test

旅行予算減少が54%、旅行3社の卒業旅行調査

1604_02_01

 卒業旅行予算減少が54%――。学生の内定・卒業シーズンが近づき、旅行会社各社は、卒業旅行に関する旅行調査を発表し、分析にもとづく商品も売り出している。エイチ・アイ・エス(HIS)、JTB、楽天トラベルの旅行動向調査をまとめた。

 HISは、就職活動の環境変化に注目。同社の就職内定者アンケートによると、「企業の選考解禁月が前年に比べ4カ月繰り下がり、卒業旅行の資金源であるアルバイトの時間が減少した」と結果が出ており、これにともない旅行予算も低下。HISは9月25日から価格重視の「学生さん限定プラン」や「出世払い」などを販売している。

 JTBのeコマース事業を担当するi.JTBは、SNSのLINE上で卒業旅行に関するアンケートを実施。卒業旅行の有無に関しては、「行く予定」(もしくは行ったことがある)の回答が68%。性別で見ると女性の旅行意欲が高い。旅行回数の回答の平均は1・7回。回答者の約半数は1回、3割が2回、残りの2割が3回以上となった。

1604_02_02

 卒業旅行の計画開始時期は国内外ともに3カ月前が最も多く、卒業シーズンが2―3月にあたるため、11―12月に計画を練ることが多くなるとJTBは予想している。

 思い出になった行き先(国内)のトップは「テーマパーク」、続いて「関東」「近畿」「北海道」「九州」「沖縄」「中部」「中国・四国」の順。とくに男女別では「テーマパーク」が女性に人気で1位だったが、男性のトップ5にはランクインしていない。

 卒業旅行(国内)の予算は1万円以上3万円未満が38%。半数以上は3万円以上の予算。

 JTBでも9月25日から学生専用の「ガクタビ」を中心に卒業旅行の特集ページの公開や各種キャンペーンを展開している。

1604_02_03

 楽天トラベルが18―24歳を対象にしたアンケート調査では、男性の旅行目的のトップは「観光地巡り」、続いて「癒し」「料理」「文化・歴史」が続いた。女性の旅行目的では「癒し」がトップとなり、「観光地巡り」「料理」「同行者と過ごす時間」「遊園地・テーマパーク」の順。

 楽天トラベルによると、男性は自身の経験値や知識の向上に結び付ける旅行目的が上位にあり、とくに1人旅の形態が多くなっていると分析した。女性は1人旅の回答が0人で、旅行形態は圧倒的にカップルが多い結果となっている。

いいね・フォローして最新記事をチェック

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。