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「変なホテル」海外へ、子会社化で台湾に進出(HISグループ)

2017年6月1日
編集部

 HISホテルホールディングス(平林朗社長、HHH)は5月23日に、台湾でホテルチェーン大手の「グリーンワールドホテルズ」(GWH、台北市)の子会社化を終えたと発表した。HHHは台北市内16軒のホテルを経営管理する。このうちの1軒を変なホテルに改装。変なホテルが初の海外進出に乗り出していく。

 子会社化を機に、中国語圏市場や東南アジア、オセアニアなどの海外進出へ拍車をかける。国内で培ったホテル運営やマーケティングのノウハウを生かしていく。ホテル事業の収益を拡大する一方で、HISの旅行事業との相乗効果も見据えている。

 HHHは3月21日にGWHの第三者割当増資を引き受け、5月23日に新株発行に関して振込手続きを終えた。所有株数は5596万1455で、所有割合は51・0%となった。

 なお、変なホテルの3号棟目は8月1日に、愛知県・蒲郡市のラグーナテンボスで開業する見通し。自社ブランドの国内外ホテルと合わせ、HISグループは今期に30軒のホテルを展開している。今後5年間で国内外100軒まで広げる考えだ。

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