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ウィラー、シンガポールで自動運転の実証実験始める 今秋には国内でも

2019年5月14日
編集部:平綿 裕一

2019年5月14日(火) 配信

実証実験について説明する村瀨社長

 WILLER(村瀨茂高社長)は5月15日からシンガポールで、自動運転の商業化に向けた実証実験を始める。約15人乗りの自動運転車「Navya ARMA」を国立公園内(走行区間は約2・5㌔)で走らせる。5月中にテスト運転を終え、6月1日から半年間、毎日乗客がいる状態で自動運転を重ね、半年経った12月ごろに有償化する考え。

Navya ARMAの外観

 シンガポールにおける実証実験の知見やノウハウを生かし、今秋からは国内でも自動運転の実証実験を始める見通しだ。「実証実験の先の実用化に向けて、日本国内でも挑戦していく」。村瀨茂高社長は5月10日に開かれた記者会見で意気込みを語った。

 今回は、スマートフォンのアプリを使って予約すれば、決まった走行ルート上で乗り降りできるようにする。適正価格や、どれくらいの頻度で乗降があると客は不満を感じるかなど、調査しながら走らせる。レベル3での自動運転となるため、スタッフが乗車し、緊急時には車両を停止できるようになっている。

自動運転にかかる各段階

 同社は昨年にシンガポールに本社を置く現地法人を立ち上げており、今回は現地の大手カーシェアリング事業者らと連携して行う。公園内は一般道がないが、公道も運行できる現地の自動運転のライセンス(R&Dプレート)を取得済み。年内に、シンガポールの3カ所に計5台で、有償化した自動運転車が毎日運行している状態を目指す。将来的には、アプリを使った完全なオンデマンド運行も視野に入れている。

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