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【特集No.531】ピンクリボンのお宿ネットワーク 第8回総会 発足時の3倍140会員に

2019年8月17日
編集部:入江千恵子

2019年8月17日(土) 配信

  ピンクリボンのお宿ネットワーク(会長=畠ひで子・匠のこころ吉川屋女将、事務局=旅行新聞新社)は7月24日、東京都港区の浜松町東京會舘で2019年度通常総会を開いた。8年目を迎えた同会の会員数は140会員と、発足時から約3倍に拡大した。新年度は会員企業や病院などと連携し、セミナー事業やWeb発信などで活動の周知をはかっていく。総会後には、観光ビジネスコンサルタンツ社長の西川丈次氏が「気づきから生まれるおもてなし考動」をテーマに講演した。

【入江 千恵子】

快適な環境づくりへ “おもてなし向上”目指し努力

 畠ひで子会長は冒頭のあいさつで、「日本人女性の乳がん罹患率が年々高くなっている。いまは11人に1人が罹患する状況」と憂慮。そのうえで「胸の切除や温存手術を受けることで、8割以上の人が回復すると聞いている」と強調した。

 さらに「会設立当初は手探り状態だった活動も、医療関係者や乳がん体験者の皆様のアドバイスを受けながら、入浴施設の環境作りや食事の対応など、整備を進めることができた」と振り返り、「今後も会員宿泊施設の温泉入浴などの快適な環境づくりと、さらなる〝おもてなし向上〟を目指して努力していきたい」と力強く結んだ。

 来賓には、日本温泉協会の笹本森雄会長、日本政府観光局(JNTO)の総務・広報グループの氷室志穂マネージャー、全国旅行業協会の若井茂事務局長、同協会の中山忍経営調査部次長が出席した。

 笹本氏は「会の活動が全国展開し、温泉地を訪れる皆さんにより多くの感動を与える運動だと思っている。心から敬意を表する」と述べた。

 新入会員から、あぶらや燈千(長野県・湯田中温泉)の湯本純子女将は「会の活動は以前から耳にしていた。私どもも賛同し、協力していきたい」と抱負を述べた。

 同じく新入会員で、ピンクリボンのお宿ネットワークの商品化をしているJTBガイアレックの森真也シニアマネージャーは、「同会の良いところをお客様にアピールして送客につなげていきたい」と力強く語った。

 また、役員補充では湯本旅館(長野県・渋温泉)の湯本英里女将が選出された。

 新年度事業では、ピンクリボン月間の10月に、会員宿の温泉情報やクーポンを掲載した「ピンクリボンのお宿」冊子10万部を発行。会員企業や47都道府県の行政機関などを通して配布するほか、約800カ所の病院などにも設置・配布する。来年5月には「ピンクリボンのお宿シンポジウム」も開催する。

【全文は、本紙1764号または8月21日(水)以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

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