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チームラボら5団体が受賞 第11回観光庁長官表彰

2019年10月2日
編集部:木下 裕斗

2019年10月2日(水) 配信 

11回目は5団体が受賞した

 観光庁は10月1日、観光庁長官表彰の表彰式を開いた。11回目となる今回は「チームラボ」と「大地の芸術祭実行委員会」、「春蘭の里実行委員会」、「ソースネクスト」、「首都圏外郭放水路利活用協議会」の5団体が受賞した。 

 同表彰は魅力ある観光地づくりや訪日外国人旅行者の誘致などの観光振興や発展に貢献し、業績が顕著な団体と個人を表彰するもの。 

 田端浩長官は冒頭のあいさつで「この表彰が観光立国に向け、地域や個人の活動を活性化するきっかけになれば」と受賞者に期待を寄せた。

 チームラボは「チームラボボーダレス」など非言語かつ五感で体感するアート展を開いている。同展の来場者は開業1年で230万人となり、半数は海外の160カ国から訪れた。さらに、外国人来場者の半分が「このミュージアムを目的に東京を訪れた」と話しているという。 

 大地の芸術祭実行委員会は、新潟県の十日町市と津南町からなる「越後妻有地域」で「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」を開催している。2000年から3年に一度実施し、直近の入込客数は約54万8千人、訪日客は7・3万人。経済波及効果は65億円で、初回からの累計波及効果は570億円。 

 春蘭の里実行委員会は1996年に石川県の能登町で設立。地元食材を使った食事や農業体験、交流が可能だ。「農家民泊を運営するグリーンツーリズムの草分け的存在」(観光庁)という。同委員会は来訪者を97年の30人から2017年に約1万3500人まで増加。

 ソースネクストは74言語に対応した通訳機「POCKETALK」を開発。施設などにおけるスタッフとのコミュニケーションの解決に寄与した。累計出荷台数は7月時点で50万台を超え、技術による観光振興に貢献した。

 首都圏外郭放水路利活用協議会は18年8月から、国の防災施設では全国初となる「民間運営見学システム」による社会実験を実施。同システムを導入する前後で見学者数は9585人から35401人と約3・7倍に増加。インフラツーリズムの拡大に期待する。

 

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