お父さん観察日記「ダディアリー」 ワーケ推進ツールを広島県福山市が独自開発
2021年4月22日(木) 配信

ワーケーションの推進を行っている広島県福山市(枝広直幹市長)はこのほど、子供がお父さんの働いているようすを絵日記で描くコミュニケーションツール「働くお父さんの観察日記“ダディアリー”」を開発した。
クロス・マーケティング(五十嵐幹社長)が行ったワーケーションに関するアンケートの結果において、「利用したことがある」が7・4%、「利用したいと思っている」が23・1%と、ワーケーションの利用意向が低いという課題があった。
この課題を解決するべく、福山市は親子の絆に焦点を当て、ダディアリーを開発。1ページ目に「お父さんの働き方を観察して絵を描いてみましょう」、「観察して気付いたことをコメントとして書いてみましょう」と説明があり、子供たちが日記帳のページに絵とコメントを記入していく仕様になっている。
また、表3ページには福山市でワーケーション体験ができる施設の一覧が載っている。
同市は瀬戸内海や山間部など自然豊かなところにあり、新幹線のぞみも停車する中心部から短時間でアクセスできるなど、レジャーや休暇を楽しむ環境が整っている。この環境を生かし、宿泊施設やコワーキングスペースなど、施設と協力しながら積極的にワーケーションを推進している。
