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イベントはリアルから「リアル×オンライン」へ JTBがWebセミナー「ビジネスイベント革命 2020」実施 

2020年5月21日
編集部:入江千恵子

2020年5月21日(木) 配信

同じスタジオにいる3人。左側はCGを合成。(画面のスクリーンショット)

 JTBの法人事業本部は5月15日(金)、イベント企画・運営担当者などを対象としたオンラインセミナー「Business Event 革命 2020 REAL×WEB=Live Convention」を実施した。新型コロナウイルス感染拡大を受け、会議やMICEなどのビジネスイベントが従来の「リアル」から「リアルとバーチャルの融合」になることを見据え、イベント内容に合わせたオンライン手法の選択や特徴などについて、同社社員が説明を行った。

 同社コミュニケーション事業推進担当部長の金井大三氏は、主なオンライン手法には①オンデマンド映像配信②ライブ映像配信③バーチャルイベント――の3種類があり、イベント内容によって使い分けることで視聴者により効果的にリーチできると述べた。

 「オンデマンド映像配信」は、事前に収録・編集した映像データをオンライン上で公開する方法で、多くの映像を配信したい場合に適している。視聴者の都合に合わせて視聴できる一方、視聴者全体での一体感はない。主に研修やセミナーに適している。

 「ライブ映像配信」は、ライブ映像をリアルタイムにオンライン上で公開することで、同時に映像を観てほしい場合や、ライブ配信限定にすることで注目度を上げたい場合に向いている。チャンネル数を調整することで分科会を実施する使用も可能だが、チャンネル数に応じて配信コストが上がるデメリットもある。入社式や全社キックオフイベントなどに適している。

 複数社・複数テーマ内容を取り扱うことのできる「バーチャルイベント」は、映像配信に加え、複合的な仕掛けを設定できるバーチャル展示が可能。総合展示会やプライベートカンファレンスに適しているが、他手法と比較してサイト構築までに時間とコストがかかる。

 これらのほか、同社では「ハイブリッド型バーチャル株主総会」の提案も行っている。株主総会の開催場所に在所しない株主が審議などを確認・傍聴できる「参加型」と、会社法上の出席として扱われる「出席型」の2通り(インターネットなどの手段を用いた株主総会への関与により異なる)においてサポートしている。

 同社はいずれも、非日常空間と進化を体感できる「リアル×ウェブ」と「エモーショナルな訴求力」、国内外のすべてがつながる「ワンチーム」感の3つの重要な価値を提供する。

 年間約1万3000件、1日平均35件のビジネスイベントを取り扱う同社では、今後のビジネス社会において生活や働き方に変化が起こり、新常態(ニューノーマル)化することが前提とみる。同社執行役員事業推進部長の檜垣克己氏は「ビジネスシーンも間違いなく変わる。ビジネスイベントも大きな変化と進化が遂げられる。これがビジネスイベント革命になる」と話す。

 今年夏以降は、未来へ向かう新たなビジネスイベントのカタチとして、「リアル×オンライン」が中心になると予測。「ピンチをチャンスに変えるためにも、いま企てることが大事。皆様に最適なソリューションを提案し、価値向上に貢献していく」と述べた。

 同イベントは、当初の定員300人を超える視聴希望があり、増枠を行った結果、登録数1350人、視聴数は1005人(視聴率74%)にのぼった。

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