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“新国内旅行宣言”、2%増の3200億円目指す(エースJTB)

大谷恭久社長
大谷恭久社長

 JTB国内旅行企画(大谷恭久社長)は1月19日、東京都内で主力商品の1つである国内パッケージツアー「エースJTB」の2016年上期商品発表会を開き、今期は「新国内旅行宣言」をキーワードに、企画提案型プランと地域の魅力的な観光素材を活かし、新たな価値と旅行需要を創造し、地方創生に貢献する。15年度のエースJTB販売実績は、前年同期比7・0%増の3100億円になる見込みで、同商品としては過去最高となる。なお、16年度の年間販売額は、同2・0%増の3200億円を目指す。

 大谷社長は、16年の同商品の商品戦略として「新たな旅のスタイルの提案」を掲げ、ポイントとして(1)新商品・新ルートの開発(2)既存商品のリニューアル・ブラッシュアップ(3)着地型・体験型コンテンツの開発強化(4)商品化・情報発信による地方分散の推進(5)積極的なイベント・キャンペーンなどのプロモーション展開――の5つを挙げた。

 多様化する顧客ニーズ、旅行目的に対応した商品展開として、16年度は北海道・東北・九州・沖縄などで設定している現地添乗員同行ツアーを、プライベート重視のハーフオーダーメイド型ツアー「今までにない旅」に新装する。添乗員同行ツアーでありながら、個人旅行のテイストを楽しめるよう、ツアー行程の一部をプライベートな観光プランにアレンジすることが可能。また、個人旅行で人気の高い宿を選択することもでき、添乗員付きの安心・便利さと個人旅行のプライベート感の双方を実現することができる。さらに「赤パンフレットのお約束」として、顧客からのアンケート調査、客室の広さ、眺望、食事など独自の基準を設け、品質と満足度の向上に努めていく。

 新商品「個性光る宿」は、旅行者のこだわりと、宿泊施設の秀でた魅力のマッチングをはかる新しい宿泊商品として導入。(1)個性光る宿「湯」(2)個性光る宿「食」(3)個性光る宿(その他)――の3つのカテゴリーに分け、赤パンフレットのなかで取り上げていく。

 地域の魅力を活かした商品として、地域における優れた魅力を「旅の過ごし方」として提案。今年度は旅の過ごし方を同11・0%増の331プランまで拡大し、パンフレット内で紹介していく。「感動の瞬間(とき)」では、とくに心を動かされた日本の絶景のなかから100種類の絶景を選りすぐり、「感動の瞬間100選」と題し国内旅行の魅力の再発見として、顧客に向け発信していく。

 16年上期の注目方面は「京都・びわ湖・奈良」と「東北」。日本の旬キャンペーンでは「ぶらり、ぐるり、ゆるり、古きよきこと、新しく。」をテーマに、「京都・びわ湖・奈良」の知られざる場所をPRしていく。

 さらに、今年震災から5年目を迎える東北のさらなる復興を支援する取り組みの一環として同社グループ全社で「東北 絆キャンペーン」(3月11日―9月30日)を実施する。オフシーズンである新緑時期にスポットを当て、「東北新緑10選」など、新緑の東北を楽しむプランを展開していく。

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