トラベルライティングアワード新座賞2022 最優秀は石見さんの「武蔵野の面影は、今わずかに」(新座市産業観光協会)

2023年3月24日(金) 配信

(左後方から時計回りに)長谷川会長、並木市長、金子教育長、晴気さん、石見さん、田子さん(新座市提供)

 埼玉県の新座市産業観光協会(長谷川栄会長)はこのほど、トラベルライティングアワード新座賞2022の授賞作品を発表した。最優秀賞には、石見遼さん(立教大学観光学部観光学科)の「武蔵野の面影は、今わずかに」が選ばれた。市内の3大学に通う学生に市の魅力を発見してもらい、作品を通じた魅力の発信につなげたい考えだ。

 同賞は3大学の各担当教員が観光学系のゼミ学生から提出された作品から計30作品を選出。その後、3大学の学生で構成する学生事務局が新座賞となる10作品を選考。このなかから、観光協会会長と市長、教育委員会教育長、シティプロモーション課職員2人、3大学教員の3人が最優秀賞と優秀賞2作品を選出する。今回は306作品が応募された。

 最優秀賞の「武蔵野の面影は、今わずかに」は、石見さんが国木田独歩の著書「武蔵野」を読み、大学のある武蔵野について出版当時の1900年ごろの姿に思いを馳せていたことから、約350年前に移築された門などが残る平林寺を訪れたことを記した。

 優秀賞には田子聖佳さん(同交流文化学科)の「100メートルのオアシス」と、晴気なばほさん(同)の「新座、夏、涼むには?」が選ばれた。

 3月17日(金)には石見さんと田子さん、晴気さんが長谷川会長と並木傑市長、金子廣志教育長を表敬訪問した。

 講評で長谷川会長は「いろいろな表現が出てきて、それぞれ表現力が素晴らしかった」と語った。

 並木市長は今後の少子高齢化を見越したうえで、「外から見ている人がどう思っているかということも重要なので、学生皆さんの筆の力などで新座を広めてほしい」と話した。

 石見さんは「外の視点から、武蔵野というテーマで考えた。住民に「『新座市はこんなに魅力的なんだ』と思ってもらえれば」と語った。

日本バス協会、深刻な人手不足への対応「外国人運転者の導入実現」など働きかける 

2023年3月24日(金) 配信

冒頭あいさつをする清水一郎会長

 日本バス協会(会長=清水一郎・伊予鉄グループ社長)は3月23日(木)、東京都内で通常理事会を開いた。2023年度は地方路線バスの厳しい現状を訴えながら、全国旅行支援の継続や、人手不足対策として外国人運転者の導入実現など制度改革に向けた働きかけを強化していくことを確認した。

 清水会長は冒頭、「全国旅行支援は(予算が残っている都道府県が対象)4月以降の継続が決まった。バス業界はコロナ禍の3年間苦しめられてきた。今後10~20年間影響を受ける厳しい状態。少々お客様が戻ってきたからといって支援策の打ち切りはありえない。3年間は継続してほしい」と力を込めた。とくに貸切バスを利用した団体旅行の回復には「相当に時間がかかる」とし、全国旅行支援のなかで2割の団体旅行枠を積極的に活用した「団体旅行の需要回復」に取り組んでいく姿勢を示した。

 また、同協会は2030年までにEV(電気自動車)バス累計1万台の導入を目標にしている。国土交通省は22年度2次補正予算などにより100億円規模(約500台分)の予算を計上したが、導入に向けたさらなる支援拡大を要望していく。

 清水会長は地方の路線バスが非常に厳しい経営状況にあることに触れ、「バスは公共交通機関の最後の砦。『路線バスをどうやって残すか』を、国も地方自治体もしっかりと考えていただきたい」と述べた。

 深刻な人手不足の問題については、「政府は賃上げを声高に求めているが、そのためには財源が必要」(清水会長)として、権限を含めて定期的に運賃改定ができるように国に求めていくとした。さらに、最重要課題の運転者不足への対応として、外国人運転者の導入実現をタクシーやトラック業界とも連携して進めていく方針だ。

 今年9月20日の「バスの日」に、日本初の路線バスが走って以来120年を迎える。清水会長は「バスで日本の未来を明るくしていきたい」と呼び掛けた。

ジャルパック、古民家活用に向け 全国古民家再生協会と提携

2023年3月24日(金)配信

全国古民家再生協会の杉本龍一理事長(左から2番目)とジャルパックの平井登社長(同3番目)

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)は3月15日(水)、全国古民家再生協会(杉本龍一理事長、同千代田区)と包括提携協定を結んだ。これにより、古民家を活用したツーリズムの活性化に加え、地域の観光資源を生かした持続可能な地域づくりを目指す。

 両者は同協定に基づき、①古民家を有効に利活用②滞在型のプログラム開発③古民家再生地域の観光行政・DMOとの連携強化④古民家を活用したツーリズムの活性化⑤「サステナブルな地域観光推進室」の運営――のほか、両者の協議により必要と認められる事項に取り組む方針だ。

 異なる領域でSDGsの取り組みを進める両者は2023年4月1日付で、人事交流により共同で同協会内に「サステナブルな地域観光推進室」を設置。両者のノウハウの融合による観光を基盤とした持続可能な地域活性化を各地で展開する。

 今後は「サステナブルな地域観光推進室」が主導となり、各地域の観光資源を活用した持続可能な地域の活性化への取り組みを進めるとした。

ANTA、国内活性化フォーラムinやまがた開催 5万人の送客CPも決定

2023年3月24日(金) 配信

約1000人が集まった

 全国旅行業協会(ANTA、二階俊博会長)は3月17日(金)、山形県山形市で第17回国内観光活性化フォーラムinやまがたを開いた。全国47都道府県から約1000人が集合。コロナ禍からの地域観光の再活性化に向けて、5万人規模の送客キャンペーンの実施を決定し、会員の結束を強めた。

 二階会長はビデオメッセージで「コロナ禍が収束に向かうなか、ANTAとしても地方活性化の反転攻勢の役に立つ」と開催の意義を語った。

二階俊博会長

 さらに、全国旅行支援によって全国へ人の流れが復活し、雇用創出につながったことから、「観光は地域創生において極めて有効な手段だ。コロナ禍が収束に向かうなか、観光業が活性化すれば、社会全体がよくなる」とし、「(会員は)感動を与える崇高な仕事をしている。一人ひとりが先頭に立ち、力を合わせましょう」と話した。

 来賓の観光庁の和田浩一長官は「これまでの課題や、旅行者の意識の変化を踏まえ、持続可能な観光地域づくりと国内交流の拡大、インバウンドの回復の3つを強力に推進する」と話した。

和田浩一長官

 さらに、海外旅行の本格的な回復に向けた政策パッケージを取りまとめたことも報告。開催地である山形県については、「雄大な自然や温泉資源などに恵まれている」との認識を示したうえで、「より多くの観光客が訪れ、消費が行われる地域になるように取り組む」と語った。

 山形県の吉村美栄子知事は「県の代表的なフルーツサクランボの最盛期である6月、やまがた紅王がデビューする。500円玉大のサイズで県が20年以上掛けて開発した」とアピールした。そのうえで、「イベントの開催などを通じて、県のブランド力を向上させ、サクランボなどフルーツの魅力を生かした観光を推進する。会員の皆様には、一層魅力的な商品を造成してほしい」と語った。

吉村美栄子知事

 基調講演には東北運輸局局長の田中由紀氏が「ポストコロナ禍社会の観光振興」と題して、登壇した。

田中由紀氏

 田中氏は冒頭、全国旅行支援の開始で、昨年秋以降における国内旅行の延べ宿泊者数がコロナ禍前の19年を超えていることや、訪日外国人観光客が昨年10月の水際措置の緩和後、台湾やASEANを中心に回復したことを報告した。

 訪日外国人観光客については、台湾やASEANよりも消費単価の高いアメリカの回復率が上回っていることを説明。ポストコロナでは消費単価の向上が求められるなか、「効果的な回復をはかれる市場として視野に入れることも重要だ」と語った。

 記念講演では、山形県の旧藤島町(現鶴岡市)出身でお笑い芸人のウド鈴木さんと司会の井上尚子さんが「全国を旅して我が故郷を想う」をテーマにトークショーを行った。

井上尚子さん(左)とウド鈴木さん

 庄内地方への旅の魅力について「東京から2時間新幹線に乗り、その後特急に2時間乗車する。お酒を飲んで、乗り換えで頭冷やして、また2時間お酒飲む時間がちょうど良い」と語った。

 また、25年に開催される大阪・関西万博のアピールするため、2025年日本国際博覧会協会の髙科淳副事務総長と公式キャラクターミャクミャクが駆け付けた。

髙科淳副事務総長(右)とミャクミャク

 髙科副事務総長は「世界の将来につなげるため、修学旅行を誘致したい。25年の行き先はこれから決めると思うので、さまざまな意見を聞かせてほしい」と呼び掛けた。

 山梨送客キャンペーンは昨年6月1日(水)から1月31日(火)まで実施した。コロナ禍で、延べ6万4177人と10万人の目標は未達となった。最優秀会員はアコード(東京都北区)。優秀賞はアイカツーリスト千葉(千葉県千葉市)、準優秀会員はトラベル・セゾン(東京都千代田区)だった。

 今年度は、山形県への送客CPを展開。目標は5万人とした。期間は4月1日(土)~来年1月31日(水)までとした。

 次の国内観光活性化フォーラムの開催地は、24年2月15日(木)に、愛知県名古屋市を予定している。

 引き継ぎ式では、東北地方渋長連絡会の大久光昭議長から東海地方支部長連絡会の藤田雅也議長に、大会旗が渡された。

大久光昭議長(左)と藤田雅也議長

 地元実行委員会の委員長も務める藤田議長は「(昨年)県政150周年を迎えたことから、観光資源の情報発信に力を入れてきた。そのなかで、再発見した魅力として、目で見て、感じて、楽しめる愛知県を披露する」と語り、来場を促した。

 また、会場では同県内の自治体がブースを出展した。フォーラム終了後には懇親会も開かれ盛会裏に終わった。

地元自治体が地域をアピールした

桜の抄 客室専用サウナなど 3月新客室2室オープン

2023年3月24日(金) 配信

客室内のプライベートサウナ

 香川県・琴平町のこんぴら温泉郷に位置する琴平グランドホテル桜の抄(近兼弘幸社長)は3月1日、本館「ゆすらん」客室タイプに、「ゆすらんサウナスパルーム」1室と、「ゆすらんユニバーサルルーム」1室の計2室の新客室をオープンした。

 サウナスパルーム(48平方㍍)は、同館の客室で初の「プライベートサウナ」を完備している。1度に4人が入れる広さで、サウナストーンにアロマ水を掛け水蒸気を発生させる「ロウリュ」が楽しめる。サウナ内には「Bluetoothスピーカー」があり、好きな音楽をかけることができる。

 水風呂と温泉外風呂、シャワーブースも備える。室内は和モダン調で柔らかい照明が落ち着いた雰囲気を生み出す。シモンズ製のセミダブルベッドで上質な睡眠を提供する。最大4人まで宿泊できる。

 ユニバーサルルーム(48平方㍍)は、段差がないフルフラットの設計だ。車いす利用客や高齢者、子供などに安心安全の空間となっている。こちらも和モダン調の落ち着いた雰囲気で、シモンズ製のセミダブルベッドを設置した。最大定員4人。

 なお、両客室とも室内からの眺望はない。

4地域が成果を報告 稼げる看板商品創出へ(茂原市・伊東市・旭市・湯河原町)

2023年3月23日(木)配信

ロケ地巡りを楽しむ参加者(伊東)

 観光庁が公募した「地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業」に採択された千葉県旭市と茂原市、神奈川県・湯河原町、静岡県伊東市が、それぞれの地域で展開した事業の成果を報告した。

 湯河原町はロケ弁の開発を実施、市民に向けての報告会も行った。一方、他の3地域は地元の食や景勝地、資源などをさまざまに組み合わせ、生産者や地域事業らが案内をするモニターツアーを実施。伊東市はモニターツアーを磨き上げ、実際の商品としての販売まで企画を昇華させた。

 千葉県旭市は出荷額全国2位を誇る「養豚」に着目し、「食」と「体験」の両面から旭市の産業を通じまちをPRするモニターツアーを2回実施した。地域ブランド「九十九里レザ―」のクラフト体験や、市の銘柄豚「日の出ポーク」などを楽しむバーベキューなどを組み込んだコースを造成した。

 「もばらSDGsディスカバリーコンテンツ」の確立を目指す千葉県茂原市は、「地産地消の天然ガスコース」と「世界に誇る産業コース」、「ロケ誘致でSDGsまちおこし」など複数の教育体験コースを造成、市内教育関係者を招きモニターツアーを実施した。参加者からは、「こんな場所が茂原にあったのかと改めて気づく場所もあった。教育の現場でも生かしていきたい」という声が上がった。

隠れた「美食」のまちでもある神奈川県・湯河原町は、課題となっている観光消費の地域波及効果を町全体にいきわたらせようと、観光施策の1つとして注力する「ロケツーリズム」と「美食」を掛け合わせ、食の魅力向上と観光消費増進への取り組みを実施。「湯河原ならではの特産品を使用する」ルールのもと市内8事業者がロケ弁を開発、観光客にも認知してもらうべく販売先を紹介する「ロケ弁BOOK」を発行し、各事業者の店舗や町役場で配布した。

 映画やドラマなどが撮影された“聖地”(ロケ地)を多数有する静岡県伊東市は、「知ると伊東のとりこになる!」をテーマに「聖地巡礼×とっておきの○○」テーマ別周遊コンテンツを造成し、新たな客層へのアプローチを行った。市は「撮影裏話」、「謎解き」、「映え」の3コースを考案した。昨年12月にはモニターツアーを実施し各コースに関する意見を収集、今年1月からは近畿日本ツーリストが実際にツアーを販売した。

 なお各地域のコンテンツ開発では、ロケ地情報の発信に加え、地域活性化の実績もある地域活性プランニングが企画・監修プロデュース・運営役を担った。同社が発行するロケ地情報誌ロケーションジャパン編集部の髙木睦美氏は、「4地域は普段からロケを活用しながら、新たな層に情報発信を積極的に行っている地域。今回の事業ではそれぞれの強みを生かしながら、新たな価値を創出することで、地域の魅力の再発見し、さらに販売を行うことでニーズを知ることができた」と各地域の取り組みをまとめた。

「ヴィラフォンテーヌ グランド 東京有明」最上階フロアへの宿泊が楽しめる 特別なプラン展開

2023年3月23日(木)配信

客室アメニティ一例

 住友不動産ヴィラフォンテーヌは9月30日まで、有明ガーデン内のホテル「ヴィラフォンテーヌ グランド 東京有明」最上階フロアへの宿泊が楽しめるプランを展開している。

 地上50㍍以上の高さを誇る最上階フロアでの滞在を確約した特別なプランを2023年3月16日(木)から開始した。

 同プランでは最上階フロアでの滞在を確約するほか、 客室内は快適性にこだわり 「無印良品」の良質なアメニティを設置。 ルームフレグランスや基礎アメニティを同ブランド商品でコーディネートし、 泊まるだけでなくMUJIのヘルス&ビューティーを体感することを可能とした。体験した商品は有明ガーデン内で購入できる。

宿泊料金は一般が1万5190円から(税込・2人1室ご利用時)、クラブ ヴィラフォンテーヌ会員は1万4430円から。同プランには、ホテルレストラン「オールデイダイニング グランドエール」での朝食ブッフェと温浴施設「天然温泉 泉天空の湯 有明ガーデン」の入浴がセットになっている。

下呂が国内初参加へ 持続可能性に取り組む国際組織

2023年3月23日(木) 配信

下呂温泉街(全景)

 岐阜県下呂市と下呂温泉観光協会(瀧康洋会長)は2月、オーストラリアの国際認証機関「アースチェック」から、持続可能性(サステナビリティ)に取り組む地域の国際ネットワーク「リーディング・デスティネーションズ・オブ・ザ・ワールド・プログラム」への参加認定を受けた。国内での認定は今回が初めて。

 アースチェックは、1987年の設立。持続可能な観光の国際的な基準を管理する「グローバルサステナブルツーリズム協議会(GSTC)」が認定する第三者認証機関の中でも歴史ある団体だ。

 認定を受けたプログラムには現在、世界30の地域がメンバーとして参画。メンバー同士がアイデアを共有するほか、アースチェックと協力し、環境や社会・経済に関わる健全性を評価・報告する機会を提供している。

 今回の認定では、データに基づく分析・意思決定、環境保全など、下呂温泉観光協会が主体となり取り組む、DMOとエコツーリズムを組み合わせた「E―DMO」や、地域の事業者におけるサステナビリティに対する意識の共有などが評価された。

【鈴木 克範】

「ZOOM JAPON(ズーム・ジャポン)(3月号)」

2023年3月23日(木)配信

https://zoomjapon.info

特集&主な内容

 47都道府県の一つをまるごと取り上げる本誌3月号、今年は福島県です。恒例となっている地元紙の紹介は、福島を代表する2紙、福島民報と福島民友新聞、弊誌ジャーナリストがそれぞれの編集部を訪問、編集長からお話を伺いました。内堀雅雄県知事にも独占インタビューを行い、震災から12年を迎えた福島の課題、再生可能エネルギーについて、「ホープツーリズム」について、そして福島の食文化など、フランス人読者が知りたいテーマでお話を伺いました。文化ページではかつては芝居小屋でもあった本宮映画劇場、グルメページでは喜多方ラーメン、旅行ページでは会津若松を紹介しています。4月に日本旅行を計画しているフランスの読者からは、この号を読んで、予定していなかった福島に行くことにしたと、嬉しい知らせもありました。

〈フランスの様子〉フランスは夏に備える

「乾燥:プロヴァンスは水不足に直面」3月8日。地方紙La Provence紙のウェブサイトより

 2月末、コロナ以前と同じような規模で国際農業展示会が開催された。◆例年、大統領や政治家が訪れ、農業従事者たちや家畜たちと触れ合い、フランスの各地域が誇る生産物を食すという、一大イベントだ。そこでマクロン大統領が発表したのが、この冬の電力の節制に続いて、水の節制に取り組むという方針。◆既に2022年のフランスは記録的な水不足だったが、この冬も記録的な水不足が続き、春になっても雨不足が心配されており、この夏も気温が高く乾燥するという予想もでている。農業が盛んな地域や水源が乏しい地域などは、戦々恐々とし始めている。◆天気予報がどこまで正確かはわからないが、既に水不足が深刻になりつつある地域では、車や家の洗浄や日中の芝生の水撒きが利用制限されたり、給水車が出動しているところもある。◆メディアでも、この冬の電気の節約のように、日常生活でできる節水のアイデアを紹介している。◆3月初めからは、夏のバカンスの鉄道の予約も始まったが、旅行先によっては、プールやシャワーなどの利用制限がある可能性もある。

ズーム・ジャポン日本窓口 
樫尾 岳-氏

フランスの日本専門情報誌「ZOOM JAPON」への問い合わせ=電話:03(3834)2718〈旬刊旅行新聞 編集部〉

6月16日(金)、ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター開業へ チケット販売開始

2023年3月22日(水)配信

「9と3/4番線」と「ホグワーツ特急」を公開

 ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン合同会社(トーベン・イェンセンGM、東京都港区)は6月16日(金)、 ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッターを開業する。

 映画「ハリー・ポッター」や「ファンタスティック・ビースト」シリーズの制作の裏側を実際に体験できるアジア初のエンターテインメント施設。3月22日(水)午後2時から、チケット発売も開始した。

 「ハリー・ポッター」の屋内型施設としては世界最大規模の大きさを誇り、館内を巡るのに約4時間ほどかかるという同施設。内部にはホグワーツ魔法魔術学校の象徴的な大広間や、ダイアゴン横丁、禁じられた森をはじめとする息を呑むような映画のセットが展開されており、来場者は映画制作の裏側を学びながら、魔法動物に遭遇したり、豪華な衣装を目にしたりすることができる。

 また箒に乗ったり、爽やかなバタービールを飲んだり、ホグワーツの廊下で動く肖像画になってみたりといった体験や、スタジオツアー東京限定のグッズのショッピングなども楽しめる。

 3月15日には、施設内の「9と3/4番線」と「ホグワーツ特急」が報道陣に公開された。

 9と3/4番線は、「ハリー・ポッター」の映画制作に携わったクリエイターが伝統的な技術を駆使して作り上げたエリアで、「ファンタスティック ・ビースト とダンブルドアの秘密」に登場するグレート・ ウィザーディング・ エクスプレスが展示される。同蒸気機関車は1929年に作られた“ダンブルトン・ホール”と呼ばれるイギリスの蒸気機関車を基礎として使用し、イギリスで改装した後、日本に運搬された。

 料金は大人6300円、中・高生5200円、4歳~小学生が3800円。