「デュオキャンプ」増加に期待高まる(オートキャンプ白書2026)

2026年7月23日(木)配信

日本オートキャンプ協会の田代嘉宏会長

 日本オートキャンプ協会(田代嘉宏会長)が7月22日(水)に発表した「オートキャンプ白書2026」によると、25年の平均キャンプ泊数は前年比0.2ポイント増の6.9泊、回数は同0.1ポイント増の5.1回と前年を上回った。前年に続く猛暑やクマの出没情報が相次いだが、「高い水準を維持し、キャンプの根強い支持と関心がうかがえる」と見解を示した。また、夫婦やカップルなど2人で楽しむ「デュオキャンプ」が増え、平日の利用増加につながると期待した。

 25年は前年に続く猛暑の影響を大きく受けた一方で、標高の高い高原エリアや湖畔などの避暑環境に優れたキャンプ場への需要が高まり、一部地域では前年を上回る活況もみられたと報告。猛暑が常態化するなか、「涼しく過ごせるキャンプ」を積極的に選ぶ傾向が強まり、暑さを避けながらキャンプを楽しもうとする利用者の行動変化がみられたと説明した。

 9月以降は全国各地でクマの出没情報が相次いだ。キャンプ場でクマによる実害がなくとも、多数の問い合わせや風評的な影響が大きく、予約取り消しや利用控えが発生した地域もあった。一方、関東圏ではクマが生息していないとされる千葉県内のキャンプ場の人気が高まるなど、暑さ同様、環境変化に対応してキャンプを楽しもうとする姿勢も見受けられた。

 猛暑とクマ出没の風評による影響のなか、25年のオートキャンプ参加人口も同5.1%減の560万人となり、前年からやや減少に留めた。

デュオキャンプ注目、ソロと家族の中間層に

 また、近年注目を集めてきたソロキャンプに加え、夫婦やカップルなど2人で楽しむ「デュオキャンプ」も拡大し、平日の利用増加につながる動きとして注目した。

 キャンプ場から見たキャンパー傾向では、「ソロキャンパーが増えた」が最多の37.2%で、依然として拡大傾向が続いている。次いで「外国人が増えた」が25.6%、「女性のソロキャンパーが増えた」が23.7%となり、SNSを通じた情報発信や、施設側の整備が進んだことも増加の背景にあると考えられる。

 今回調査項目に加えた「デュオ(2人連れ)が増えた」は22.8%で4番目に多かった。少人数での利用ニーズが定着しつつあり、ソロとファミリーの中間層として存在感が増した。

 同協会は「ファミリー中心であった従来のキャンプ場利用像から大きく変化している。施設側は画一的なサービスではなく、多様な層に対応できる柔軟な運営体制と設備整備が一層重要となる」考えを示した。

ビギナー増加5年ぶり、安さで宿泊の選択肢に

 キャンプ経験年数平均は、22年から右肩上がりで推移し、25年も同0.1ポイント増の9.4年と4年連続の上昇となった。年数別では、経験年数1年である「ビギナー層」が21年から減少傾向となっていたが、25年は同2.1ポイント増の16.1%と、5年ぶりの増加に転じた。

 このほか、キャンプを始めた理由では、前年4位だった「安く宿泊するため」が3位へ上昇し、物価高を背景に宿泊費を抑える選択肢として、キャンプを選ぶ傾向が広がりつつあると分析した。

 キャンプの防災への有効性についても、「キャンプ経験が災害時に役立つ」と90.5%が回答。キャンプを通じて身につく経験や知識、技術が防災力向上につながるという認識が広く浸透していると明らかにした。

リロバケーションズ、国東に愛犬同伴型リゾートを8月1日開業

2026年7月23日(木) 配信

【露天風呂付き】オーシャンビュー特別室 (AI生成・加工イメージ)

 リロバケーションズ(田村佳克社長、東京都新宿区)は8月1日(土)、大分県国東市に愛犬と泊まれるリゾートホテル「くにさき 森と海のドッグリゾート」(大分県国東市国東町小原3204-1)を開業する。全38室で愛犬と宿泊できる。

 このほど公開した公式サイトでは、オーシャンビューの客室や大浴場、合わせて約1000坪の3つのドッグランなどを紹介している。

 宿泊プランは、オープン記念として20%オフになる「愛犬とのグルメステイ〈特選コース〉」を売り出している。おおいた和牛ステーキをメインに、地元の食材を利用したコース料理を用意する。2人1室利用時の1人料金は1万7600円から。犬の料金は1頭4400円、2頭6600円、3頭8800円。1室3頭まで。

【国土交通省】人事異動(7月24日付)

2026年7月23日(木) 配信

 国土交通省は7月24日付の人事異動を発令した。

 大臣官房付(警察庁長官官房付)髙木正人

佐川急便、成田空港に宅配・手荷物カウンターオープン 当日中にホテルなどへ荷物を配送するサービスも

2026年7月23日(木) 配信 

カウンターのイメージ

 佐川急便(笹森公彰社長、京都府京都市)は7月22日(水)、成田空港第1ターミナルと第2ターミナルの到着フロアに、宅配便・手荷物一時預かりカウンター「SAGAWA Baggage Delivery & Storage」をオープンした。

 同カウンターでは、自宅などへの通常の宅配に加え、品川区や中央区、新宿区、渋谷区など東京都内10区と千葉県浦安市内にあるホテルへ当日中に荷物を配送するサービス展開。荷物を持ち運ぶ不便さを解消する「手ぶら観光」を推進する。

 また、通常の宅配と手荷物一時預かりについては、事前申込を行うことで、カウンターでの受付がQRコード読み取りのみで完了するサービスも展開している。

 同社は今後、出発フロアにもカウンターの開設を予定。オープン後には事前に自宅やホテルなどから配送した手荷物の受け取りにも対応する。

ANAにキュン! ANA Xが7月のキャンペーン内容を発表

2026年7月23日(木) 配信

今月もANAにキュン!

 ANA X(神田真也社長、東京都中央区)はこのほど、7月29日(水)に開催する「ANAにキュン!」のキャンペーン内容を発表した。毎月29日はANA(全日本空輸)の感謝の日と位置づけ、月替わりで旅行から日常のさまざまなサービス企画を実施している。今月は、国内・海外のダイナミックパッケージで使える割引クーポンなどを用意する。

 国内旅行はダイナミックパッケージで最大1万3000円の会員限定割引クーポンを発行する。また、ANAにキュン!プランを設定する。アクティビティは東京・沖縄限定で通常の3倍マイルが貯まる。ホテル予約は、会員限定で最大2600円割引のクーポンを用意する。

 海外旅行はダイナミックパッケージが最大10万円引きになるクーポンを配布。ホテルは全方面で3倍のマイルが貯まるキャンペーンを実施する。

 ANA Mallでは、全商品5倍のマイルが貯まるほか、同時開催中のトラベルグッズやお中元3倍マイルキャンペーンとの併用でさらにマイルアップができる。また、A-styleではANAオリジナル商品が最大34%オフになる。サイト全体で使える1000オフクーポンも配布する。

 キュン商品の販売期間は7月29日午前零時~午後11:59まで。今月は全10企画を実施する予定で、詳細は当日発表する。7月28日の午後3時には本番のサイトがオープンする。

日本大学矢嶋ゼミの学生、三島市で観光客をもてなす産学官イベントを企画・実践

2026年7月23日(木) 配信

学生が忍者の衣装で動画を撮影し思い出作りも

 日本大学国際関係学部(静岡県三島市)で観光を学ぶ矢嶋敏朗ゼミナールの3年生19人は、7月18(土)、19日(日)の2日間、三島駅南口の商業施設「ミトワみしま」で、訪日外国人などの観光客をもてなすイベント「水の都 和フェス」を開いた。

 同イベントは、三島市観光協会をはじめ、スタートアップ企業「yomiyomi」(仲村怜夏代表)や、三島市を代表する企業と協力しながら、市内の回遊性向上と、観光体験の価値の持続化へつなげる産官学連携の取り組み。

 ゼミ生らは、地元の老舗製茶問屋「山田園」のお茶や、老舗和菓子店「兎月園」の銘菓、タリーズコーヒーなどを振る舞い、駅を訪れた来場者をもてなした。

 地元企業との密な連携により、三島ならではの食の魅力を直接アピールする試みに、矢嶋敏朗教授は「学生たちが観光客に『どうしたら地域への愛着を感じてもらえるか』と、さまざまな工夫を凝らした点を評価したい」と語る。

 「yomiyomi」との連携では、スマートフォンをかざすと特製動画が再生されるステッカー(思い出召喚ステッカー)を来場者に配布。学生自らが忍者の衣装を着て、外国人観光客と一緒に動画を撮影して楽しむなど体験型の交流も行った。

三島駅前で学生たちが観光客と接点を持つ

 さらに三島駅周辺の利便性などについて、外国人観光客を対象にアンケート調査(行動動向調査)も実施。矢嶋教授は「調査結果はゼミの発表会で報告する予定で、三島市のインバウンド施策に生かすための実践的なデータ収集の場にもなっている」と話す。

 企画の立案や実践の中心となった副ゼミ長は、「三島は伊豆や箱根への玄関口として利便性が高い反面、宿泊されずに通過されてしまうことが多いのが現状」と分析。そのうえで「このイベントを通じて、三島の魅力を多くの観光客に知ってもらい、単なる通過点ではなく、『また来てもらう』きっかけになれば嬉しい」と思いを述べた。

「韓国小都市30選」を新設 まち歩きで地方の魅力発信 JATA×韓国観光公社

2026年7月23日(木) 配信

2026年度も共同施策で送客拡大へ

 日本旅行業協会(JATA)は7月23日(木)に定例会見を開き、韓国観光公社と共同で実施する訪韓日本人観光客拡大に向けた施策を発表した。今年度は新たに「韓国小都市30選」を選び、“まち歩き”を通して韓国の地方の新たな魅力を伝える。今年度は仙台や新潟、福岡など全国で説明会を開催して認知度を高め、来年度から商品化や商品コンテストなど本格的な運用を予定する。

 取り組みはアウトバウンド促進協議会(JOTC)・東アジア部会韓国ワーキンググループ(座長=日本旅行ツーリズム事業本部海外旅行事業部・本多寿彦部長)の部会活動の一環として、実施している。ソウルへの一極集中が懸念されている韓国旅行において、各種施策で地方への分散化を狙う。

本多寿彦座長

 本多座長は昨年の韓国への日本人客数は366万人と過去最高を記録したと報告。今年は6月末時点で、海外旅行者数全体の推移が前年比5.3%増のところ、韓国は20.4%増とさらに上回る見込みであることを示し、「韓国観光公社は今年450万人の日本人旅行者数の目標を掲げており、当初は高い目標とされていたが、近しい数字で推移している」と述べた。

 韓国旅行は消費者の旅行会社離れが大きな課題だが、「JATA主要9社の企画商品のデータによると、今年は前年比21%増となっている」と盛り返しており、「我われの活動が実を結びつつあると思いたい」と語った。

 このなかで、今年度で3回目を迎える、韓国伝統の花火祭り「咸安(ハマン)落下ノリ」ジャパンデーは10月15日に実施する。昨年は目標だった1000人送客を達成したことから、今年はさらに拡大し、1500人を目標に掲げる。7月15日時点でJATA会員36社が参画を表明しており、同イベントを盛り込んだ商品造成を行う。

 企画商品の施策は従来から販売を強化している「韓国絶品グルメ30選」と、昨年度選定した「韓国絶景30選」を組み合わせた商品の造成を促進。商品を対象にした旅行企画コンテストも実施し、現時点でJATA会員11社がエントリーしている。

 団体旅行は優秀な営業社員を表彰する「営業王」コンテストを継続する。受注型企画旅行、手配旅行で1人の営業担当者が10人以上の団体を2件以上新規契約すると応募できる。100人以上の大型団体は1件でも可。優秀者は韓国での表彰式に招く。今回は数だけの評価ではなく、地方やイベントへの送客なども加点する。

鄭槿喜(ジョングニ)日本地域センター長兼東京支社長

 韓国観光公社の鄭槿喜(ジョングニ)日本地域センター長兼東京支社長によると、今年の日本市場へのマーケティングは引き続き地方への誘客拡大をはかる。上記のさまざまな施策に加え、7月から日本のパスポート発行手数料が引き下げられたことを受け、JATAの「もっと海外へ!」と連携した初韓韓国旅行応援キャンペーンを12月まで展開。条件を満たしたJATA商品の購入特典として支援割引を行う。

 鄭センター長は「日本は最も大切な市場」と強調したうえで、昨今の世界情勢に伴う燃油高騰や円安など日本人の海外旅行を取り巻く環境について「このような環境下だからこそ、韓国の競争力は高まっている。手軽に訪れられる韓国は、高い満足度やこれまで以上に大きな価値を提供できると確信している」と自信を見せた。

箱根海賊船「ロワイヤルⅡ」をリニューアル、運航開始(小田急箱根)

2026年7月23日(木) 配信

玉座の壁面にはシンボルマークが施されている箱根海賊船「ロワイヤルⅡ」の特別船室

 小田急箱根は箱根海賊船「ロワイヤルⅡ」をリニューアルし、7月18日(土)に運航を開始した。箱根の平均標高は700~800㍍、平野部に比べて気温が約5度低く、今年、避暑旅をコンセプトに次々と施設を進化させている。

 18世紀のフランス艦隊の旗艦をモデルとした箱根海賊船「ロワイヤルⅡ」。白とルージュレッドを基調とした船内だ。近世フランスの華やかさと楽しさを感じるワンランク上の特別なクルーズをコンセプトに特別船室をリニューアルした。新たに、特別船室は優美な曲線装飾を特徴とするロココ様式の家具や座席を配置、船体カラーをイメージしたカクテル「ロワイヤルⅡ」の販売を始める船内カフェのほか、トリックアートを3カ所刷新した。

 既に4月から運行している箱根ロープウェイ「音箱(OTOBACO)」も注目だ。ゴンドラの眺望に音楽を掛け合わせた世界初の立体音響ゴンドラ。早雲山駅から大涌谷駅の片道を運行している。

 「視界が広がるところから旅の高揚を感じますよ」(小田急箱根、勝俣武仁氏)と言う通り、大涌谷の沸き立つ噴気が見え出すと、音の響きとともに心躍る気持ちになる。箱根観光のハイライトを目の前に、イマーシブ(没入感)という付加価値を加えている。

 そして、大涌谷駅に到着すると、この絶景を窓一面に眺めることができるレストランがある。人気を博した「大涌谷 駅食堂」から「OWAKUDANI KITCHEN」として生まれ変わり、7月17日(金)からオープンした。

 人気の大涌谷カレー(温玉付き)に加えて、大涌谷の噴気をイメージしたボリュームのある鉄鍋料理のほか、ラッシーや大涌谷マンゴープリンなど、新たなメニューをラインナップ。鉄鍋はデミグラスハンバーグや魚介のトマトソースなどがあり、「固形燃料を使用し、熱々ぐつぐつの最高の状態でお出しします。卵を入れ味変を楽しんだり、最後にはリゾットとして召し上がって下さい」(箱根プレザントサービス、久保田雅丈氏)と説明してくれる。ダイナミックな景色を五感で味わう美味しさをモチーフにしたという。

フルーツやカスタードクリームをパイで挟んだ「HAKONEミルサンド」など、「フラワーカフェ ロザージュ」の新メニュー

 芦ノ湖では炭火で焼き上げるおだんご専門店「芦ノ湖三福茶屋」がオープンしたほか、小田急リゾーツの運営する「フラワーカフェ ロザージュ」がリニューアルオープン。スイーツにも力を入れている。

 箱根は、三井不動産グループのラグジュアリーホテルをはじめ、宿泊施設も次々開業。グルメ店もオープンし、新名所や立ち寄り場所が増加。毎年、箱根全体でさまざまな展開を続けている。 

【トラベルライター&エディター・細内 律子】

お得な旅で大槌町を応援 「大槌町林野火災 宿泊復興割CP」展開

2026年7月22日(水) 配信

大槌町林野火災 宿泊復興割キャンペーン

 岩手県・大槌町は今年4月に発生した林野火災からの復興支援として、同町内の対象宿泊施設に泊まると、宿泊料金の割引や町内で利用できる商品券の配布を行う「大槌町林野火災 宿泊復興割キャンペーン」を実施する。

 同CPは7月1日から予約を受け付けており、対象期間は、第1弾は2026年8月1日(土)チェックイン~10月31日(土)チェックアウト、第2弾は26年12月1日(火)チェックイン~27年2月28日(日)チェックアウトまで。一部対象除外期間あり。

 期間中に町内14施設に泊まると、1人1泊あたり2000円の宿泊割引に加え、町内で使える復興応援商品券1000円分を受け取れる。

お得な旅で大槌町を応援しよう

 さらに6施設では、岩手県の「おでんせ!いわて旅割キャンペーン」との併用が可能。

 岩手県と大槌町の2つを合わせると9000円の割引となり、大槌の食や風景をお得に楽しみながら、地域の宿や店を応援できる。

JAL、インバウンドの地方送客による経済活性化を促進 第1弾は台湾路線を強化

2026年7月22日(水) 配信

台湾路線を強化

 日本航空(JAL)グループは7月21日(火)、インバウンドの地方送客による地方経済活性化を促進する取り組みを始めた。政府が掲げる2030年までのインバウンド6000万人目標を見据え、地方ダイレクトインの送客を後押しする。

 同社は、国内間に加えて海外と日本をつなぐ需要の創出に取り組む。第1弾として、好調な台北路線を強化し、関西-台北(桃園)線を約2年ぶりに運航するほか、日本トランスオーシャン航空(JTA)の那覇-台北(桃園)線を2026年下期ダイヤも引き続き運航する。

 関西-台北(桃園)線は9月から10月にかけての一部日程が対象となる。那覇-台北(桃園)線は2026年2月3日から就航しており、26年10月25日~27年3月27日までの下期スケジュールを発表した。

 現在、日本の観光業界では、インバウンド需要が首都圏や一部地域に集中する課題がある。同社は、海外から地方への直行便を通じて観光需要の分散と地域の経済循環をはかる考えだ。今後もJALグループのリソースを活用し、提携航空会社との協業も含めて取り組みを加速する。