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東武トップツアーズ、バスタ新宿を大解剖 インフラ施設探求ツアー

2025年12月12日
編集部:長谷川 貴人

2025年12月12日(金) 配信

バスタ新宿の高速バス乗降場をガイドが案内

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は12月20日(土)、開業10年目を迎えた「バスタ新宿」のインフラツーリズムとして、「バスタ新宿大解剖! 知られざる探求ツアー(バスタツアー)」を始める。交通インフラとしてのバスタ新宿の歴史や、人工地盤の上にそびえる同施設の解説など、役割や意義の理解を深められる見学ツアーとなっている。

 日本最大級のバスターミナルであるバスタ新宿は、2024年4月に国土交通省が推進する「インフラツーリズム魅力倍増プロジェクト」で、社会実験を実施するモデル地区に選定。同社は25年5月に、国土交通省関東地方整備局が事務局を務める「バスタ新宿インフラツーリズム魅力倍増プロジェクト協議会」と連携協定を結び、インフラツーリズムの企画・実施に取り組んできた。

 ツアー開始前の12月10日(水)に、メディア向けモニターツアーが開かれた。

 バスタツアーは、JR新宿駅ミライナタワー改札に集合。バスタ新宿の会議室で、まずはバスタ新宿が整備された経緯、整備時の苦労などを紹介する動画から同施設の誕生秘話を辿っていく。

 手荷物を会議室に置いたあと、イヤホンを装着してツアーガイドの案内のもと、バスタ新宿の心臓部である4階フロアを探索。発券カウンターや待合室を巡り、バスタ新宿限定の土産を販売するテナントで働くスタッフたちから、人気商品やピークタイムなど、ツアーならではの話が聞けた。

実際の標識を持って、バスを背景に写真撮影

 続いて、同階の高速バス乗降場に移動。外からの管制室見学や、実際の標識を持って写真撮影を行ったほか、全国各地へ出発する高速バスを間近で見物し、線路に浮かぶ人工地盤をクイズや解説を交えて紹介された。

 会議室に戻り、バスタに勤務する社員へのインタビューやVR体験により、開業前日まで19カ所の高速バス乗降場を集約した知られざる苦労や秘訣について迫った。

(左から2番目)国土交通省関東地方整備局の山下副所長がバスタ新宿を説明した

 国土交通省関東地方整備局の山下敦馬副所長は「多くの人に参加してほしい。バスやインフラが好きな人、親子連れに参加してもらえれば」と呼び掛け、観光資源となるインフラ施設を知ってもらう機会にしたい考えを語った。

 料金は税込で1人2000円。実施日時は12月20日(土)から月2回の土曜日、1日4回の各回約70分。定員は10人。事前予約制で申し込みは同社ホームページ内の専用ページ(https://tobutoptours.jp/shop/3894/sebt_tour/)から。

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