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「日田は元気です」、CPで風評被害を払拭

2012年8月21日
編集部
日田温泉名物の屋形船
日田温泉名物の屋形船

 大分県日田市では7月に発生した九州北部豪雨による風評被害を払拭しようと8月1日から31日まで「元気倍!日田2012夏キャンペーン(CP)」を官民一丸となって展開している。

 今回の豪雨被害では、日田温泉街や天ヶ瀬温泉の宿泊施設、おもな観光施設への被害はほとんどなかったが、同市北部を中心とする水害状況が全国ニュース等で連日放映されたため、7月3日から16日現在で日田温泉と天ヶ瀬温泉旅館で約2500人のキャンセルが発生している。

 そこでCPでは、日田駅や天ヶ瀬駅、日田バスセンター、日田インターチェンジなどにメッセージ横断幕を設置。8月6、9日は福岡市内でパンフレットを配布して「元気な日田」をPRした=写真。

パンフレットを配布

 期間中のイベントとして、天ヶ瀬温泉では26日まで「七夕灯籠祭り」を開催。三隈川では26日に「鮎祭り」と「リバーフェスタin三隈川」を実施する。

 また、26日限定企画として日田温泉旅館組合では「ガイド付屋形船」の格安プランを用意。通常はガイド料と屋形船乗船料、鵜飼い鑑賞料がセットで2500円のところ1千円で体験できるほか、日田祇園囃子船の無料運行や屋形船の水上屋台、水上イベントを実施する。

 さらに27―31日は「心付け復興支援プラン」と題し、宿泊客に料金を決めてもらう数量限定プランを実施。旅館は1泊2食付、ホテルは1泊朝食付で、料金の一部は復興支援に寄付される。同市では10月にもキャンペーンを実施し、観光復興をはかる計画だ。

 またJR九州によると、豪雨により現在は不通となっているJR久大本線の日田市夜明駅と福岡県のうきは駅間(約9キロ)は、8月27日頃に全線再開の見込みという。

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