企業向け体験型ワーケーション商品テスト販売 JAL、農協観光ら

2023年7月27日(木) 配信

3社が協力

 日本航空(JAL、赤坂祐二社長)と農協観光(清水清男社長)、ロイヤリティ マーケティング(長谷川剛社長)はこのほど、企業・団体向けの体験型ワーケーション旅行商品「北海道・美幌町 植樹体験ワーケーションツアー」のテスト販売を開始した。お互いの長所やノウハウを結集し、ニーズが高まっているSDGsを意識した体験型ワーケーションを提供する。

 近年、企業の社会的責任として、持続可能な社会活動に取り組む企業や団体が増えている。ワーケーションも従来のバケーションスタイルから、農作業や地域貢献などSDGsを意識した体験型へのニーズが高まっており、組織のチームビルディング強化や社員のウエルビーイングにつながると期待されている。

 こうしたことを受け、新しい働き方の推進と普及を目指してきたJALと、2021年10月に同町で「Pontaの森」の植樹活動を開始したロイヤリティ マーケティング、農業体験などの旅行商品の企画・販売を行ってきた農協観光が協力。植樹体験を通じた環境保全学習と、組織におけるチームビルディング強化をはかるためのソリューションを構築した。なお、JALと農協観光は22年7月に、農山漁村地域における第1次産業の活性化・地域活性化の取り組みで地域課題解決を促すため、業務提携契約を結んでいる。

 今回のテストツアーは今秋に全3回実施する。2泊3日で旅行代金は1人9万8000円。旅行企画・実施は農協観光。

舞鶴YMCA国際福祉専門学校「宿泊観光人材奨学金」を創設 対象となる日本人学生、外国人留学生を募集中

2023年7月27日(木)配信♯旬刊旅行新聞♯舞鶴♯ニュース

7月12日関係者が舞鶴で会見

  舞鶴YMCA国際福祉専門学校(加藤俊明校長、京都府舞鶴市)はこのほど、「宿泊観光人材奨学金」を創設した。

 年間の学費90万円の3分の2の60万円を支援するもので、返還は不要、卒業後の就労義務もない。奨学金を受けるためには、宿の繁忙期(夏期2か月、冬期2か月)に実施する現場実習の受講が必要。受け入れる宿泊施設は、奨学金費用の負担と、現場実習期間中の住居と食事(昼と夕)を提供する。

 持続可能な観光人材の育成の仕組みを創り、インバウンドに対応できる優秀な観光人材を育て、活躍の場を提供することが狙いだ。

 京都府北部では、コロナ禍前から宿泊業の人手不足が顕著で、人手不足が要因の経営の悪化や廃業も起こっていた。こうした状況を踏まえ、宿泊施設らの協力のもと宿泊業の専門職育成の仕組み作りを決定。

 京都府北部でホテル、旅館運営を行うアウルコーポレーション(京都府京丹後市)、ホテルベルマーレ(京都府舞鶴市)、訪日関連事業を手掛けるアヤベックス(京都府綾部市)、京都府北部地域連携都市圏振興社(海の京都DMO)が協力し、24年から人材育成を開始する。

  舞鶴YMCA国際福祉専門学校では、2年間宿泊業人材の育成に特化したカリキュラムが実施される。また同年から、外国人留学生の受け入れも開始。現在、対象となる日本人学生、外国人留学生を募集しており、外国人留学生には授業期間中も住居と朝夕のアルバイトをホテルベルマーレが提供する。

 また卒業後は就労VISA(技術・人事・国際業務)を取得可能で、就職先をアヤベックスがし紹介する。

恵み・伝統・日常がテーマ  ふくしま秋観光キャンペーン2023開催  県とJR東日本、9-11月に

2023年7月27日(木) 配信 

「秋のふくしまへ」と来県を呼びかけた(左から美湯さん、髙橋さん、渡邊さん、木村さん)

 福島県と東日本旅客鉄道(JR東日本)は、2023年9~11月に「ふくしま秋観光キャンペーン2023」を開催する。「恵み」、「伝統」、「日常」の3テーマを切り口に県内の魅力を伝えるとともに、目玉となる特別企画や「デジタル周遊ラリー」を実施する。

 7月27日(木)に県観光交流課の髙橋友美主任主査、同渡邊真人主事、観光PRを担うHAPPYふくしま隊の美湯さん、県旅館ホテル生活衛生同業組合の木村泰司事務局長の4人が本紙を訪れ、取り組みを紹介した。

 キャンペーンのキャッチコピーは、これまで観光プロモーションで用いてきた「福が満開、福のしま。」を継承。四季を特色づけるためサブタイトルに「秋をめぐれば福きたる」を加えた。秋の福島を巡ることで、良いことが起きる、わくわく・ドキドキ感を表している。

 期間中、県内各地では食や温泉などの「恵み」、文化や祭りなどの「伝統」、景色や体験などの「日常」を切り口に、秋ならではの「ふくしまの魅力」が感じられる90の企画で観光客を迎える。うち特別企画として、「会津まつり」(会津若松市)のメインイベント、藩公行列(9月23日)の参加者公募など、11プランを実施。スマホ1台で気軽に参加できる「デジタル周遊ラリー」は、約120のスポットを設定する。

 JR東日本もオープニング列車「秋をめぐれば福きたる号」(9月2日)など、首都圏発の団体臨時列車や観光列車を運転する。

 HAPPYふくしま隊の美湯さんは、「再開1周年を迎えるJR只見線の紅葉や、炭火で焼いて食べる松川浦(相馬市)の復活の浜焼きなど、魅力が尽きない福島へぜひ」と来県を呼び掛けた。

JTB、パリ五輪のチケット ホテル付きで抽選受付開始

2023年7月27日(木)配信 

パリ五輪は2024年7月26日~8月11日に開催される

 JTBはパリオリンピック開幕まで1年となった7月26日(水)、競技観戦チケットとホテル宿泊がセットになった「トラベルパッケージ」の抽選申し込み受付を開始した。

 公式ホスピタリティプロバイダーであるOn Location社の日本地区における公式販売代理店として販売する。「トラベルパッケージ」には、セーヌ川で開催する開会式のチケットのほか、パリ中心部に設置予定の「トラベルパッケージ」専用ホスピタリティスペースの利用や、ライブエンターテインメントイベントの招待も含まれている。

 このほか、公式ホスピタリティプログラムとして、「インべニューホスピタリティプログラム(IVH)」と、「オフベニューホスピタリティプログラム(OVH)」も用意。競技観戦チケットに加えて、IVHでは競技会場のセキュリティエリア内に設置される専用ラウンジの利用と、ラウンジ内でのアルコールを含む飲食を楽しめる。一方、OVHでは、パリ市内の「クラブハウス24」を利用できる。

 そのほか、JTBではパリオリンピック期間中の航空券やホテルなどの旅行手配も対応する。

御殿場プレミアム・アウトレットで7月29日から夏祭りイベント  土曜日には花火を打ち上げ

2023年7月26日(水) 配信

昨年の打ち上げ花火開催風景

 御殿場プレミアム・アウトレット(静岡県御殿場市)で7月29日(土)から、夏祭りイベント「Gotemba Night!! 2023」が開催される。

 8月26日までの毎週土曜日の閉店後、約10分間花火を打ち上げ。打ち上げ数は各日500発。今年初の企画として、事前に募集した「大切な人に届けたいメッセージ」、「御殿場プレミアム・アウトレットで過ごした夏の思い出」を花火の合間にアナウンスで読み上げる企画も実施。特設サイト上では、おすすめの鑑賞スポットも紹介している。

 また、打上花火開催日に浴衣や甚平を着て来場した人には、オリジナルハンカチと施設内日帰り温泉「木の花の湯」大湯特の別割引券をプレゼントする。また今年から、気軽に夏祭り気分を楽しめるよう、浴衣のレンタル、着付けサービスも実施。同サービス利用者にも、同様のプレゼントを提供する。

箱根ホテル小涌園が開業「ユネッサンと一体的に『温泉』、『自然』、『食事』を体験できるホテル」

2023年7月26日(水) 配信 

ホテル外観

 藤田観光は7月12日(水)、「箱根ホテル小涌園」(神奈川県・箱根町)を開業した。

 2018年に閉館した「箱根ホテル小涌園」を建て替えた施設で、長年親しまれてきた「箱根ホテル小涌園」の名称を受け継ぎ、「ユネッサンと一体的に『温泉』、『自然』、『食事』を体験できるホテル」をコンセプトに、癒しの時間を提供する。

 客室は6タイプ約150室を用意、全室にベッドを配置している。

 レストランでは、和洋中約60種類の料理を楽しめるビュッフェを提供する。メニューには小涌園名物のチキンカレーやラーメン、当時の味を復活させた麻婆豆腐などの名物料理をラインナップ。おでんの什器で提供するブイヤベースや、具材がはみ出るローストビーフサンドなど驚きや面白さを感じられるメニューも考案した。

 宿泊料金は、大人1泊2食付きで1万8150円から。箱根エリアで高価格帯の宿が増えるなか、前身のホテルが60年間ファミリー層に愛されてきたことを踏まえた価格設定とした。

 チェックイン前からチェックイン後まで、何度でもユネッサンを利用できるのも特徴のひとつ。館内ではユネッサンで行っている企画と連動した館内装飾や、特別メニューの提供も行う。

 同ホテルでは、セルフチェックインや交通系ICカードを使った自動荷物預かりシステムなどを導入することで、宿泊客の滞在中の利便性の向上や、ホテルの省力化にも注力している。それに伴い、館内での各種清算は、クレジットカ―ドか、各種2次元バーコードのみとした。

 またSDGsの取り組みも大切にしており、箱根旧街道の杉並木をイメージして設計されたフロントロビーの柱に神奈川県産のスギの廃材を使用するなど、地域と環境にやさしいホテルを目指している。

 「箱根の自然と温泉、おいしい食事が楽しめる箱根ホテル小涌園は、箱根の中心に立地している観光拠点としても利用いただけるホテルです。昼食のみのご利用も可能ですので、まずは一度お立ち寄りください」(営業課道本岳人担当課長)としている。

はとバス 22年度(22年7 月1日~23 年6月30日)東京観光の利用者数331%増の43万7135 人(速報値)

2023年7月26日(水) 配信

東京駅とはとバス

 はとバス(武市玲子社長、東京都大田区)はこのほど、2022年度(22年7月1日~23年6月30日)の東京観光の利用者数が前年度比331%の43万7135人(速報値)と発表した。

 「もっとTokyo」や「全国旅行支援」などの観光促進事業が実施され、徐々に回復傾向を見せたことが要因。23年度は、これまでの「古き良き東京」を紹介する定番コース加え、多様化する利用者のニーズを的確に捉え、話題性の創出や新たな顧客層の開拓などにも挑戦していく考えを示す。

 22年度の利用者数は、7 ~8月は新型コロナウイルス感染症の第 7 波の影響で低調に推移したが、9月に入り「もっとTokyo」が再開され、10月には「全国旅行支援」も開始となり、予約数が順調に増加。10~11月は利用者数が増加した。

 翌年2月は、コロナ禍前の18年同月比でオープンバスの利用者数が約 2 倍、オープンバスを含む全体の利用者数でも約 74%まで回復。3月は、例年よりも早く桜の開花宣言と見頃を迎えたことから、桜を観賞するコースを中心に利用者数が大幅に増加、5月は最繁忙期であるゴールデンウィークの観光需要が高く22年度で最も多くの人が利用し、6月も堅調に推移した。

 また同社では、入国制限が緩和されて以降インバウンドが増加していることから、6月から英語で案内する都内観光 3コースの運行を再開しており、今後は多言語自動ガイドシステム対応のコースを追加する予定だ。

東京レストランバス、和食コース3年ぶりに復活(WILLER EXPRESS)

2023年7月26日(水)配信

東京らしさをイメージした東京レストランバスの外装

 WILLER EXPRESS(平山幸司社長、東京都江東区)は、東京レストランバスの「和食メニュー都内周遊コース」を7月29日(土)から運行する。コロナ禍により休止していた和食コースで、走行ルートや食事をリニューアルし、約3年ぶりの復活となる。

 東京レストランバスは、季節や時間などで違って見える街全体をレストランに見立て、高さ約3メートルの目線から眺める景色と、本格的なコース料理やお酒を楽しめる。バス1階はキッチン、2階には対面式の座席とテーブルを備え、乗車中に透明で開放感のあるオープンルーフを開閉するなどの非日常を味わえる。

 今回の和食コースでは、ランチコースとディナーコースを提供する。走行ルートは、ランチコースが浅草周辺の雷門やスカイツリーなどを約2時間30分で巡り、ディナーコースは渋谷スクランブル交差点や東京タワー、レインボーブリッジなどを約3時間で巡る。

ランチコースを体験、浅草周辺は自由散策

(左)合鴨ロース七味焼き、海老芝煮、一口がんも、わかさぎ南蛮漬け(右)柔らか豚肉の江戸甘味噌朴葉焼

 運行に先立って開かれたメディア向けの取材会では、実際の行程と食事を体験できるランチコースを運行した。

 発着地となる東京駅丸の内口・丸ビル前を11:40に出発し、先付けから順番に提供する和食を堪能しながら、日本橋や秋葉原、上野などを車窓観光する。浅草寺周辺で下車し、約30分の自由散策を楽しんだのちに再び乗車。御飯物や甘味、食後の飲み物を堪能しながら、東京スカイツリーや両国国技館を車窓観光して発着地に戻る。

 乗車中はガイドスタッフによる観光名所の解説や豆知識の紹介のほか、手動で開閉されるオープンルーフは、パフォーマンスのような迫力と開放感で一見の価値がある。

手動で勢い良くルーフを開けるようすは撮影ポイント

 料金は、ランチコースが相席可1万1800円、最後列1万2800円、前方席1万3800円。ディナーコースが同1万3800円、同1万4800円、同1万5800円。酒類やソフトドリンク、ボトルドリンク類は別料金で、日本酒や焼酎も用意している。

 運行日は土、日、月曜日と祝日。予約サイト「WILLER TRAVEL」で予約を受け付けている。

東京駅でタイムトリップクイズラリー開始 JR東とJR東海コラボ

2023年7月26日(水) 配信

過去・現在・未来がテーマの「東京駅タイムトリップクイズラリー」オープニングセレモニー

 東京ステーションシティ運営協議会は7月25日(火)から、「東京駅タイムトリップクイズラリー」を開始した。東日本旅客鉄道(JR東日本)と東海旅客鉄道(JR東海)がコラボレーションして実現したイベントで、過去・現在・未来のクイズを楽しみながら、東京駅の歴史やSDGsの取り組みを学ぶことができる企画。

 8月8日(火)まで15日間の開催で、スマートフォンがあれば誰でも無料で参加できる。東京駅の改札外に設置されたクイズラリーポイントなどでQRコードを読み取って公式サイトからエントリー。12カ所のポイントに設置されたクイズに答えると、エリア達成ごとにオリジナル待ち受け画像がプレゼントされ、全エリアクリアで数量限定のノベルティキーホルダーがもらえる。

 開催スタートを記念したオープニングセレモニーでは、JR東日本東京駅の百瀬孝駅長とJR東海東京駅の和知勝之駅長のほか、鉄道好きで知られるタレントの福澤朗さん、“鉄道BIG4”の南田裕介さんらが登壇。福澤さんは「今回のイベントテーマは過去・現在・未来ですが、子供たちには現在このイベントを楽しんで、過去を学んで、未来の東京駅を作っていってほしいです。東京駅の輝かしい未来に向かってジャストミート!」と述べ、2人の駅長とともにイベントスタートの合図を切った。

埼玉県のバス会社17社が合同で就職説明会 8月5日に開催

2023年7月26日(水) 配信

合同の就職説明会は初めて(イメージ)

 埼玉県バス協会は8月5日(土)、さいたま市・浦和コルソでバス運転士に関する「バス会社合同就職説明会」を開く。協会に所属する県内バス会社17社が一同に集結するもので、合同の就職説明会は初めて。

 大型2種免許を持っていない人や運転士を検討中の人など、未経験歓迎の説明会。人事担当者と直接話して会社説明を聞くことができ、応募先の比較検討もしやすい。予約なしでも入場できるが、事前予約をしているとスムーズに入場できるという。

 時間は午前11:30~午後4:30(最終入場は4時まで)。