク(川村憲一社長、東京都渋谷区)はこのほど、体験型旅行とふるさと納税に関する調査の結果を発表した。これによると、体験型の旅行が魅力的だと回答したのが58%で、このなかでも食・モノづくり・歴史体験が人気を集めた。

 調査は4月20(木)~25日(火)、全国の20歳以降の男女1010人にアンケートを実施した。

 この調査では、体験型・広域ツーリズムの需要について調べ、近年注目を浴びている各自治体での特別な体験ができるチケット・宿泊体験といった「体験型お礼の品」について、認知・浸透度を確かめた。

 この結果、2都市以上を移動しながら楽しむ「広域ツーリズム」には、59・0%が「関心がある」と回答した。

 ふるさと納税の寄付後にもらえるお礼の品について、体験型に対する認知度は57%だった。

 ふるさと納税経験者に絞って認知度を尋ねると82・6%にまで上った。