【特集No.326】 石川県和倉温泉 加賀屋 まったく新しい視点が必要に

2012年11月11日(日) 配信

 高品質のおもてなしサービスを提供することで、お客様の強い支持を得て集客している旅館がある。なぜ、支持されるのか。その理由を探っていく「いい旅館にしよう!」プロジェクトのシリーズ第8弾は、石川県・和倉温泉「加賀屋」の小田禎彦代表取締役会長が登場。低額料金の宿泊施設が勢いを増すなか、大型旅館の経営は難しくなっている。20世紀をリードしてきた加賀屋は、来るべき時代に対してどのような変革をしていくのか、産業技術総合研究所の工学博士・内藤耕氏との対談で小田会長が将来を展望した。

【増田 剛】

 内藤:20世紀を振り返ると、女将制度や、「おもてなし」によるサービス、施設の大型化といった「加賀屋」のやり方が大成功し、「これを結果的に全国の多くの旅館が一つのモデルとしていった」と、私は感じています。

 小田:私たちは「Guest is always right」「お客様の望むことをやって差し上げなさい」「お客様の望まないことをやってはいけません」ということを鉄則として教えてきました。ひとことで言うと、「ベタベタサービスの加賀屋」というやり方です。一昔前は「上げ膳据え膳」が当然でしたが、現在は大部分の人が身の回りのことを自分でやる訓練をされているため、「自分でやったほうがいい」と考える人が多くなってきています。このため、これまでのやり方が今になって時代から少しズレてきているわけです。

 加賀屋としてはやり甲斐のない話ですが、一部のお客様のなかには「客室に入らないでほしい」という声もあり、客室係がなかなか客室に入りたがらなくなるといった傾向もあります。一方で、旅館の経営者も、宿の方針である「おもてなし」を現場に徹底させていく仕組みづくりが不足しています。すべてを各々の客室係の判断に任せていくと、どうしても手抜きの方に流れていきがちになります。このあたりの管理、コントロールがここにきてとても重要になっています。

 宿が大型化するにつれて、それぞれの担当部門で責任者が必要となってきました。本来は旅館全体の働き方をコントロールしなければならないのですが、それがとても難しくなってきました。だからこの管理の部分が弱いためいろいろ新しい問題も出てきて、旅館にいい人材が集まって来ない状態にあるのではないかと思います。

 大型旅館が高いレベルのサービスで運営していくには、いい人材の採用、社員教育、的確な評価、労務管理、福利厚生などを行う「人事」が一番大事です。この部分を、宿主や女将に代わって会社として組み立てていかなければならないのです。

 加賀屋でも“額に汗をかく”現場の客室係や調理師はしっかりとやっています。しかし、不満があるとすれば、知恵を出さなければならない間接部門がまだ充分に力を発揮していないという点です。

 たとえば、今のお客様は以前ほどお酒を飲みません。でも、ウーロン茶を2本売ればビール1本売ったこととほとんど同じです。今の時代に合った売る仕組みづくりは本来、間接部門の管理者が“脳みそに汗をかいて”知恵を絞るべきところなのです。

 今、加賀屋が取り組んでいるのは、長い間に贅肉が付いてしまった組織全体の改革です。「本部と事業部機能の確立」「営業戦略の再構築」「人件費の不完全燃焼の解消」「集中仕込センターの活用」――という4大改革によって、人の働き方、能力開発を含めて、生産性の向上と、サービスの質を高めていきたいと思っています。

 内藤:人件費の不完全燃焼という部分については、どのように捉えていますか。

 小田:旅館は製造業と違って、ハイシーズンとオフシーズンがあります。1年を前半と後半で分けると、加賀屋の場合、前半は高コスト体質。つまり稼ぎづらい時期でもあります。旅館の人件費率をみると、大体、売上の30%といわれていますが、前半は数%オーバーしています。つまりその分の売上が足りない。逆にいえば、その分スタッフが多いということになります。これを人件費の不完全燃焼と捉えています。

 ところが後半になると、人件費率は30%以下に下がり、利益も出ています。前半の人件費率を上手にコントロールできれば、旅館経営がもっと利益体質になっていくわけです。曜日によっても部門ごとに細かい繁閑の違いがありますし、時間でみると、夜と朝の食事の時間がピークで、それ以外の時間は、人数をかけなくても問題のない時間帯なわけです。不完全燃焼によってロスしていたコストを何らかの方法で完全燃焼させなければなりません。

 内藤:おっしゃるように、繁閑による現場の細かい不完全燃焼=アイドルタイム(無駄な部分)の解消というのがサービス産業にとって一番大切なところです。

 小田:前半の人件費率30%をオーバーしている人員を上手く管理することが大事で、たとえば1つの事例ですが、間接部門のスタッフが「ある時間だけ現場でお客様におもてなしのサービスを提供している客室係を、後ろから支援する」こともやらなければなりません。外注している仕事の内製化も1つのオプションです。農場で作物を作り、それを加賀屋で提供する。このようなマルチジョブ化も考えていくべきだと思います。

 ――今後の方向性について。

 内藤:加賀屋は日本の伝統的な旅館というイメージがありますが、実は歴史的に湯宿から料亭旅館へ、さらに大型旅館へと世代交代するたびに変貌していった改革の歴史でもあると思います。そういう意味で、加賀屋の次の改革にすごく関心があるのですが。

 小田:それは次の世代を担う人たちが真剣に考えていかなければなりませんが、これまでにないまったく新しい視点で旅館経営を見ていく必要があると感じています。そうしなければ旅館自身がこの世の中から消えていってしまうと思います。

 内藤:加賀屋の「おもてなし」のサービスは今後どのようになっていくのですか。

 小田:若干の強弱、手直しは必要だと思います。基本的には今はセルフサービスの時代ですから、お客様がすべてを自分でやられると、低額料金の施設と差別化ができなくなります。ある程度、押しつけまではいかなくても手厚く「おもてなし」をしていくという根底の部分は変わらないと思います。それよりも、「お酌しましょう」というかたちの部分ではなく、サービスの本質である「正確性」と「ホスピタリティ」という人の心の部分がもっと大事になってくると思います。たとえば、「声をかけ忘れたので出発が遅れた」ということがないようにすることがサービスの正確性です。もう一つは、相手の立場になって思いやる心がホスピタリティです。また、着物を着せてあげるといった“ベタベタサービス”よりも、会話の面白さなどが大事になってくると思います。能登の見どころや、調理長がお客様を唸らせるような料理の説明を添えて食べていただく「インフォメーション」の部分が大切だと思っています。

 宴会中心の団体旅行から「癒し」「体験」「健康」「学習」というようなものを目的に訪れたお客様にも満足していただけるようなサービスが必要です。今までとは違ったかたちでの質の高いサービスを磨いていくことが、今後の課題になってきます。

 一方で、「客室係とお話をしたい」というお客様もたくさんいます。「話し相手がほしい」お客様には、「聞き上手」になってあげることも大切です。サービスの内容、質をしっかりと見極めて社員教育につなげていかないと、食い違いのサービスになってしまいます。

 内藤:実際に「客室に入ってほしくない」お客様がどのくらいいるのかというと、本当はそれほど多いわけではなく、むしろ人との触れ合いを求めて旅館、とりわけ加賀屋に来ているのだと思います。

 客室に「入る」か「入らない」の二者択一ではなく、お客様が求めるなら入り、求めないのであれば入らない。それができるかどうかが本質的なサービスだと思います。

 小田:多少の修正はありますが、加賀屋の流儀は貫いていかないと、わざわざ加賀屋までお越しいただく意味がなくなると信じています。

 それから、私は7800円という低額料金の宿泊施設に見習う部分が大きいと思っています。バイキング方式など人件費を使わない1泊2食のシステムで今の時代のお客様に支持され、利益を出せる骨組み、仕組みづくりをしっかりとされています。

 一方、我われは、あれもこれもと肥満体質になっている。コストが決まっているから「宿泊料金はこれだけいただかないと合わない」という風になっています。だから、一つの基準となる7800円をしっかり見ながら、「これに何を足したらお客様に本当に喜んでいただけるか」「選んでいただけるところはどこなのか」と見定めていかなければならないと思っています。

 高度経済成長期のなかでは、「いい旅館に宿泊して1泊2食をフルに楽しみたい」というのがお客様の大きな選択基準でした。温泉の良さや、温泉地の環境によって選ばれるより、旅館の施設の良し悪しが旅を楽しむための主たる選択肢であったと思います。

 そのなかで、我われは、「とにかく選ばれる旅館」を目指してきたわけです。旅館の中ですべての用が足りる「囲い込み旅館」という誹りもあったわけですが、またそういう旅館でなければお客様に来ていただけない時代でもありました。

 しかし、今は日本の経済がデフレ基調の中で「付加価値」を省いた、利益の出にくい体質のものに代わっていっているのだろうと感じています。そういう環境のなかに旅館も置かれているのだと思います。

 付加価値のない、贅肉の付かない「実質本位」を追求した7800円の低額料金の宿泊施設は、ハードの良さを生かしながら人件費を掛けずに、バイキング式で楽しんでもらい、バスでの送迎まで付いてクレームが起こらないレベルのリーズナブルな料金帯で組み立てています。これが1つのビジネスモデルとして、家族連れなどに人気を得ています。この7800円の低額料金の路線に入っていき、その中で勝負し合うと、我われ旅館は到底生き残っていけない。これが旅館の宿命だと思います。しかし、消費者はこのスタイルでこの先もずっと満足されるのかという疑問もあります。それだけでなく、付加価値によってお客様に選ばれるような特徴を出せる分野を我われとしては狙っていかなければならないと思っています。

 企業のマーケティングコンセプトの原点は、「お客様が抱えている問題解決」なんです。それぞれの分野で、問題を誰よりも上手く解決してくれるところにお客様はお越しになられると考えています。 

 内藤:サービス産業の「人と人の触れ合いを求める」という部分がますます大事になってきているなかで、きちんとできている旅館が意外と少ないという問題もあります。

 小田:昔からの旅館の仕組みが今の世の中には合わなくなってきています。お客様が望まないものまで押しつけて料金が高くなっていたり、望むものが与えられなかったり……。時代に合った、ビジネスとして成り立っていく接点をどこに求めてお客様のニーズをくみ上げていけるかというのが、これからの課題となっていくと思います。

 もう一つ、大きな変化として、これまでは旅館が旅の「目的」となっていた時代がありましたが、今は何かをするために、旅館が「手段」として選択される時代に変わりつつあるようにも思います。

 内藤:目的地となりえない旅館が増えてきたというのは、非常に大事なポイントだと私も思います。ただそれをきちんと理解すれば、実は旅館の次の経営戦略が見えてきます。

 小田:「○○旅館に泊まりたい」――。旅館は本来はここを目指すのが一番いいのでしょうが、なかなか難しい。また、「和食よりもハンバーグの方がいい」という方が増えています。この先、若い世代が和食や、畳、布団、着物から離れた生活が主流になっていくと、日本旅館よりもホテルの方がきっといいはずなのです。加賀屋では輪島塗のテーブルで和食をお出しするなど、本物の日本文化を提供しています。そうすると、ターゲットマーケットは「団塊の世代」といったところになるわけですが、ターゲットを絞ると、必然的に市場が狭くなり、我われのような大型旅館は苦しくなります。

 このような難しい状況のなかで、旅館は目的として選ばれるだけではなく、地域の特性や観光資源などに合致するような宿泊施設のあり方を組み立てられるのかどうかが重要になってくると思います。

 たとえば、和倉ではサッカーの合宿ができる環境やマラソンコースがあり、ヨットハーバーも行政の協力によってできあがりつつあります。MICE誘致にも力を入れています。

 「料理が美味しい」「サービスがいい」「温泉がいいから来て下さい」というだけでは、なかなか動いてくれない時代になっています。だから、合宿や医療的な療養や、エステなどと複合的に組み合わせて宿泊の部分を旅館が受け持つといった“行かざるを得ない”環境づくりもこれから必要だと思います。

 内藤:サービスを複合的にしていくことや、地域全体を良くしていくということは大事だと思います。しかし、旅館で過ごす時間が一番長いので、やはり個々の旅館が良くなければ、地域全体の印象が悪いものになってしまいます。

 私は地域における個々の施設の「サービスの品質」の積分(足し算)が最終的には全体の良さになっていて、内部の改革を抜きにした全体の改善は難しいのかなと思います。

 そのなかで、加賀屋さんは効率化だけでなく、弛まず品質を上げていこうとされている努力が素晴らしいと感じています。

 ――ありがとうございました。

※ 詳細は本紙1483号または11月15日以降日経テレコン21でお読みいただけます。

進化か? 劣化か? ― 後戻りできない社会

 未来に向かって人間社会は少しずつ進化しているのか、それとも劣化しているのか。

 限られた空間に原初100人の共同体だったものが、やがて1万人になり、100万人、1億人に拡大していく過程で、社会の質も比例して高度化していくわけでもない。科学の進歩は目に見えて分かるが、文明が文化を超えた現在、そして未来の社会は、本当に幸福だろうかと疑問に思う。好むと好まざるとに関わらず、不必要な装飾品を纏いながら、決して後戻りができない、前進のみの社会構造が存在する。進化とはそういうものであるし、そう思い込むことこそ劣化なのかもしれない。

 田中眞紀子文部科学大臣が3大学の新設を突然不認可にしたことが騒がれている。「田中大臣の“ちゃぶ台返し”が大学の関係者に混乱を与えている」とテレビのニュースも言っていた。田中大臣の手法はいつも極端であるが、言っていることは正論だと思う。どうして認可が下りる前に、大学の建物を作り始めているのか。学生の募集を始めているのか。「万が一にも、大学の新設が認可されなかったら、志望する学生に混乱を与えてしまう」と大学の関係者は考えるべきところではないか。田中大臣を訴えるような動きをしているようだが、それは違うような気がする。地元の学生は混乱し、可哀そうだと思う。しかし、弱者である学生たちの声を楯に、田中大臣を完全なる悪者にする風潮が嫌いだ。この構図は、あらゆる場面で見てきた。一部の弱者の声を引用し、世論を形成していく。冷静に考えれば、この急激な少子化の中で、毎年毎年大学を増やす必要があるのだろうか。国民の大多数は本当に、定員割れの大学が無数あるなかで、さらなる補助金を投入しなければならない大学の増設を望んでいるのだろうか。

 トヨタの営業利益が1兆円を超えそうだという。その陰には、国の減税措置という後押しもあり、相当の電力の供給が必要だったはずだ。トヨタが多額の税金を納めてくれるので、国は成功を収めた。自動車に乗らない人も、この国策に乗っていく。そしてこの流れは決して後戻りはできない。大きな国の方針が、不特定多数の小さな個々の幸せと結びつかなくなってきている。国の大きな権限を目の細かな地方に移す時代なのではないか。

(編集長・増田 剛)

理念とマーク制定、使命と役割を広く発信(日観振)

シンボルマーク
シンボルマーク

 日本観光新興協会はこのほど、同協会の使命と役割を広く観光振興に携わる地域や産業に発信するため、理念とシンボルマークを制定した。今後は、このもとで観光立国の実現を目指していく。

 今回定めた理念は(1)観光の持つ力の重要性について国民に広く周知するとともに、観光振興の取り組みを積極的に行い、観光立国の実現を目指す(2)「住んでよし、訪れてよし」の観光地域づくりを推進する(3)観光産業に従事する人材を育成し、観光産業の活性化をはかる(4)地域が育んできた固有の伝統・文化・自然を活かし、観光需要の拡大をはかる(5)観光地域の国際競争力を高め、均衡のとれた双方向観光の実現を目指す――の5つ。

 また、シンボルマークは、日本の都道府県や市町村、観光協会などの「観光地域」と旅行業や宿泊・サービス業、運輸業などの「ツーリズム産業」をつなぐイメージをデザインコンセプトにした。日の丸と組織をつなぐイメージの球体は、協会組織の組織力と団結力を表現し、円の大小は各団体の組織の個性を表している。

 加えて、“見たこともない感動”「ときめき」と“味わったことのないおもてなし”「やすらぎ」も表現しているという。

東北5県へ拡大、東電賠償

原発起因減収分の5割

 東京電力は10月18日、原発事故による観光業の風評被害について、賠償対象地域に青森、岩手、宮城、秋田、山形の東北5県を追加すると発表した。これまで東電は賠償対象を福島県、群馬県、栃木県、茨城県の4県と、千葉県内の対象地域、山形県米沢市、宮城県丸森町に限っていたが、今回の東北5県の認定により、賠償対象が大幅に拡大した。なお、東北5県の賠償対象期間は2011年3月11日から12年2月29日まで。

 賠償対象は、東北5県に事業所があり、おもに観光客を対象として営業を行っている法人または個人事業主のうち、原発事故により東北地方以外からの観光客の解約・予約控えなどにともなう減収があった事業者。

 賠償額は売上高に利益率、原発事故による売上減少率、東北5県への来訪割合をかけて算出。来訪割合は50%に統一となり、原発起因による減収分の半分が賠償されることになった。原発事故による売上減少率は、実際の売上減少率から原発事故以外の要因による売上減少率を減算したもの。原発事故以外の要因による売上減少率については、11年3月11日―5月31日まで20%と、11年3月11日―8月31日まで10%の2パターンを用意。被害を受けた事業者がどちらかを選び算定基準とすることにした。

 東北5県への賠償対象拡大へ向けて、先頭に立ち東京電力と交渉してきた全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会の佐藤信幸会長は本紙の取材に対し「長い闘いだったが、あきらめずに粘り強く交渉し続けて賠償を勝ち取った」と吐露。本紙は次号で、佐藤会長の東電との交渉の過程を克明にレポートする。

 賠償金請求については「福島原子力補償相談室」まで。電話:0120(926)404。受付時間=午前9時から午後9時まで。

【伊集院 悟】

(次号は全旅連・佐藤会長の交渉の過程をレポート)

 

約半分が建築基準法違反、築40年以上のホテル・旅館

 47%が建築基準法違反――。国土交通省は今年5月13日に広島県福山市のホテル・プリンスで発生した火災を受けて、全国のホテル・旅館を対象に緊急点検を行い、この結果をまとめた。調査の対象となったのは、3階以上(地階を除く)の建物で、1971年以前に新築された、築40年を超える全国1840施設。ただし、消防部局が「適マーク」を交布したものや、建築基準法の防火・避難規定に適合している施設は対象外となった。

 調査によると、1840施設のうち、約47%に当たる867施設が建築基準法令に違反していることがわかった。

 項目別にみると(施設によっては複数の違反あり)、「非常用照明装置関係」が410件と最も多く、(2)耐火建築物関係(395件)(3)防火区画関係(346件)(4)排煙設備関係(220件)(5)直通階段関係(160件)(6)内装制限関係(138件)(7)廊下の幅員関係(95件)(8)非常用進入口関係(76件)(9)間仕切壁関係(73件)(10)敷地内通路関係(66件)――などとなっている。

新認定制度スタート(観光庁)

外国人案内所、3年ごとに更新

 観光庁はこのほど、新しい外国人案内所の認定制度をスタートさせた。「外国人観光案内所の設置・運営のあり方指針」にもとづき導入したもので、認定によるブランド化と案内所のカテゴリー別の分類、3年ごとの更新制により、案内所のサービスの質の向上・質の担保をはかっていく。

 今回の認定では、カテゴリー1が165件、カテゴリー2が76件、カテゴリー3が7件、パートナー施設が20件の合計268件を認定した。カテゴリー1は、パートタイムで英語対応可能なスタッフがいるか、電話通訳サービスやボランティアスタッフの協力などで英語対応できる体制で、地域内の公共交通利用や観光情報の提供が可能。カテゴリー2は、英語対応可能なスタッフが常駐し、電話通訳サービスやボランティアスタッフの協力で英語以外の言語にも対応できる体制で、広域エリア内の情報提供ができる。カテゴリー3は、英語・中国語・韓国語で対応可能なスタッフが常駐し、全国の情報提供ができる。

 日本政府観光局(JNTO)の多言語ウェブサイトや海外事務所を通じて認定案内所ネットワークの情報を海外に発信。各認定案内所からの情報などを政策の企画・立案に生かすことで、認定案内所ネットワークの機能向上と、外国人旅行者の利便性、満足度の向上につなげていく。 

プロが選ぶ『100選』中間集計(3回目)

1月11・21日号で最終発表

 旅行新聞新社が主催する新春恒例のイベント「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」。38回目の投票が今年も10月1日から始まり同31日に締め切られました。投票にご協力いただいた多くの旅行会社の皆様に感謝します。「100選」は全国の旅行会社からの投票に基づき、「ホテル・旅館100選」と「観光・食事、土産物施設100選」および「優良観光バス30選」をそれぞれ選出し、表彰いたします。「ホテル・旅館100選」で投票のあった施設を、中間集計の3回目(10月23日現在)として発表します(順不同)。なお、最終発表は来年1月11・21日付合併号紙上、および弊社ホームページで1月11日に発表します。

 【北海道】
第一滝本館▽登別石水亭▽あかん湖鶴雅リゾートスパ鶴雅ウィングス▽知床第一ホテル▽知床グランドホテル北こぶし▽十勝川温泉第一ホテル▽観月苑▽ニュー阿寒ホテル▽ホテル鹿の湯花もみじ▽滝乃家▽銀鱗荘▽しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌▽知床プリンスホテル風なみ季▽湯元名水亭▽望楼NOGUCHI登別▽竹葉新葉亭▽星野リゾートトマム▽サロマ湖鶴雅リゾート▽北天の丘あばしり湖鶴雅リゾート▽定山渓鶴雅リゾートスパ森の謌▽ルスツリゾート▽定山渓第一寶亭留翠山亭▽支笏湖第一寶亭留翠山亭▽北海道ホテル▽祝いの宿登別グランドホテル▽ザ・ウィンザーホテル洞爺▽丸駒温泉旅館▽定山渓ビューホテル▽章月グランドホテル▽望楼NOGUCHI函館▽ぬくもりの宿ふる川▽御園ホテル▽ホテル大平原▽紋別セントラルホテル▽網走観光ホテル▽湯宿だいいち▽ホテルベアモンテ

 【青森県】
浅虫観光ホテル▽奥入瀬渓流ホテル▽ホテルグランメール山海荘▽星野リゾート青森屋▽海扇閣▽酸ケ湯温泉旅館▽不老ふ死温泉

 【岩手県】
佳松園▽浄土ヶ浜パークホテル▽ホテル志戸平▽ホテル紫苑▽結びの宿愛隣館▽長栄館▽滝の湯いつくし園▽山水閣▽ホテル対滝閣▽ホテル森の風鶯宿▽愛真館▽宝来館▽幸迎館▽中島旅館▽游泉志だて▽南部湯守の宿大観▽四季館彩冬

 【宮城県】
松島ホテル一の坊▽篝火の湯緑水亭▽鳴子観光ホテル▽ホテル壮観▽伝承千年の宿佐勘▽ホテル松島大観荘▽遠刈田ホテルさんさ亭▽ホテルニュー水戸屋▽鷹泉閣岩松旅館▽ホテルきよ水▽名湯の宿鳴子ホテル▽ゆづくしsalon一の坊▽南三陸ホテル観洋▽La楽リゾートホテルグリーングリーン▽華夕美▽花ごころの湯新富亭▽岩沼屋▽ホテルオニコウベ▽名湯・秘湯うなぎ湯の宿琢琇▽湯主一條▽バーデン家壮鳳▽旅館かつらや▽茶寮宗園▽ホテル華乃湯

 【秋田県】
海と入り陽の宿帝水▽男鹿観光ホテル▽湯瀬ホテル▽姫の湯ホテル▽セイコーグランドホテル▽男鹿グランドホテル▽さとみ▽妙の湯▽雄山閣▽ホテル鹿角

 【山形県】
たちばなや▽八乙女▽日本の宿古窯▽萬国屋▽月岡ホテル▽上杉の御湯御殿守▽展望露天の湯有馬館▽ほほえみの宿滝の湯▽蔵王国際ホテル▽葉山館▽河鹿荘▽仙峡の宿銀山荘▽游水亭いさごや▽蔵王四季のホテル▽深山荘高見屋▽いきかえりの宿瀧波▽おおみや旅館▽海辺のお宿一久▽はたごの心橋本屋▽松伯亭あづま荘▽亀や▽つたや肘折ホテル▽ホテル王将▽華夕美日本海▽天童ホテル▽桜桃の花湯坊いちらく▽ニュー村尾浪漫館▽ホテルルーセントタカミヤ▽ホテル満光園▽甚内旅館▽和歌の宿わかまつや▽天神の御湯あづま屋▽変若水の湯つたや▽まいづるや▽季味の宿山の季▽湯どの庵

 【福島県】
匠のこころ吉川屋▽八幡屋▽ホテル華の湯▽大川荘▽庄助の宿瀧の湯▽丸峰観光ホテル▽風望天流太子の湯山水荘▽スパリゾートハワイアンズ▽四季彩一力▽ホテルグランデコ▽山形屋▽花月ハイランドホテル▽くつろぎ宿新瀧・千代滝▽栄楽館▽陽日の郷あづま館▽旅館玉子湯▽金蘭荘花山▽裏磐梯高原ホテル▽元禄彩雅宿古滝屋▽飯坂ホテル聚楽▽福住旅館▽野地温泉ホテル▽ホテルリステル猪苗代▽ホテルニューパレス▽こいと旅館▽吹の湯▽おとぎの宿米屋▽芦ノ牧グランドホテル▽ホテル浜とく▽裏磐梯ロイヤルホテル

 【茨城県】
五浦観光ホテル別館大観荘▽思い出浪漫館▽筑波山江戸屋▽大洗ホテル▽筑波山ホテル青木屋

 【栃木県】
あさや▽宿屋伝七▽花の宿松や▽鬼怒川グランドホテル夢の季▽きぬ川ホテル三日月▽鬼怒川温泉ホテル▽日光千姫物語▽ホテルニュー塩原▽小槌の宿鶴亀大吉▽ホテルサンシャイン益子舘▽ホテルエピナール那須▽かんすい苑覚楽▽日光レークサイドホテル▽若竹の庄▽平の高房▽松川屋那須高原ホテル▽湯ったりの宿松楓楼松屋▽彩り湯かしき花と華▽七重八重▽ホテル花庵▽那須高原の宿山水閣▽ホテルサンバレー那須▽彩つむぎ▽湯守田中屋▽鬼怒川金谷ホテル▽女夫渕温泉ホテル

 【群馬県】
四万やまぐち館▽源泉湯の宿松乃井▽福一▽草津温泉ホテル櫻井▽ホテル木暮▽旅館たにがわ▽万座温泉日進舘▽舌切雀のお宿磯部ガーデン▽望雲▽水上館▽猿ヶ京ホテル▽別邸仙寿庵▽古久家▽草津ナウリゾートホテル▽草津ホテル▽法師温泉長寿館▽四万温泉柏屋旅館▽奈良屋▽辰巳館▽寶川温泉汪泉閣▽ホテル一井▽香雲館▽温泉三昧の宿四万たむら▽万座亭▽ホテル天坊▽妙義グリーンホテル▽悠湯里庵▽時わすれの宿佳元▽源泉湯の宿紫翠亭▽仙郷▽金盛館せゝらぎ▽和心の宿オーモリ▽森秋旅館▽如心の宿ひびき野▽ホテルきむら▽かのうや▽かやぶきの郷薬師温泉旅籠▽ひがきホテル▽檜の宿水上山荘▽蛍雪の宿尚文

 【埼玉県】
旅館美やま

 【千葉県】
満ちてくる心の宿吉夢▽鴨川館▽鴨川ホテル三日月▽勝浦ホテル三日月▽鴨川グランドホテル▽鴨川ヒルズリゾートホテル▽蓬莱屋▽海の湯宿花しぶき

 【東京都】
水月ホテル鴎外荘▽ザ・キャピトルホテル東急▽パークハイアット東京▽浅草ビューホテル

 【神奈川県】
海石榴▽箱根吟遊▽強羅花壇▽強羅花扇▽元湯旅館▽紫雲荘▽箱根高原ホテル▽ホテル河鹿荘▽山翠楼▽ホテルおかだ▽四季の湯座敷武蔵野別館

 【山梨県】
銘石の宿かげつ▽ホテル鐘山苑▽若草の宿丸栄▽全館源泉かけ流しの宿慶雲館▽ホテルふじ▽湖山亭うぶや▽秀峰閣湖月▽下部ホテル▽華やぎの章慶山▽風のテラスkukuna▽富士レークホテル▽常磐ホテル▽ホテル石風▽湖南荘▽富士野屋夕亭▽ホテル八田▽ホテル春日居▽石和名湯館糸柳▽糸柳別館離れの邸和穣苑▽山岸旅館▽坐忘

 【長野県】 
ホテル翔峰▽明神館▽上林ホテル仙壽閣▽旅館花屋▽藤井荘▽街道浪漫おん宿蔦屋▽ホテル白樺荘▽緑翠亭景水▽ホテル木曽路▽ホテルやまぶき▽立山プリンスホテル▽一茶のこみち美湯の宿▽ぬのはん▽白樺リゾート池の平ホテル▽RAKO華乃井ホテル▽あぶらや燈千▽ユルイの宿恵山▽ホテル紅や▽蓼科温泉ホテル親湯▽山野草の宿二人静▽浪漫の館月下美人▽渋温泉古久屋▽上高地清水屋ホテル▽昼神グランドホテル天心▽旅館さかや▽ホテル玉之湯▽七草の湯▽野沢グランドホテル▽帝産ロッジ▽ホテル椿野▽つたや季の宿風里▽よろづや▽浜の湯▽旅の宿滝の湯▽白船グランドホテル▽双泉の宿朱白▽岩の湯▽ホテル清風園▽別所観光ホテル▽ホテル阿智川▽石苔亭いしだ▽湯元齋藤旅館▽ホテル圓山荘▽旅館はくら▽野辺山荘▽天空の楽園清里高原ホテル▽歴史の宿金具屋▽一乃湯果亭▽泡の湯▽湯元上山田ホテル▽美白の湯荻原館▽上高地帝国ホテル▽癒楽の宿清風苑▽しろうま荘

 【新潟県】 
白玉の湯泉慶・華鳳▽四季を彩る湯沢グランドホテル▽水が織りなす越後の宿双葉▽ホテル清風苑▽ゆもとや▽四季の宿みのや▽ホテル小柳▽ホテル摩周▽夕映えの宿汐美荘▽風雅の宿長生館▽赤倉ホテル▽岬ひとひら▽大観荘せなみの湯▽ホテル吾妻▽ひなの宿千歳▽ホテル秀山▽ホテル大佐渡▽海華亭かわい▽ホテル飛鳥▽和泉屋▽ゆの宿峡里▽よもやま館

 【静岡県】
いなとり荘▽ホテル九重▽坐漁荘▽稲取銀水荘▽下田セントラルホテル▽季一遊▽ホテルカターラ福島屋▽柳生の庄▽観音温泉▽堂ヶ島ニュー銀水▽稲取東海ホテル湯苑▽桂川▽ホテル伊豆急▽ホテルサンハトヤ▽堂ヶ島温泉ホテル▽焼津グランドホテル▽ホテルアンビア松風閣▽古屋旅館▽ホテルサンバレー伊豆長岡▽秘湯の宿運龍▽西伊豆クリスタルビューホテル▽食べるお宿浜の湯▽山水館欣龍▽宙SORA渡月荘金龍▽ホテルウェルシーズン浜名湖▽ラビスタ伊豆山▽熱海後楽園ホテル▽嵯峨沢館▽熱川プリンスホテル▽瑞の里○久旅館▽楽山やすだ▽星野リゾート花乃井▽赤沢温泉ホテル▽舘山寺サゴーロイヤルホテル▽杜の湯きらの里▽うみのホテル中田屋▽ホテルミクラス▽堂ヶ島小松ビューホテル▽赤尾ホテル海諷廊▽青山やまと▽望水▽浜名湖グランドホテルさざなみ館▽たたみの宿湯の花亭▽あたみ石亭

 【愛知県】
ホテル東海園▽ホテル竹島▽ひがきホテル▽源氏香▽ホテル明山荘▽名古屋マリオットアソシアホテル▽旬景浪漫銀波荘▽伊良湖シーパーク&スパ▽風の谷の庵▽はづ別館▽名鉄犬山ホテル

 【三重県】
戸田家▽風待ちの湯福寿荘▽ホテル花水木▽鳥羽シーサイドホテル▽サン浦島悠季の里▽芭新萃▽熊野倶楽部▽ホテル季の座▽あじ蔵かろかろ▽日の出旅館▽賢島宝生苑

 【岐阜県】
本陣平野屋花兆庵▽岐阜グランドホテル▽水明館▽高山グリーンホテル天領閣▽穂高荘山月▽ひだホテルプラザ▽ホテルくさかべアルメリア▽奥飛騨ガーデンホテル焼岳▽吉泉館竹翠亭▽宝生閣▽八ツ三館▽十八楼▽ホテルパーク▽鵜匠の家すぎ山▽岐阜都ホテル▽ホテル穂高▽旅館御岳▽山形屋

 【富山県】
金太郎温泉▽宇奈月国際ホテル▽延楽▽ホテル立山▽延対寺荘▽宇奈月グランドホテル▽つるぎ恋月▽風流味道座敷ゆめつづり

 【石川県】
加賀屋▽瑠璃光▽法師▽ゆのくに天祥▽辻のや花乃庄▽日本の宿のと楽▽花紫▽茶寮の宿あえの風▽花つばき▽たちばな四季亭▽お花見久兵衛▽べにや無何有▽厨八十八▽雄山閣▽佳水郷▽白鷺湯たわらや▽金沢都ホテル▽川端の湯宿滝亭▽海游能登の庄▽宿守屋寿苑▽ゆけむりの宿美湾荘▽みどりの宿萬松閣▽ゆ湯の宿白山菖蒲亭▽ホテル高州園▽日本の宿山乃湯▽吟行散策湯坊の宿山留花▽ランプの宿▽まつさき▽虹と海▽金沢茶屋

 【福井県】
まつや千千▽グランディア芳泉▽清風荘

 【滋賀県】
びわ湖花街道▽暖灯館きくのや▽里湯昔話雄山荘▽びわ湖温泉紅葉▽琵琶湖グランドホテル▽びわこ緑水亭▽京近江▽湯元舘▽琵琶湖ホテル

 【京都府】
松園荘保津川亭▽嵐山辨慶▽柊家▽旅庵花月▽要庵西富家▽佳松苑▽一望館▽油屋▽おもてなしの宿渓山閣▽海花亭花御前

 【大阪府】
ザ・リッツ・カールトン大阪

 【兵庫県】
淡路インターナショナルホテルザ・サンプラザ▽佳泉郷井づつや▽ホテル金波楼▽西村屋本館▽西村屋ホテル招月庭▽有馬グランドホテル▽朝野家▽兵衛向陽閣▽ホテルニューアワジ▽中の坊瑞苑▽銀波荘▽うめ丸

 【奈良県】
さこや

 【和歌山県】
ホテル中の島▽かつうら御苑▽ホテル浦島▽白良荘グランドホテル▽紀州・白浜温泉むさし▽花いろどりの宿花游▽家族とすごす白浜の宿柳屋

 【鳥取県】
華水亭▽皆生つるや▽三朝館▽依山楼岩崎▽皆生グランドホテル天水▽花屋別館▽三朝薬師の湯万翆楼▽望湖楼▽皆生菊乃家▽旅館大橋▽芙蓉別館

 【島根県】
曲水の庭ホテル玉泉▽佳翠苑皆美▽皆美館▽玉造グランドホテル長生閣▽白石家▽松乃湯

 【岡山県】
湯郷グランドホテル▽鷲羽ハイランドホテル▽八景▽清次郎の湯ゆのごう館▽せとうち児島ホテル▽季譜の里▽ゆのごう美春閣

 【広島県】
宮島グランドホテル有もと▽石亭▽ホテル鴎風亭▽景勝館漣亭▽みやじまの宿岩惣

 【山口県】
大谷山荘▽白木屋グランドホテル▽湯本観光ホテル西京▽萩観光ホテル▽北門屋敷▽西の雅常盤▽錦帯橋温泉ホテルかんこう▽古稀庵▽松田屋ホテル▽名勝山水園▽ホテルかめ福▽ホテル西長門リゾート

 【徳島県】
和の宿ホテル祖谷温泉▽ホテルかずら橋▽峡谷の湯宿大歩危峡まんなか

 【香川県】
湯元こんぴら温泉華の湯紅梅亭▽琴平グランドホテル桜の抄▽石灯りの館花樹海▽湯元ことひら温泉琴参閣▽チェレステ小豆島

 【愛媛県】
ふなや▽大和屋本店▽道後舘▽道後プリンスホテル▽宝荘ホテル▽ホテル椿舘▽大和屋別荘▽ホテル椿舘別館

 【高知県】
城西館▽三翠園▽土佐御苑▽足摺国際ホテル

 【佐賀県】
萬象閣敷島▽和多屋別荘▽茶心の宿和楽園▽嬉野観光ホテル大正屋▽大正浪漫の宿京都屋▽椎葉山荘

 【長崎県】
ゆやど雲仙新湯▽雲仙宮崎旅館▽東園▽雲仙福田屋▽旅亭半水廬▽平戸千里ヶ浜温泉ホテル蘭風

 【熊本県】
清流山水花あゆの里▽三愛高原ホテル▽杖立観光ホテルひぜんや▽黒川荘▽山みず木▽湯の蔵▽湯峡の響き優彩

 【大分県】
由布院玉の湯▽ホテル白菊▽杉乃井ホテル▽花菱ホテル▽亀の井別荘▽楓の小舎▽九重悠々亭

 【宮崎県】
酒泉の杜綾陽亭▽合歓のはな▽青島パームビーチホテル▽神仙▽シェラトングランデオーシャンリゾート

 【鹿児島県】
ホテル秀水園▽指宿白水館▽霧島山上ホテル▽霧島国際ホテル▽指宿フェニックスホテル▽旅館吟松▽霧島いわさきホテル▽指宿海上ホテル▽城山観光ホテル▽霧島ホテル

 【沖縄県】
ルネッサンスリゾートオキナワ▽カヌチャベイホテル&ヴィラズ▽パシフィックホテル沖縄▽ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート▽ホテル日航アリビラ▽ラグナガーデンホテル▽リザンシーパークホテル谷茶ベイ▽ザ・ビーチタワー沖縄

(投票受付は10月1日から31日をもって終了しました)

民間運営目指す、中期計画(新関空)

“国家的プロジェクト”

 新関西国際空港は10月25日、東京都内で会見を開き、7月1日の関西国際空港と大阪国際空港(伊丹空港)の経営統合後の経営戦略に基づく「中期経営計画」を安藤圭一社長が発表した。新関空は、コンセッション(完全民間運営化)を目指しており、安藤社長は「国家的プロジェクト」と表現。「新しい視点で、事業価値の拡大をはかる。掲げた数字を現実にしていかなくてはならない」と意気込んだ。

 安藤社長は「民間が主導になり、民間の資金を活用していくことで、自立した経営を実現する。うまくいけば、国が管理する約30の空港のモデルになる。国が投下した資金を民間にバトンタッチしていくことが大きな狙いだ」としながらも、「コンセッションが最終目的ではない。多くの航空会社に飛んでもらい、多くのお客様に来てもらうという事業価値の最大化が最も重要だ」と強調。「航空業界が再編の時代で、競争が激化しているなか、空港も合わせて変革をしなければならない。エアラインは大切なパートナーでウィンウィンの関係を築いていく」と語った。

 同社は7月に発表した経営戦略で「アジアのリーディングエアポート」を目指す空港像に設定。計画でも、大きくアジア市場の成長を取り込むことを主眼に置く。これに向け、航空成長部門の重点プロジェクト「旅客ネットワーク拡大戦略」では、現在14・4%の国際線LCCの就航割合を、14年夏に25%まで引き上げる目標を設定。アジアの急拡大するLCCを確実に誘致していく。LCCの設備は、10月28日に専用ターミナルの第2ターミナルが供用を開始したところだが、早ければ来年度中にもLCC利用を想定した、第3ターミナルの建設に着工するという。一方で、「LCCが25%になっても、75%はフルサービスキャリア(FSC)。料金施策などで長距離を飛んでもらうためのプロモーションをかけている」とした。

 このほか、航空成長の重点プログラムは「貨物ハブ空港戦略」と「料金戦略」「アクセス改善」をあげる。さらに、航空成長のほか、ターミナル成長と経営効率化、安全安心・お客様満足向上・環境対策、空港運営ノウハウの活用を柱に、そのもとにそれぞれ重点プロジェクトを設定。空港運営ノウハウの活用は「国際事業展開」として、海外の空港のコンサルティング業務なども視野に入れる。

 会見では、安藤社長の見解として「将来的に神戸空港も入れていくのが望ましい」という考えも明かした。また、領土問題以降の現況として9月の中国方面への出国数は前年同月比で91%となっており、「少なくとも来年の3月まで影響がでるだろう」としたうえで「イベントリスクは避けられない。さまざまなことが起こるが、すべて長期的にみなければならない。将来的にこの業界は成長産業。2030年に、アジアは最大市場になる」と力説した。 

秋田美人100人がPR、秋田県ふるさとまつり

ふるさと秋田まつり

 秋田県は9月29・30日、観光PRイベント「ふるさと秋田まつり」をJR有楽町駅前で開いた。田沢湖・角館観光連盟の「秋田美人100人」も加わり、キャンペーンを展開した。

 同県は、2013年秋に行われる秋田デスティネーションキャンペーン(DC)のプレDCを10月1日から12月31日まで開催。プレDCのオープニングに合わせて駅前に設置されたステージでは、なまはげ太鼓や重要無形民俗文化財の竿燈などの郷土芸能のほか、きりたんぽ鍋などの販売も行われた。仙北市や北秋田市、大仙市なども参加し、通行人に観光パンフレットを配布した。さらに、秋田美人100人は門脇光浩仙北市長らとともに銀座を練り歩き、歩行者天国で行き交う人々に観光PRをした。

 プレDC期間中は、さまざまなイベントが開かれる。10月20・21日は秋田―東能代間で蒸気機関車「SLあきた路号」が運行され、27・28日は着物で秋の武家屋敷を散策するツアーなども実施された。

日本旅館協会へ期待、観光庁井手長官

関係団体との連携強化へ

 観光庁の井手憲文長官は10月23日の会見で、10月1日に日本旅館協会が設立されことを受け「より関係団体とのコミュニケーションを密に、意思疎通をはかりながら、観光政策を進めていきたい」と語った。

 日本旅館協会設立を受け井手長官は「国観連と日観連が1つに合併したことで、従来以上に宿泊業界を引っ張っていってほしい。観光庁も同じ方向を向きながら手を携えて観光政策を進めていきたい」と期待を寄せた。「これまでは、関係団体との連携や意思疎通が充分ではなかった。各レベルでの日常的なコミュニケーションを密にし、観光産業の強化に取り組まなくてはいけない」と語った。具体的には、9月に第1回検討会が開かれた観光産業政策検討会をあげ、「今まではイベントをやって終わりということが多かったが、観光立国実現のためには、観光産業自体を強くしなくてはいけない。そのために観光産業政策検討会をしっかりと形にしていきたい」と力を込めた。観光庁傘下の唯一の旅館団体として観光庁との連携に今後大きな期待がかかる。 井手長官はこの観光産業政策検討会に加えて、12年度下期の重点政策についてMICEをあげる。「これまでは行政も都市も受け身で力不足だった。掛け声だけではなく、中身のある政策で行動を起こさなくてはいけない」と強調。9月の同会見でもMICEの重要性に触れている。

中国人客に尖閣の影響、「外客、韓国に1歩先を越されている」

 9月の訪日外客数で韓国が2010年比24・9%のマイナス、中国が同10・1%のマイナスとなったことを受けて、井手長官は、「韓国は竹島の影響ではなく、9月16日の台風16号と、旧盆の曜日配列の関係」と分析。中国に関しては尖閣問題の影響を認め、「中国市場回復のため、計画していたキャンペーンを予定通り行っていく」とした。その他の東南アジア地域は好調をキープ。井手長官は、10月14―20日にインド、インドネシア、タイへ出張した際に現地旅行会社と意見交換し好感触を得ているという。「東アジアだけでなく、ASEANやインドなどの南アジアにも力を入れていく」と語り、今後もタイ、フィリピン、シンガポール、マレーシア、インド、インドネシアなどで訪日旅行促進海外現地オールジャパン連携事業を予定している。
また、インバウンド全体をみて「ライバルである韓国に常に一歩先を越されている」と指摘。観光関係の政府予算は日本が約100億円に対し、韓国は約700億円、海外事務所は日本の13カ所に対し、韓国は約2倍、職員数では5倍近く溝を開けられている。「予算がまったく違うので、韓国のように大々的なTV広告を打てない」と述べ、「韓国のホームランに対抗するため、バントと内野安打でつないでいる感じ」と例えた。ビザの要件緩和でも韓国は先に進んでおり、観光庁では今後さらにビザ要件緩和などについて働きかけていくという。

地域限定3種来年中に、事前収受20%制限撤廃

 現在検討を進めている地域限定第3種旅行業についても概要を報告。手配旅行と受注型企画旅行、国内募集型企画旅行について隣接市町村に限り取り扱えるようにする。営業保証金は100万円。また、第3種旅行業者が事前収受できる金額を旅行代金の20%以内に制限する規制を撤廃する予定。これにより、申込時に全額を収受することができるようになる。「これらの施策により旅行業への新規参入を促進し、小回りが利く着地型旅行を増やし、活性化させることが狙い」と語り、制定は「来年の早い時期に」とした。