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ロケ現場でのコロナ対策など共有 ロケツーリズム協議会、今年初の会合開く

2020年7月30日
営業部:後藤 文昭

2020年7月30日(木) 配信

コロナ対策に関しても意見を交換

 ロケツーリズム協議会(藤崎慎一会長)は7月16日(木)、リーガロイヤルホテル東京(東京都新宿区)で初の会合を開いた。

 今年度は、例年実施しているロケ誘致などを学ぶクラス別セミナーと、首長、制作者による商談会に加え、アフターコロナの国内旅行促進にも取り組む。

 制作者らが集まった分科会では、ロケ現場でのコロナ対策や、現在のロケ状況などを報告。「ロケでクラスターが起きたら、作品の印象を悪くするのでは」などといった懸念事項も共有した。

 このほか、分科会では、「オンライン会議システムを使い、市長などにも交渉に立ち会ってもらうことで、ロケ地の選択肢が増える可能性もある」、「リモートを活用したロケハンや、密を避けることでのスタッフの削減などで制作コストも低くなるのでは」など、コロナの問題を前向きに捉え、作品の向上に結び付けたいとする意見も挙がった。 

 会終了後、藤崎会長は、「新型コロナウイルス感染症がいつ収束するかわからななかで、地域も制作者も、生き残るための工夫をしなければならない。落ち着いた後にすぐに動ける準備をするために、今回協議会を開いた」と状況を説明。また、現状ロケ誘致に動けない地域に対しては、「制作者の視点で、受入態勢を考えておく必要がある。今彼らが求めているは、コロナ対策が泊まる宿や、ロケ場所などすべてで徹底されているかどうか。そういった準備を今のうちにしっかりと行ってほしい」と語った。

 ロケ地情報を発信する雑誌「ロケーションジャパン」の山田実希編集長は、新型コロナウイルスの感染拡大によって、制作者がどこでロケを受け入れているか、「情報を欲している」と現状を説明。「動けない今だからこそ準備が大事。今ロケができる場所はどこか、今後新しいロケ場所になる可能性がある場所はどこかを整理しておくことがカギ」と語る。

 また、役所などでロケ実績が共有できていないこともあるとしたうえで、「過去の作品のロケ地の整理も進めてほしい。名シーンの撮影場所だったり、有名俳優がロケに来た場所だったりと、人が驚く要素は必要になりますが、そうした場所にロケ看板を設置することで周遊コースも変わってくる」と力を込めた。

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