国際興業、ハワイ5連泊で1泊無料に 水際緩和で旅待ち望む消費者に需要喚起

2023年5月10日(火) 配信

(左から)シェラトン・ワイキキとロイヤル・ハワイアン、モアナサーフライダー・ウェスティンリゾート

 バス・ホテル事業などを展開する国際興業(南正人社長、東京都中央区 )は5月8日(月)から、同社のダイナミックパッケージ予約サイト「The Waikiki Collection」でスイートルームへ5連泊した際、1泊分の料金を無料するキャンペーンを行う。新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、水際措置も大幅に緩和されることから、ハワイ旅行を待ち望んでいる消費者に需要を喚起する。

 対象のホテルはシェラトン・ワイキキとロイヤル・ハワイアン、モアナサーフライダー・ウェスティンリゾート。受付期間は8月31日(木)まで。6月1日(木)~12月27日(水)までの宿泊が対象となる。シェラトン・ワイキキでは、10月31日(火)まで実施している客室のグレードをワンランク無料でアップグレードするキャンペーンを併用することができる。

 同ホテルのオハナ・オーシャン・スイートは、ホテル各階の端に位置する客室。ベッドルームからはダイヤモンド・ヘッドとワイキキビーチを眺めることができる。最大収容可能人数は6人。2つの寝室を備えていることから、同社は「ご家族やグループでの滞在に最適な部屋」という。

ビッグホリデー、AI社員が旅行ブログ公開 生成型AI活用で記事を自動生成

2023年5月10日(水) 配信

AI社員の「本郷一花」さん(社員証イメージとして画像生成AIで作成)

 ビッグホリデー(岩崎安利社長、東京都文京区)は、5月1日(月)から同社公式サイトで、AI社員「本郷一花」さんの記事ページを公開した。同社調べでは旅行業界で初という、ジェネレーティブAI(生成型AI)を使った旅行ブログで、訪れた場所の情報や写真、体験談をAIが解析し、魅力的な旅行記事を自動生成する。

 AI社員の「本郷一花」さんが書く記事は、その土地の風景や食べ物、文化など、幅広い情報を網羅。旅行計画を立てる際に役立つ情報や、旅行中の楽しみを増す情報など、さまざまなニーズに対応していきたい考え。

富良野の旅を紹介(イメージ画像として画像生成AIを利用)

 現在公開している記事は、カップルで楽しむ沖縄県・座間味島の旅と夏の北海道・富良野でフォトスポットを巡る旅、女子旅に最適な長野県・軽井沢への旅。それぞれ画像生成AIが作った本郷さんの画像と共に観光地を紹介している。

 同社は今後もAIを活用した新たな取り組みを行い、旅行会社として新しい価値の提供を目指していく。

7割のホテル事業者がインバウンド回復を実感 集客強化に努める動きも(メトロエンジン調べ)

2023年5月9日(火) 配信

メトロエンジンはこのほど、ウィズコロナのホテル運営とDX活用について調査を行った

 宿泊施設向けレベニューマネジメントツールを提供するメトロエンジン(田中良介CEO、東京都品川区)はこのほど、宿泊事業者を対象に、ウィズコロナのホテル運営とDX活用についてのアンケートを行った。この結果、7割のホテル事業者がインバウンド需要の回復を実感しており、この半数の施設で外国人客が全体の3割だと回答した。

 調査は3月1(水)~28日(火)、20~60代の宿泊事業従事者55人に対して行われた。

 ホテル事業者の70・9%が「外国人観光客が増えた」と回答した。「今は感じていないが、今後は増えると思う」と回答した人も12・7%となった。同社は、「8割以上の事業者がインバウンドの増加を見込んでいる。水際対策の緩和や、円安が後押しになったのでは」と分析した。

 また、インバウンド増加を実感する事業者のうち、41・2%は訪日客が全体の3割を超えたと回答。

 約半数の事業者が、インバウンド獲得のために具体的な取り組みを実施していると答えた。主な取り組みは、「外国人の呼び込み強化」と「翻訳機の活用」で、3割以上が取り入れていた。

 一方で、提供するプランやサービス自体をインバウンド仕様にする事業者もいたことから、「より本質的な方法でインバウンド集客の強化に努める動きも見られた」(同社)と分析している。

「トリュフ香るチーズクリームペンネ」など3種追加 カンデオンホテルズ大宮 朝食メニューを一部リニューアル

2023年5月9日(火) 配信

トリュフ香るチーズクリームペンネ

  カンデオホテルズ大宮(埼玉県さいたま市)はこのほど、朝食メニューを一部リニューアルした。

 新たに、「お醤油を愉しむ卵かけご飯」と「トリュフ香るチーズクリームペンネ」、同ホテル限定の「湯種食パン」の3種類の新メニューを用意。「お醤油を愉しむ卵かけご飯」は県産卵「彩たまご」と各地から厳選して集めた醤油を楽しむメニューで、醬油は定番から変わり種まで常時10種類を取り揃えている。また「トリュフ香るチーズクリームペンネ」は、イタリアではどこの家庭にもあるチーズ「グラナ・パダーノ」を器につくるペンネで、仕上げに白トリフオイルを絡ませることでトリフと芳醇なチーズの香りを楽しめるようにした一品。

 カンデオ・ホスピタリティ・マネジメントの運営するカンデオンホテルズ25施設の朝食は、毎朝届く採れ立ての厳選食材を各施設で調理する「手作り」「出来立て」にこだわってっているのが特徴。色々なトッピングを楽しめる「出汁カレー」や、「手作り豆腐」など60種以上のメニューをビュッフェスタイルで提供しており、宿泊客以外も利用できる。

近畿日本ツーリスト、最大16億円の過大請求 受託のワクチン接種業務で

2023年5月9日(火)配信

会見で近畿日本ツーリストの髙浦雅彦社長(中央)らが謝罪した

 近畿日本ツーリスト(髙浦雅彦社長)は5月2日(火)、自治体から委託を受けている新型コロナウイルスのワクチン接種関連の業務費を過大請求していた問題で、最大で約16億円に上る不正の疑いがあると明らかにした。同日に開いた会見には髙浦社長と担当部長らが出席。髙浦社長は一連の問題について謝罪し、「二度とこのような事態を発生させることがないよう再発防止策を構築し、信頼回復に努めていく」と話し、自治体などへの謝罪と説明を行ったうえで、過大請求額を速やかに返納すると説明した。

 同社は、4月12日(水)に公表した西日本支社関西法人MICE支店による大阪府東大阪市への過大請求事案の判明を受け、過去3年間の同社取り扱い受託事業全件に緊急社内点検を実施している。点検対象は、2020年4月1日(水)~23年3月31日(金)の期間に取り扱った762自治体などの受託事業2924件。

髙浦社長が過大請求に関する調査進捗の報告と今後について説明した

 社内点検により、担当者が受託数と差異があることを認識していたものは、東大阪市や静岡県焼津市など全国16自治体で、過大請求額は計約5億8000万円とわかった。このうち、関西法人MICE支店が計約4億円、静岡支店が計約6900万円、その他9自治体が計1億1000万円。金額は現時点での同社算出のものであり、今後、自治体などに確認したうえで確定させるとした。

 加えて、事務処理における誤謬、証憑などの不備により、同社が一旦過大請求と分類したものが約70自治体に、最大で計約10億円との見積もりを算出した。このうち7割が、手配したスタッフの濃厚接触者認定やコロナ罹患などで再委託先の要員不足が生じた際、同社社員が代わりに従事したもの。これを合理的に証明する証憑が不足しているため、過大請求と分類するに至った。

原因は法律知識の欠如、営業目標の達成意識で

 原因としては、新型コロナ対策の受託事業契約に対する法律的知識の欠如や、コロナ禍により旅行事業が厳しいなかで営業目標を達成したいとの思いが強く働いていたことを挙げた。原因の調査を通じて、髙浦社長は「通常の受注型の旅行と同じような感覚でBPO事業、受託事業を考えていたところに一番の原因がある」と説明した。

 今後の対応について、親会社のKNT-CTホールディングスは4月17日(月)付けで、同社の独立社外取締役および外部の専門家による「調査委員会」を設置。受託事業などにおける過大請求の事実認定や点検プロセスの妥当性の評価、発生原因の分析と再発防止策の提言準備を進めるとした。

 この調査に、近畿日本ツーリストは全面的に協力するとともに、明らかになった事実は判明次第速やかに公表し、再発防止策および管理体制の改善策に反映。関係者の処分についても、同調査を踏まえ、社内規定に則り厳正に行うと答えた。

訪日外国人に関する調査・米中韓ベトナム 円安が訪日のきっかけに(アスマーク調べ)

2023年5月9日(火) 配信

アスマークはこのほど、「訪日(旅行)外国人に関する調査」4国版の結果を公開した

 マーケティングリサーチを行っているアスマーク(町田正一代表、東京都渋谷区)はこのほど、「訪日(旅行)外国人に関する調査」の結果を公開した。米国・中国・韓国・ベトナムの20~40代の男女を対象にアンケートを実施したところ、「円安が訪日のきっかけ」と答えた人は、米国とベトナムが4割半ばなのに対し、中国・韓国が7割強だった。

 調査は2022年12月26(月)~28日(水)、各国の20~40代の男女(有効回答数各国300サンプル)にアンケートを行った。

 直近半年以内の訪日経験については、訪日回数は「6回以下」が大半を占め、とくに「3~4回」が4割強で最も高い結果となった。国別で比較すると、中国と韓国はほかの国よりも「5回以上」が高く、リピーターが多い傾向にある。

 訪日旅行の同行者を聞くと、全体では「配偶者」が最も高く、次いで「子供」「友人・知人」となった。国別でみたとき、ベトナムは「配偶者」と「子ども」が高く、家族旅行で訪れていることが窺える。

 一方で、米国は「自分ひとりで」で最も高く、一人旅の旅行先として日本が選ばれていると推測できる。

 訪日未経験者に対して、日本を訪問する時期について問うと、5割弱が1年以内の訪日を予定していることが分かった。国別でみたとき、中国・韓国・ベトナムは「1年以内」が5割を超え、米国を大きく上回った。

松坂健さん「偲ぶ会」 10月7日(土)に帝国ホテル東京で開催へ

2023年5月9日(火) 配信

松坂健さん

 2021年10月8日に逝去された松坂健さんの3回忌にあたり、「偲ぶ会」が23年10月7日(土)正午から、東京都千代田区の帝国ホテル東京で開催される。

 「多彩な顔と広い人脈をもつ故人の想い出を、関係者一同が集って語り合う会にしたい」と、松坂さんの大学の後輩でミステリ評論家の小山正氏が偲ぶ会を企画した。会費は1万円。

 松坂健さんは20年以上本紙にコラムを執筆。全国旅館おかみの集い(女将サミット)にも出席し、人気を博していた。

 問い合わせ=小山正(おやまただし)氏まで。メールアドレスはmatsuzaka.memorial.meeting@gmail.com

「参加入力フォーム」https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSePhxrqdMnZt_m-35LxYEI4kWtCDsjg2SJq9ixKUCCaQc26XA/viewform?vc=0&c=0&w=1&flr=0

「アートと水辺の街 天王洲へ」 天王洲・キャナルサイド活性化協会が産学連携で“稼ぐ”観光都市目指す

2023年5月9日(火) 配信

賑わいをみせる天王洲エリア

 アートと水辺の街 天王洲へ――。天王洲・キャナルサイド活性化協会(三宅康之理事長、東京・品川天王洲)は2015年に創設され、さまざまな水辺空間の利活用を核とした地域社会とアートシティの架け橋となる観光地域づくりを目指している。

 アフターコロナを見据え、「新たな都市観光の創造」へ、同協会は観光庁の観光地域づくり法人(DMO)登録を目指すなかで、パナソニックグループと連携。最新技術を用いた観光DX・空間価値向上技術を活用した観光コンテンツの開発にも取り組んでいる。

 また、産学連携による跡見学園女子大学観光コミュニティ学部の篠原靖准教授(篠原ゼミ)の知見を加えて、「アートと水辺の街天王洲」の新たな魅力づくりに着手している。

 4月21(金)~23日(日)には、「TENNOZ CANAL FES2023―SPRING」が開催された。

ライトアップ

 天王洲エリアの賑わい創出に向け、運河沿いのビル壁面を利用したプロジェクションマッピングやライトアップ、新技術によるミスト演出、「Smart Town Walker(R)」を活用したナゾトキなどを展開。回遊による消費拡大や、魅力ある空間づくりを創出し“稼ぐ”観光の実現へ第一歩を踏み出した。

Smart Town Walker(R)を活用したナゾトキも実施

7月28~30日にはFES2023―SUMMER開催

 今年7月28(金)~30日(日)には、さらにバージョンアップした「TENNOZ CANAL FES2023―SUMMER」を開催予定だ。跡見学園女子大学の篠原ゼミとの協力により、学生の目線を取り入れながら、子供たちや若者が楽しく参加できる新たな体験型イベントの企画運営も計画している。

 同協会の三宅理事長は、「パナソニックグループの最新技術や、篠原ゼミの学生との交流で、次世代の価値や感性を織り込むことができた」と謝意を表し、「天王洲を訪れる国内外の観光客に、彩り豊かな『文化観光の体験都市』を感じていただける観光商品の開発に挑戦していきたい」と話す。

 今後の課題としては、「オフィス街から文化観光への変貌」や、「観光の収益確保」を挙げる。併せて「天王洲らしさ」を体現した商品開発も必須だ。篠原准教授は「新たな価値を具現化した観光商品開発へ、学生とともに考えていきたい」と語る。

奈良で蓮と歴史を楽しむ旅を 奈良市観光協会が4寺巡る企画実施

2023年5月9日(火) 配信

喜光寺の蓮(イメージ)

 奈良市観光協会(乾昌弘会長、奈良県奈良市)は6月15日(木)~8月16日(水)まで、蓮で有名な奈良市の4寺を巡る企画「奈良・西ノ京ロータスロード~蓮と歴史を楽しむ旅~」を西大寺、喜光寺、唐招提寺、薬師寺で実施する。 仏教で「清浄な花」とされている蓮の花。初夏から夏にかけて見ごろを迎える。4つの寺をつなぐ道は「ロータスロード」と呼ばれており、シーズンには毎年多くの参拝者が訪れる。蓮の花は、早朝に花を開き午後には閉じる特徴があり、観賞に適した時間帯は午前中。比較的涼しい朝の時間帯に、寺巡りと合わせて蓮観賞を楽しむのがおすすめという。

 期間中は「四ヶ寺共通拝観券」を販売。本券を各寺の御朱印所で提示すると、ロータスロード特別御朱印が受けられる(別途納経料)。また、10回目を迎える今年は、共通拝観券にオリジナルグッズが付いてくるほか、購入者特典として周辺地域での食事や買い物がお得になるクーポンも配布する。共通拝観券は各寺拝観受付と奈良市内2カ所の観光案内所で紙券を販売するほか、予約サイト「アソビュー!」で電子チケットを販売する。

 また、各種ツアーや体験も実施する。4カ寺を巡るウォーキングツアーのほか、写真家を招いての写真教室、寺での朝がゆ体験などを用意。子供も一緒に参加できる切り絵体験(新企画)も開催予定だ。

 奈良市観光協会は6月15日(木)~8月31日(木)まで、夏の観光キャンペーン「なつの奈良旅キャンペーン2023」を実施しており、同企画もこの一環。今年は「心整う朝」をテーマに、鹿が大集合する朝のイベント「なつの鹿寄せ」などを開催する。また「奈良の夏のおすすめグルメ~大和茶~」と題し、キャンペーン限定大和茶メニューを奈良市内9店舗で提供する。

一休、「一休.comお取り寄せ」 ECサイトを正式リリース

2023年5月9日(火) 配信

「一休.comお取り寄せ」ページイメージ

 高級ホテル・旅館の予約サイト「一休.com」などを運営する一休(榊淳社長、東京都千代田区)は5月8日(月)、全国のプレミアムグルメを自宅で気軽に味わえるECサイト「一休.comお取り寄せ」を正式リリースした。

 レストランの予約サイト「一休.comレストラン」ならではの厳選したお取り寄せグルメサイトとして、2022年5月にテストリリース。それから約1年間の顧客動向分析やレストラン誘致、サイトの機能改善を経てこのたび正式にリリースした。コロナ禍を経て根付いた、“自宅で上質な時間を過ごしたい”というニーズにも応える厳選グルメを取りそろえる。

 現在は約30店舗・100商品を販売している。数カ月先まで予約の取れない懐石料理の人気店「比良山荘(滋賀)」や「日本料理 晴山(東京)」、行列の絶えないベーカリー「バックシュトゥーベ ツオップ(千葉)」など、各ジャンルのトップレストラン・トップシェフの味を厳選。美味しいもの好きなら一度は食べたいプレミアムグルメを取りそろえた。

 特徴は、ジャンルや価格帯に捉われない“本当に美味しいもの”を選り抜いているところ。ほとんどの商品が注文してから1週間ほどで届き、見事に再現された名店の味を複雑な調理も不要で堪能できる。四季折々の食材が織りなす季節限定商品も楽しみの一つだ。

 リニューアル記念企画として、5月14日(日)までプレゼントキャンペーンを実施している。「一休.comお取り寄せ」のメールマガジン配信に新規登録した人の中から、抽選で25人に「比良山荘」の「猪のじゅんさい鍋」セットをプレゼントする。詳細は「一休.comお取り寄せ」サイト内の特設ページから。