国内旅行は「来年春」 宣言解除前後の旅行意識を比較(atta調べ)
2021年10月4日(月) 配信
atta(春山佳久社長、東京都港区)は10月1日(金)、国内旅行における意識調査を行った。緊急事態宣言中の9月1日(水)に行った同様の調査と結果を比較し、宣言解除前後の変化をまとめた。
今回の調査では、外出・移動の自粛が解除されて自由に国内旅行に出掛けられると思う時期は、「22年4~6月」という回答が20・7%と最も多かった。
前回の調査では「24年以降」(9月調査時・22・1%)が最多だったため、前回よりも早いタイミングで国内旅行に出掛けられると答える人が多い結果となり、意識の変化が顕著に見られた。
国内旅行へ自由に出掛けられる状態になるためには、「全国的に感染者数が減少する」と回答した人が69・5%だった(複数回答)。次いで、「治療方法の確立」(55・2%)、「緊急事態宣言などが発令されていない」(45・8%)と続いた。
同社は、「Go Toトラベルのような旅行促進施策よりも、感染者の減少や治療方法の確立の方が必要という声が大きい」と分析した。
また、訪れたい旅先に選ばれたのは前回と同様に「北海道」が45%と最多になった(複数回答)。次いで沖縄、関西、南関東、九州北部と続き、9月の調査と大きな差はなかった。