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百年料亭ネットワーク推進議員連盟発足へ 細田博之会長「1つの日本文化として発展させる」

2018年7月5日
編集部:平綿 裕一

2018年7月5日(木) 配信 

左から3人目が大島氏、4人目が細田氏

 

自由民主党所属国会議員で構成する百年料亭ネットワーク推進議員連盟が7月5日(木)に、設立総会を開いた。

 細田博之衆議院議員ら計24人で発足。会長は発起人であり呼び掛け人でもある細田氏が務める。細田氏は「百年料亭はいずれも素晴らしく、大切な伝統がある。我われも1つの日本文化として発展させていきたい」とあいさつ。百年料亭を通じた地域活性化、観光振興をはかる考えだ。

 百年料亭ネットワーク(大島誠事務局長=百年料亭・宇喜世社長)は昨年3月に設立した。百年料亭は築年数と経営年数が100年以上で、今も経営が続く料亭。現在は全国19の百年料亭が参画する。登録有形文化財に登録済みの料亭も多く、和の食文化・建築物が今に残る。江戸後期から明治、大正、昭和時代にかけて、さまざまな偉人の物語が、百年料亭に語り継がれているという。

 昨年度には観光庁のテーマ別観光事業に採択され、国内外からの誘客に力を入れている。

 ただ100年以上が経つなかで、客足は遠のき、補修費が大きくのしかかる。16年からの2年で4軒もの百年料亭が廃業した。このうち1つは跡地が駐車場となっているという。日本では、個人の所有物が公的な支援を受けることは難しい。歴史ある建造物でも買い手がいなければ、解体せざるを得ないのが現状だ。

 大島事務局長は「建物の維持改修と、国内外の情報発信の支援をぜひお願いしたい」と述べ、「百年料亭を次の100年につなげたい。これが我われの想い。議員の先生方からうねりを起こし、全国で百年料亭の価値を認めてもらうための雰囲気を醸成していただきたい」と強調した。

 参加した議員は「貴重な文化的財産を残していくべき」「すぐにでもやらないといけない」「大変取り組みに期待している」など前向きな姿勢を示した。

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