万博契機に西日本へ 官民連携でルート形成 西のゴールデンルートアライアンス
2025年8月4日(月) 配信
髙科副事務総長、大西市長、高島市長、野志市長、武内市長.png)
西日本の自治体や旅行会社など官民で構成する「西のゴールデンルートアライアンス」(会長=高島宗一郎・福岡市長)は7月11日、大阪・関西万博会場内のメディアセンターで、日本国際博覧会協会と共同記者会見を開いた。
会見には高島会長のほか、副会長として、香川県高松市の大西秀人市長、幹事として、愛媛県松山市の野志克仁市長、福岡県北九州市の武内和久市長、博覧会協会の髙科淳副事務総長が出席。万博を追い風に、西日本地域への観光誘導を本格化させる方針を示した。
高島市長は「万博は大阪で開催されているが、日本全体が会場という考え方で取り組みを進めている。欧米豪の旅行客の大半が東京、大阪、京都といった東側に集中している現状を打破し、まだ知られていない西の魅力を発信したい」と強調。アライアンスの役割として、自治体やDMO、民間企業が一体となって観光ルートを構築し、具体的な旅の提案とプロモーション活動を進めていることを説明した。
大西市長は「アートイベントである瀬戸内国際芸術祭2025を瀬戸内の島々や沿岸地域で実施している。瀬戸内の自然や歴史・文化、産業をこの機会に感じてもらいたい」と述べた。
野志市長は日本最古の温泉と言われる道後温泉を紹介し、「3千年の歴史がある特別な場所だ。10月からは写真家・蜷川実花さんをお招きしてアートイベントも開催する」と話した。
武内市長は「北九州は“夜景日本一”に選ばれた美しい夜景や、寿司のまちとしての豊かな食文化、そして再生エネルギーの使用量が国内大都市でナンバーワンという、サステナブルシティへの転換という側面を持っている」と紹介した。
記者会見では、福岡市の志賀島や長崎市の軍艦島などを盛り込んだ「海と共存した絶景島旅」や、岡山市の岡山後楽園や高松市の栗林公園などを巡る瀬戸内エリアなどのモデルルートを示した。






方針の策定が遅すぎます。大阪万博の開催は2018年に決まっていましたよね。
「万博を追い風に」とのことですが、既に会期の半分は終わっているので追い風も弱くなっていくことでしょう。