読売旅行、初日の出と富士山 新春フライトツアー発売

2023年11月15日(水) 配信

スプリング・ジャパンのチャーター便を利用する

 読売旅行(貞広貴志社長)はこのほど、スプリング・ジャパンのチャーター便を利用した成田空港発着の「2024年新春NEW YEAR初日の出フライトツアー」を売り出した。24年1月1日(月・祝日)に特別なコラボレーションフライトによる、上空からの初日の出と富士山を体験できるプレミアムな空の旅を実施する。

 成田空港から早朝5時30分ごろに出発し、銚子上空で観覧ポイント周回の間、初日の出を観賞。その後は冠雪の絶景を求めて富士山付近、焼津、伊豆半島、伊豆七島、三宅島の上空を通過して成田空港へ戻る約2時間のフライトを予定する。

 搭乗者には「搭乗証明証・飛行ルートカード」に加え、初日の出フライト限定の「スプリング・ジャパン+読売旅行」オリジナルグッズや、新春おせち風弁当の朝食を提供する。オリジナルグッズには、トートバッグ、真空ステンレススープポット、亀屋万年堂・紅白饅頭、24年読売旅行カレンダーが入る。

 旅行代金は1人2万5000円~6万5000円。

御堂筋沿いに新ホテル 26年度冬開業へ(西鉄グループ)

2023年11月15日(水) 配信

ホテルのイメージ図

 西日本鉄道グループ(福岡県福岡市)は、大阪府大阪市関西エリア2店舗る「SOLARIAブランドホテル「ソラリア西鉄ホテル大阪本町(仮称)」2026年度開業

 大成建設(東京都新宿区)開発る「本町四丁目プロジェクト(仮称)」中層ホテル部分賃借る。

 大阪市内南北メイン道路御堂筋立地で、大阪メトロ本町駅」直結る。13209客室ダブル・ツインか、トリプルミニキッチン・洗濯乾燥機客室ニーズ対応る。

 2宿泊朝食会場レストラン3フロントロビラウンジ、ジム

「地域の暮らしと観光まちづくり」テーマに 國學院大學 観光まちづくりフォーラム開く

2023年11月14日(火) 配信

各地域の取り組みを持続可能なものとするために必要なことを語り合った

 國學院大學(針本正行学長)は11月8日(水)、第4回観光まちづくりフォーラムを開いた。テーマは、「地域の暮らしと観光まちづくり」。冒頭、観光まちづくり学部観光まちづくり学科学部長の西村幸夫教授は学部開講からの1年半の講義のようすなどを紹介。そのうえで、「我われは、『地域を見つめ、地域を動かす』ということをモットーとしている。地域を見つめるには文系的な知が、それを具体的な行動に結びつけるには、理系の知恵が必要。両者を合わせ、地域の未来をカタチにする学部をつくる」と力を込めた。

 フォーラムでは、フットバス研究所(熊本県・美里町)井澤るり子代表、ツールドラック(滋賀県大津市)の川口洋美代表、千年鮭きっかわ(新潟県村上市)の吉川真嗣社長がそれぞれの地域での取り組みを説明した。

 その後3氏はアメリカ・ジョージタウン大学教授で國學院大學特別招聘教授のジョルダン・サンド氏をコメンテーターにパネルディスカッションを実施。コーディネーターは、西村学部長が務めた。パネルディスカッションでは、各地域の取り組みを持続可能なものとするために必要なこと、今後の展開などについて、それぞれの考えを語った。

真っ赤な世界が咲き誇る特別な夜を演出 八芳園で紅葉のライトアップイベント

2023年11月14日(水) 配信

昨年の庭園の風景

 八芳園で12月10日(日)まで、秋イベント「TOKYO RED GARDEN AUTUMN FESTIVAL 2023」が開催されている。

 約170本のもみじをはじめとする庭園の木々を赤一色に染め上げる紅葉のライトアップ。秋の訪れを告げる真っ赤な世界が咲き誇る特別な夜を演出している。

GARDEN BAR(昨年のようす)

 12月1⽇(⾦)、2⽇(⼟)、8⽇(⾦)、9⽇(⼟)、10⽇(⽇)には、グラスの中でも紅葉を楽しめる趣向を凝らした大人のバー「GARDEN BAR」も庭園内に設置。ここでしか味わうことのできない見た目も華やかな “赤い”オリジナルカクテルをはじめとするドリンクを、ライトアップとともに楽しめるようになる。

 またレストラン「Thrush Café」では、同イベント期間中の金・土・日・祝日限定で「RED GARDENアペリティフナイト」を開催している。⻑野県「信州ゆめクジラ農園」から届く秋の味覚6品の前菜や、メイン料理「リンゴのキャラメリゼと鴨のロースト」が味わえる企画。

 同レストランでは、真っ赤なベリーを使用したスイーツや、赤い農園野菜を味わうセイボリーなどで庭園の鮮やかな”赤”表現する「RED GARDEN アフタヌーンティー」が楽しめる企画も展開。紅茶やハーブティーなど10種類以上のドリンクとともに、秋が深まるごとに鮮やかさを増す庭園を眺めながらティータイムを過ごすことができる。

近江トラベル、彦根城ミニクルーズ運航 ガイド案内で琵琶湖の無人島も眺める

2023年11月14日(水) 配信

ミニクルーズをする赤備え船直政

 近江鉄道グループの旅行会社近江トラベル(伊藤孝樹社長、滋賀県彦根市)はこのほど、琵琶湖で運営するオーミマリンにおいて「彦根城を眺めるミニクルーズ」の運航を始めた。

 同クルーズは彦根港を出発後、湖上から世界遺産登録を目指している彦根城や、湖の無人島多景島などを眺めることができる。ボランティアガイドによる案内も行う。乗船時間は40分ほど。利用客には彦根市キャラクター「ひこにゃん」のステッカーをプレゼントする。

 運行日は毎週土・日曜日、祝日。出発時間は午後1時。料金は大人1人1200円、子供は600円。同社のホームページでは、事前予約を受け付ける。より多くの人に乗船してもらおうと、彦根駅から彦根港を往復で結ぶ無料シャトルバスも運行している。

WeChat内「旅日」で乗車券が購入可能に 東京メトロ・都営交通・京成電鉄が中国アプリと連携

2023年11月14日(火) 配信 

左から孔成龍氏、松本直範氏、CeCe Wang氏(Tencent Japan)、川上幸一氏(東京メトロ)、神永貴志氏(東京都交通局)

 東京地下鉄(東京メトロ、山村明義社長、東京都台東区)と東京都交通局(久我英男局長、東京新宿区)はこのほど、訪日中国人旅行者向けに、アプリ経由で東京メトロ・都営地下鉄・京成スカイライナーなどで使える乗車券「Tokyo Subway Ticket」が購入できるサービスを始めた。

 中国国内で広く利用され約13億人のユーザーを持つメッセンジャーアプリ「WeChat」の、ミニプログラム「旅日」内で売り出し、中国からの訪日旅行者の利便性向上を目指す。

 これに伴い、WeChat、リンクティビティ、京成電鉄、東京メトロの4者は11月14日(火)、共同で会見を開いた。

 訪日旅行客向けの旅行事業DX推進のソリューションを提供するリンクティビティから孔成龍代表が登壇し、「普段使い慣れているサービスからシームレスにチケットを購入することで、満足度を向上させ、訪日リピーターを生み出す。慣れない券売機の操作による混雑の緩和にもつながる。今後は地方路線や全国の観光地においても、サービスを展開したい」と話した。

 京成電鉄鉄道本部計画管理部長の松本直範氏は、「今回の連携により、WeChat利用者であれば、簡単な入力で乗車券の購入・決済・発券まで、3ステップで可能となる。中国からのスカイライナー利用者が増加することを期待している」と強調した。

 同乗車券は、使用開始から24時間(800円)、48時間(1200円)、72時間(1500円)限定で、東京メトロや都営地下鉄全線が乗り降り自由となる。

 購入方法は、駅のポスターからQRコードを読み取ってミニプログラム「旅日」へアクセスするか、WeChatアプリからミニプログラム「旅日」を検索してアクセスする。

 「旅日」内で乗車券を購入し、WeChat Payで決済を完了させると、QRコードが送付される。これを、東京メトロ・都営地下鉄の主要104駅に設置されている旅行者向け券売機のQRコードリーダーにかざすことで、「Tokyo Subway Ticket」が発券される。

駅のポスターからQRを読み取り、乗車券を購入できる

日本バス協会、危機突破の総決起大会 逢沢バス議連会長「来年度から実勢コストに」

2023年11月14日(火)配信

バス事業が瀬戸際の状況と訴える日本バス協会の清水一郎会長

 日本バス協会(清水一郎会長)は11月8日(水)、東京・永田町の自由民主党本部で「バス危機突破総決起大会」を開き、バス事業が持続的なサービス提供を行うため、政府に抜本的な支援強化を求める決議を行った。昨年に続く、バス業界単独での決起大会。自民党バス議員連盟の逢沢一郎会長は、最大の課題である補助金算出の制度について「来年度から実勢コストで対応する」見通しが立ったと明らかにした。

 同協会と自民党バス議員連盟が共同で決議した政府への要望は、①「地域ブロック平均単価」を「実勢コスト」に②人手不足対策、外国人運転者制度の実現③EV(電気自動車)バス補助金の大幅増額④キャッシュレス化の加速――の4点。バス事業がコロナ禍での人流抑制に加え、燃料高、人手不足にも直面し、危機的状況にあるほか、全国各地で減便や路線廃止が顕在化して、まさに瀬戸際の状況と訴えた。

 主催者代表の清水会長は、人手不足の解決に向けて「賃金を上げて雇用環境を改善していくしかない。そのためには運賃を上げて、運賃収入を増やしていくしか賃上げの原資がない。皆さんからの支援をお願いしたい」と強く呼び掛けた。

 続けて、今年最大の課題は「地域ブロック平均単価から実勢コストに」と強調。バス路線を維持していくために「実際のコストで支援していただかないと路線は維持できない。実勢コストでの支援が来年度の制度改正の目玉なので、支援をお願いする」と求めた。

 EVバスに関しては、「2030年に1万台を掲げており、いま国のEVバスの補助金は100億円。これを大幅に増やしていただきたい」。このうえで「その先にあるのが自動運転。本格的にやれるような支援を進めてほしい」と切望した。

 キャッシュレス化について、乗合バスの運賃箱回収の手間や、銀行での小銭の両替手数料がかかるなどの現状を説明。一例として「現金とキャッシュレスで運賃に差を設けるなど、キャッシュレスへ誘導してほしい」と述べ、バス事業のキャッシュレス化を「2030年を目標に加速していきたい」と語った。

自民党バス議員連盟の逢沢一郎会長

 逢沢バス議連会長は「バス議連の役員と国土交通省との相談の会で、財務省、総務省の方にも陪席いただき、地域ブロック平均単価で対応するのは今年度限りと確認した」と報告。「制度設計をしっかりやりながら、実勢コストで来年度から対応する」と約束した。

 当日は自民党の森山裕総務会長、萩生田光一政調会長、國場幸之助副国土交通大臣、盛山正仁文部科学大臣が登壇してあいさつ。京浜急行バスの鈴木徹三崎営業所長、女性バス運転手協会の中嶋美恵代表理事が現場の声を伝えた。

 最後に大会決議を、堀内詔子バス議連事務局次長が読み上げ、清水会長のガンバローコールで締め括った。

九州産交ツーリズム、熊本・札幌双方向チャーター便ツアー グループシナジー発揮し販売

2023年11月14日(火) 配信

熊本発の商品はさっぽろ雪まつりや流氷などを観賞する

 九州産交ツーリズム(塩本仁美社長、熊本県熊本市)は2024年2月8日(木) と11日(日)に、AIRDOのチャーター便を利用する熊本と札幌それぞれから出発し、到着する双方向ツアーを催行する。

 熊本県と北海道は今年8月、「北海道と熊本県の半導体関連国家プロジェクト推進等に関する連携協定」を締結し、両地域の経済と人的交流を進めるなか、同社でもさらなる観光交流をはかる。

 熊本~札幌間の AIRDO 直行便は約8年半ぶりに運航される。九州産交ツーリズムがツアーを企画。グループシナジーを発揮しようと、北海道での現地手配と販売はグループ会社のエイチ・アイ・エス北海道が担当した。

 熊本発の商品はさっぽろ雪まつりや流氷観光のほか、毛蟹など北海道グルメを堪能する。札幌発のツアーでは、熊本城の貸切入場見学や長崎ランタンフェスティバルなど九州各地の季節の風物詩を組み込んだ。各ツアー4コースずつ用意している。申し込みは、九州産交ツーリズムのホームページで受け付けている。

「提言!これからの日本観光」 「上野駅」

2023年11月14日(火) 配信

 昔のことになってしまったが、旧国鉄の営業関係者にとって「上野駅」という「駅」は忘れられぬ思い出の多い駅であった。

 当時の国鉄では駅の管理と運営は、地域ごとに設けられている鉄道管理局が担当していた。しかし、「上野駅」は東京の北の玄関口として乗降客がとくに多い。しかも東北各地から東京に働きに来ている方々が多く、その方々が一斉に帰省される盆と暮、ゴールデンウイークは異常ともいえる大混雑となるので、本社もこの混雑緩和のため、上野駅に直接、応援に出向くほどであった。

 加えて、この時期の“上野駅の混雑”状況はマスコミでも毎年、詳しく報道されいつの間にか“季節の風物詩”のようにさえなってしまっていた。そして、その都度旧国鉄にサービス改善への要望が高まっていった。

 当時、国鉄は財政難だったこと、また上野駅の複雑な立地と構造からその抜本的な改善は容易ではなかった。やむなく駅側と毎年混雑期の前に、対策会議を開き、混雑時は上野駅に所管の鉄道管理局が「対策本部」を設けて対応してきた。

 「駅」の混雑対策は「駅」の責任で行うのが普通であるが、混雑が異常なので、管理局と駅が共同で臨時の「対策本部」を設け、ダイヤ設定や料金制度を決定する役割をもつ本社もここへ直接、参画して、対応する特別な態勢をとってきた。

 そして「上野駅」の混雑緩和のため、混雑時には奥羽線方面への列車は品川発としたり、混雑する東北への夜行列車の発車時には、上り列車を日暮里止まりとしたり、今では考えられないような思い切った対策をその都度、本社と支社、管理局、駅で協議し、実施するという非常態勢で臨んでいた。

 私も本社の担当者であったころ、年末の「上野駅」へ応援に行き、夜遅く超満員の秋田行臨時“つばさ”が無事発車できたのを見て、ホームに出ていた他駅や管理局からの応援の職員同士が互いに握手して、無事年末輸送が完遂できたことを喜び合ったことを思い出す(超満員列車で喜ぶどころではないのだが、残客なしで全員乗っていただけたということで)。

 現在「上野駅」の年末、旧盆時などの混雑は諸対策が奏功したことと、残念ながらお客様の数が自動車への転移で減少したこともあって、とくに話題になることも少なくなった。

 しかし、今なお何となく「上野駅は混雑する」というイメージをお客様に与えてしまった残念な結果が残っているように思う。

 駅も毎年新しい混雑対策を検討して実施、年末も旧盆も今ではかなりスムーズにご利用いただけるようになっている。しかも、混雑期の「座席指定」列車の増便も実現し「昔と違う帰省列車・上野駅」に変わりつつある。混雑を避けて自動車などに移行された方々にも、今一度「楽な帰省」ができるようになりつつある「上野駅」からの列車帰省をしていただきたいものと思う昨今である。

 

 

須田 寛

 

日本商工会議所 観光専門委員会 委員

 
須田 寬 氏
 
 
 
 

HIS、サウジアラビア政観と連携 旅行環境向上で送客強化

2023年11月13日(月) 配信

矢田素史社長(左)とアルハサン・アルダッバグAPAC担当プレジデント

 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)はこのほど、サウジアラビア政府観光局(STA、アルハサン・アルダッバグAPAC担当プレジデント)とサウジアラビアの観光促進に関する協定を締結した。旅行環境を向上させることで同国の観光促進と送客強化をはかる。

 具体的に協定書では、同国の豊かな文化や遺産、ユニークな体験、季節にあわせた多様な景観などを生かしたコンテンツ開発のほか、認知度向上や長期的な戦略的パートナーシップを構築することなどを盛り込んだ。

 矢田社長は「サウジアラビアの多彩な魅力を日本はじめとした世界に広め、誘客につなげたい」とコメントした。

 アルダッバグAPAC担当プレジデントは「サウジアラビアの魅力が高まり、世界有数の観光ハブを目指すことができる」とした。