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西武園ゆうえんち、21年春に再開 改装計画の一部概要明かす

2020年11月4日
編集部:長谷川 貴人

2020年11月4日(水)配信

新しい「西武園ゆうえんち」キービジュアル

 西武鉄道(喜多村樹美男社長、埼玉県所沢市)はこのほど、「西武園ゆうえんち」のリニューアル計画の一部概要を発表した。開業70周年の記念事業の一環として、10月31日(土)をもって同園を一旦休園して改修工事を行い、2021年春のグランドオープンを目指す。

 今回のリニューアルでのコンセプトは、「心あたたまる幸福感に包まれる世界」。新しい西武園ゆうえんちは、1960年代をイメージした昭和中期の日本の町並みを再現する。商店街じゅうが舞台となって常にライブパフォーマンスが繰り広げられ、来場者もその世界の一員となって楽しめるものにする。

 さらにグランドオープンに合わせて、大型ライド・アトラクションを導入する。CGによる高度な映像表現・VFXの第一人者である映画監督の山崎貴氏と、卓越した実績を誇る刀クリエイティブチームの津野庄一郎氏が担当。従来の遊園地の常識ではありえないスケールとクオリティの感動的な体験を、来園者に届けるものとする。

 エントランスには、長崎電気軌道から譲り受ける貴重な路面電車(1050形1051号)を展示。商店街を抜けた先には、大観覧車やメリーゴーラウンド、回転空中ブランコ、オクトパスなどの世界観に合った遊園地らしいアトラクションを楽しめるようにする。

 西武ホールディングスの後藤高志社長は「新しい西武園ゆうえんちが皆様に微笑みと元気を提供し、日本を元気にする活力の一助となり、日本経済回復の一翼を担っていけるよう、グランドオープンに向けて準備を進める」とコメントした。

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