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京都・福知山 鬼の博物館が「怪鬼!大江山妖怪屋敷」初開催

2018年6月25日
編集部:長谷川 貴人

2018年6月25日(月)配信 

大江山妖怪屋敷チラシ

日本の鬼の交流博物館(京都府福知山市)は、2018年7月14日(土)から「怪鬼!大江山妖怪屋敷」を開催する。「鬼」をテーマにした博物館の開館25周年を記念し、初めて実施する。期間は2018年9月2日(日)まで。

 期間中は全館を真っ暗闇にし、館内に潜む鬼や妖怪に“肝を冷やす”こと間違いなしの妖怪屋敷へと変貌する。展示プロデュースは、京都市を中心に全国で妖怪イベントを手掛ける「妖怪藝術団体 百妖箱」が関わる本格妖怪屋敷。

 さらに、全国の妖怪デザイナーが製作した妖怪グッズを販売する「大江山モノノケ市」も同時開催。日本三大妖怪であり、最強の鬼「酒呑童子(しゅてんどうじ)」の伝承が伝わる大江山で、この夏だけの体験を楽しめる。

夏季特別展「怪鬼!大江山妖怪屋敷」

会期:2018年7月14日(土)~9月2日(日)

場所:日本の鬼の交流博物館(毎週月曜、祝日の翌日は休館)

主催:日本の鬼の交流博物館

入館料:大人320円、高校生210円、小中学生160円

展示イメージ

日本の鬼の交流博物館について

 鬼をテーマにした博物館として、京都府福知山市大江町に1991年4月オープン。国内のみならず世界の鬼文化、芸能を展示・紹介している。大江山に伝わる鬼退治伝説に関する資料も数多く収蔵し、地域の鬼文化研究の拠点となっている。

 「鬼とは何者か。」について、迫る博物館。建物は鬼のイメージしたデザインで、そばに立つ巨大な鬼瓦「平成の大鬼」は、全国の鬼瓦職人(鬼師)が協力して製作した、高さ5㍍、重さ10㌧の世界最大の鬼瓦。

大江山と酒呑童子

 大江山には3つの鬼の伝説が伝わっていて、その中でも最も有名なものが「源頼光(みなもとのよりみつ)の酒呑童子退治伝説」。酒呑童子は日本三大妖怪の1つであり、最強の妖怪として語られることも多い。大江山を拠点にしていた酒呑童子を、武将・源頼光が騙し討ちのような形で退治したという話で、短編童話集「御伽草子」に描かれ、能「大江山」などで広まっていった。大江山周辺には、それぞれの伝説を偲ばせる寺社や史跡が数多く点在している。

□妖怪藝術団体 百妖箱(ひゃくようばこ)

 嵯峨藝術大学の学生、OBを中心に構成された団体で、妖怪をテーマにしたさまざまな地域振興活動を行っている。妖怪衣装、グッズ、作品の制作のほか、仮装イベントやフリーマーケットなどを企画運営し、地域の文化資源である「妖怪」をテーマに、創作活動による社会貢献の可能性を模索している。

 京都最大の妖怪イベント「一条百鬼夜行」の企画運営・プロデュース、京都の夏の風物詩「嵐電妖怪電車」のプロデュースと妖怪派遣などのほか、オリジナル妖怪を販売するフリーマーケット「モノノケ市」の運営も行う。

「日本の鬼の交流博物館」概要

住所:京都府福知山市大江町佛性寺909

TEL0773-56-1996

開館時間:午前9:00~午後5:00(入館は午後4:30まで)

定休日:月曜(祝日の場合はその翌日)、祝日の翌日

アクセス:

 舞鶴若狭自動車道福知山ICから約30分

 (国道9号を鳥取方面へ。その後、国道175号、府道9号を宮津方面へ)

 または、京都縦貫自動車道舞鶴大江ICから約20分

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