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〈観光最前線〉古代マヤ文明の年縞を初公開

2021年9月10日
関西支社:塩野 俊誉

2021年9月10日(金) 配信

年縞から古代マヤ文明の謎に迫る

 年代測定の世界標準のものさし「年縞(ねんこう)」を展示する「福井県年縞博物館」(福井県若狭町)は10月4日まで、隣接する若狭三方縄文博物館と合同で、特別展「マヤの年縞をめぐる冒険2021」を実施している。

 「年縞」とは、1年に1枚ずつたまる薄い地層のこと。三方五湖の1つ「水月湖」からは、7万年分もの年縞(全長45㍍)が完全な形で採取され、年代決定のための国際水準の「ものさし」となっている。同博物館では、この7万年分の年縞を「年縞ステンドグラス」にして展示する。

 企画展では、メキシコのサン・クラウディオ湖で見つかった全長6・5㍍の堆積物を世界初公開。マヤ文明最大の遺跡「アグアダ・フェニックス」も紹介する。縄文博物館でも、グアテマラの年縞などを公開する。

【塩野 俊誉】

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