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山口氏が新会長に、“連携の橋渡し役務める”(日観振)

2013年7月1日
編集部

山口範雄新会長

 日本観光振興協会(西田厚聰会長、644会員)は6月12日、東京都内で2013年度通常総会を開き、西田会長の退任にともなう役員人事で、山口範雄氏(味の素会長)を新会長に選任した。

 山口新会長は「大塚陸毅副会長とともに、経団連で観光委員会の共同委員長を務めている」と自身を紹介し、観光が日本経済にもたらす効果などを強調した。「世界の大きな観光の潮流のなかで、日本はいまだ大きく立ち遅れている。ますます激しくなる競争のなかで、我われは勝ち抜いていかなければならない。こうしたなかで、日本の観光振興のナショナルセンターの役割を担う当協会の会長に選任された重みをひしひしと感じている」とし、「組織と組織、国と地域、地域と産業などの連携が極めて重要な分野で、その橋渡し役を務めていきたい。観光を我が国の成長発展の柱にするべく、与えられた重責を精一杯果たしていく」と意気込みを語った。

 また、旧日本観光協会と旧日本ツーリズム産業団体連合会(TIJ)の合体から公益社団法人化などを進め、初代・日本観光振興協会の会長を務めた西田会長は「会員の皆さんには今一度、観光はグローバル競争であるとの意識を強く持ち、各地域の魅力を見出して独自の観光イノベーションを起こし、競争力のある観光地域づくりを進めてほしい」と想いを託した。

 2013年度は新体制のもと、政策提言・広報啓蒙活動の強化と魅力ある観光地域づくり、広域連携の推進を大きな柱に、異業種を含めた連携の強化や人材育成などに努めていく。

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