AI活用の旅など、25年の旅行トレンド予測(ブッキング・ドットコム・ジャパン)

2024年12月10日(火) 配信

2025年の旅行トレンド予測を説明するルイス・ロドリゲス氏

 ブッキング・ドットコム・ジャパン(東京都渋谷区)は12月5日(木)、東京都千代田の都道府県会館で2025年の旅行トレンド予測を発表した。同社によると、AI(人工知能)を活用した旅行計画や多世代旅行など、従来の慣習に捉われず、つながりを深める旅行体験を求めると予測。ブッキング・ドットコムのリージョナル・マネージャーで、日本・韓国地区担当のルイス・ロドリゲス氏は「新たな世界の体験の仕方を提案し、日本の地域に貢献したい」と述べた。

 33カ国・地域の旅行者2万7000人超を対象としたブッキング・ドットコムの調査を基に予測したという、25年の9つの旅行トレンドは次の通り。

 宇宙を体感する“ナイトツーリズム”▽長寿を得る没入型リトリート旅▽個の欲求を満たすAI活用の旅▽多世代で紡ぐ、心に刻む旅▽男性‘同志’、ウェルネスと自己啓発の旅▽シニアの枠を超えてスリル満点な冒険への旅▽見えない細部のニーズをテクノロジーで形にする旅▽ヴィンテージを楽しむ旅▽空港を旅程の一部として楽しむ旅――。

 また、25年に人気を集める旅行先のうち、日本国内から沖縄県那覇市を挙げ、国内での人気スポットが海外からも注目を集めていくと予測した。

 ロドリゲス氏は「デジタル技術の進化により、旅行先を観光地から決める従来のカタチから、有意義な時間を求める旅習慣に変わりしつつある」と指摘。続けて、「全国の旅行者と地域の文化をつなぐために、オーセンティックな(本物の)日本の体験を提供していきたい」と力を込めた。

 発表後、パネルディスカッションを行った。ロドリゲス氏のほか、三菱総合研究所観光立国実現支援チームリーダー主席研究員の宮崎俊哉氏、野沢温泉ロッヂオーナーの八尾良太郎氏、ホテルグランコンソルト那覇総支配人の後藤理恵氏、ジャーナリストでJapan In-depth編集長の安倍宏行氏の計5人が参加した。

 近年伸びているインバウンド需要の恩恵を地域に広げ、経済循環をはかりながら、地域の価値向上を高める方法について意見を交わした。

JR+宿プランがおトクに、25年2月12日(水)までタイムセール実施(JR東日本びゅうダイナミックレールパック)

2024年12月10日(火) 配信

2025年2月12日(水)まで、ダイナミックレールパックのタイムセールを実施

 JR東日本びゅうツーリズム&セールスはこのほど、列車と宿泊などがセットになった価格変動型個人旅行商品「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」で、対象列車を利用することで通常よりもおトクに旅行を申し込める期間限定企画を行う。

 タイムセールは、12月10日(火)~2025年2月12日(水)午後11時40分まで。

 対象乗車期間は、12月10日(火)~12月20日(金)の平日、25年1月6日(月)~2月12日(水)の平日。

 おもな対象列車・対象区間は、はやぶさ号(新青森・盛岡・仙台⇔大宮─東京)、やまびこ号(仙台⇔大宮─東京)、とき号(新潟⇔大宮─東京)。

 旅行申込日から1カ月以内に乗車する場合のみ、タイムセール対象となる。

一度は見てみたい冬の絶景ランキング 北海道に人気集まる(阪急交通社)

2024年12月10日(火) 配信 

オホーツク海の流氷(イメージ)

 阪急交通社はこのほど、「一度は見てみたい冬の絶景」に関するアンケート調査を実施した。雪化粧した日本ならではの風景や氷点下の世界での自然現象などに出会えるスポットについて、調査結果をもとにランキング形式で紹介した。

 1位は39・9%でオホーツク海の流氷(北海道)、2位は39・0%でダイヤモンドダスト(北海道)、3位は25・0%で白川郷の雪景色(岐阜県)、4位は24・2%で蔵王の樹氷(山形県)、5位は23・8%で小樽運河の雪景色(北海道)──となった。

 1位の「オホーツク海の流氷」は、アンケートにおいても「自分の生活圏では絶対に見られない風景」として人気を集めた。例年2月中旬~3月上旬のシーズンに合わせて、多くの旅行者が北海道を訪れる。網走と紋別では、流氷を砕きながら進む砕氷船に乗れるほか、知床では流氷の上を歩くツアーなどが楽しめる。

 なお、調査は10月11(木)~18日(金)、調査機関ジャストシステムが全国20代以上の男女にWebアンケートを用いて行った。有効回答数は559。

1~3月まで観光列車「52席の至福」でシンガポール料理提供 シンガポール政観×西武鉄道

2024年12月10日(火) 配信

野田達也氏と「52席の至福」(画像:西武鉄道)

 シンガポール政府観光局(セリーン・タン北アジア局長、日本支局:東京都千代田区)と西武鉄道は2025年1月から、レストラン観光列車「西武 旅するレストラン『52席の至福』」でシンガポールの料理を提供する「予想外の体験。シンガポール」を企画する。両者は「特別で新鮮な体験を届ける」という共通テーマで連携し、旅と食を通して国内外の観光誘致を目指している。

ブランチ

 8月にはシンガポールの定番料理を提供する1日限定の特別列車を運行しており、好評だったという。今回は第2弾企画となり、東京・日本橋のレストラン「nôl」のディレクターを務めるシェフ・野田達也氏が監修した創作シンガポール料理を提供する。野田シェフはシンガポールを視察し、ホーカー(屋台)から高級レストランまで多様な食文化を体験したうえで、秩父の新鮮な食材や和の要素を融合させたメニューを考案した。

 野田氏は「初めて訪れたシンガポールでは、多様な価値観が共存し融合するなかで、常に新たな文化が生み出されているエネルギーに、大きな刺激を受けた」とし、「シンガポールで感じた想いを一皿一皿に込め、『予想外の体験』を表現しています。私にとっても、シンガポールは再訪したい国となりました。『52席の至福』の乗客の皆様にも、料理を通じてシンガポールを訪れたいと感じていただけましたら本望です」とコメントしている。

 詳細や予約は「52席の至福」のサイトから。運行は1~3月の3カ月間。

札幌の人流創出に関する連携協定を結ぶ JAL×札幌市

2024年12月10日(火) 配信

協定書を取り交わすJAL林支社長(左)と秋元札幌市長

 日本航空(JAL、鳥取三津子社長、東京都品川区)はこのほど、北海道札幌市(秋元克広市長)と人流創出に関する連携協定を結んだ。両者は札幌市内で行われる道内外からの誘客が期待できる複数のイベントを連携、協力して一体的に企画・広報するなど、新たな人流の創出に取り組む。

 札幌市内で行われる多彩なスポーツや音楽、芸術などのイベントのなかから、道内外に魅力が十分に知られていないもの、JALがすすめる魅力あるイベントを対象に「JAL フェス SAPPORO」として位置づけ、積極的に発信していく。コンセプトは「つながる、さっぽろ」。

 イベントへの来場と四季折々のさっぽろのまちの魅力を体感してもらうことで、「ひと」と「まち」をつなぎ、何度も来訪する「さっぽろファン」をつくることに貢献する。さらに、多様な人々が交流する場として「ひと」と「ひと」のつながりを創出。この「つながり」の連鎖で交流人口・関係人口を創出し、地域経済の活性化と札幌でつながる人々のウエルビーイング向上を目指す。

 対象イベントの第1弾として、2025年2月に大和ハウスプレミストドームで初開催される「さっぽろスノースポーツパーク2025」にJALが冠スポンサーとして協賛。雪をテーマに多彩なコンテンツが集結した子供から大人まで楽しめる冬のイベントを展開する。また、1月上旬~2月上旬はドームの敷地内で市民や観光客が手軽に雪遊びを楽しめる「JALゆきひろば」をオープンする。

1月2、3日に箱根海賊船が臨時便「駅伝応援号」を運航 混雑避けて箱根駅伝応援を

2024年12月10日(火) 配信

箱根海賊船外観(イメージ)

 小田急箱根(水上秀博社長、神奈川県小田原市)が運航する箱根海賊船は、2025年1月2日(木)と3日(金)に、「駅伝応援号」を運航する。箱根神社参拝や箱根駅伝開催で道路の渋滞が見込まれることから、臨時便として運航する。

 自家用車やバスを利用する場合、箱根町港・元箱根港エリアの混雑を避け、芦ノ湖の北側に位置する桃源台港から海賊船を利用するのがおすすめという。同社は「晴れやかな新年のスタートと駅伝のゴール観戦をぜひ箱根海賊船でお楽しみください」とアピールしている。

 臨時便は2日の運航は桃源台港発が午前9:30、11:15、11:35、午後0:25で、それぞれ30分後に箱根駅伝往路ゴール正面の箱根町港に着く。箱根町港発は午後2時、2:25。なお、箱根駅伝往路のゴールは午後1:30ごろの予定。

 3日は午前8時の箱根駅伝復路のスタートに合わせた早朝便で、桃源台港を午前7時に出発し、スタート正面の箱根町港に7:30着予定。帰りは箱根町港を午前8:20に出発する。

 運賃は片道大人1200円、子供600円。往復は大人2200円、子供1100円。

IHG「ガーナー」日本初上陸 25年1月から大阪・本町エリアに3店舗開業

2024年12月9日(月) 配信 

ガーナーホテル大阪本町駅(イメージ)

 IHGホテルズ&リゾーツが展開する最新のミッドスケールブランド「ガーナー」が2025年1月、大阪府大阪市の本町エリアに開業する。同社は、ガーナーホテル日本初上陸を記念し、「ガーナーホテル日本初上陸キャンペーン」を実施した。

 また、12月9(月)~15日(日)の期間、特設ウォールから記念オリジナル「Pake」(オリジナルステッカー入り)を剥がして持ち帰ることができるプロモーションを新宿駅構内で実施する。

 同ホテルは「すべての旅の、気軽な拠点。」をブランドプロミスとする。ホテル内にはパブリックスペースや、24時間営業のマーケットプレイス、ゲスト用のランドリーなどを設ける。パブリックスペース「ソーシャルハブ」は、宿泊客が気軽に過ごせるラウンジで、旅のスタイルに合わせた利用ができる。

 このほど大阪・本町エリアに開業するのは、「ガーナーホテル大阪本町駅」「ガーナーホテル大阪本町御堂筋」「ガーナーホテル大阪本町北船場」の3店。

 IHG・ANA・ホテルズグループジャパンの飯沼潔人COOは、「最新のミッドスケールと言われるエッセンシャルホテルブランド『ガーナー』が日本に初上陸した。ガーナーのブランドコンセプトを伝える特別イベントでピールオフをご体験いただき、ガーナーについて知っていただきたい」とコメントした。

新宿駅には記念オリジナルPakeのピールオフ広告を設置

栃木・上三川町に県内4軒目のスーパーホテル開業 天然温泉付き

2024年12月9日(月) 配信

ホテル外観

 スーパーホテル(山本健策社長、大阪府大阪市)は12月6日(金)、栃木県・上三川町に「スーパーホテル栃木・上三川天然温泉」(栃木県河内郡上三川町上三川3221)を開業した。国内173店舗目、栃木県では4店舗目となる。

 東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線石橋駅から車で約10分で、真岡市や下野市、壬生町にも約10分と便利な立地。同エリアに広がる工業団地の会社のビジネス需要などを狙う。

 同社によると、同ホテルは周辺エリアでは唯一の天然温泉付きホテルで、ラウンジでは自由にアルコールやソフトドリンクが楽しめる「ウェルカムバー」のサービスを用意する。朝食は健康を意識したビュッフェで、栃木名物のかんぴょうを使用したご当地メニューなどを用意する。

 また、上三川のご当地ソウルフード「黒チャーハン」を提供する周辺飲食店舗の食事付きプラン提供など、地域とのコラボレーションをはかり、地域経済の活性化に寄与していきたい考え。

「アライマウンテンリゾート」に名称変更 妙高・ロッテアライリゾートのスキー場

2024年12月9日(月) 配信

アライマウンテンリゾート

 ロッテアライリゾート(福井朋也社長、新潟県妙高市)はこのほど、ウィンターシーズンに向け、併設スキー場の名称を「アライマウンテンリゾート」に変更する。今シーズンのオープンは12月14日(土)から。

 これまでホテルとスキー場、アクティビティ、温泉、スパなど複合リゾートの名称として「ロッテアライリゾート」、スキー場を「アライスノーリゾート」としていたが、グリーンシーズンを含めた、世界水準の魅力を創造するリゾートにしていきたいとの想いから名称を変更する。

 なお、複合名称の「ロッテアライリゾート」、運営会社(LOTTE Hotel Arai)に変更はない。

E8系「つばさ」とのコラボご当地ベアが登場 新幹線シリーズ3種類に(FUJISEY)

2024年12月9日(月) 配信

(左から)E5系「はやぶさ」とE6系「こまち」、今回発売のE8系「つばさ」

 観光土産品の製造などを行っているANAグループのFUJISEY(小口浩子社長、山梨県甲府市)は12月9日(月)に、「ご当地ベア」と東日本旅客鉄道(JR東日本)の車両E8系新幹線「つばさ」とのコラボレーションベアを売り出した。7月に発売した車両と同じ色の新幹線コラボシリーズ「はやぶさ」と「こまち」に「つばさ」が仲間入りした。

 ご当地ベアは2012年から販売を開始した、日本全国の「ご当地」で出会える“くまのぬいぐるみ”。ご当地性のあるデザインを特徴に、各地域の限定商品として現在は300種類を超えるベアを展開している。

 新幹線コラボベアは今年の7月からE5系「はやぶさ」、E6系「こまち」を売り出し、好評という。今回は東京-山形間を走行するE8系とのコラボ「ご当地ベア東北E8系新幹線ぬいぐるみS」が登場。「つばさ」を手に抱えたご当地ベアで、新幹線のマスコット部分はマジックテープのため取り外しが可能。ボディの色は新幹線の車両をイメージした紫色となっている。

 価格は3960円(税込)。主な発売場所は宮城県・仙台駅のNEWDaysなど。