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ハウステンボス、地域全体で誘客

2011年4月11日
編集部
9市町の首長が全員出席で総会開く
9市町の首長が全員出席で総会開く

 長崎県佐世保市のリゾート施設ハウステンボス(HTB)と周辺の9市町が連携して、地域全体への観光客誘致をはかるため、ハウステンボス周遊観光協議会を3月28日に設立した。同日にHTB内で総会を開き、規約や事業計画を決定。協議会会長にHTBの澤田秀雄社長を選出した。

 同社は昨年から旅行業大手のエイチ・アイ・エス(HIS)の傘下で経営再建を進め、入場者数も増加。2011年9月期の第1四半期(10年10―12月)決算では営業黒字を達成するなど業績は大きく回復している。

 同社へは周辺市町から連携を要望する声が高まり、昨年12月に同社と市町で部会を立ち上げ、新組織設立に向けての準備を進めてきた。参画したのは同社と子会社のエイチ・ティ・ビイ観光に長崎県の西海市、佐世保市、波佐見町、平戸市、松浦市。そして佐賀県の有田町、伊万里市、嬉野市、武雄市の9市町で県境を越えた広域組織となっている。

 総会では澤田社長や各市町の首長も全員出席して意見を交換。澤田社長は「全国、海外ではハウステンボスの近くに焼き物の有田、伊万里や嬉野、武雄の温泉などがあると知らない人は多い。連携して発信すれば、周辺地域の観光活性化につながる」と述べ、HTBと周辺地域相互のバス運行計画も発表。「1泊だけでなく2―4泊の商品ができれば地域の滞在時間も伸び、消費も拡大する」と強調した。

 各市町からは専門部会による事業の具体化や宿泊、交通など民間団体への参加要請、事業のスピード化、情報発信強化など出され、HTBからは総合パンフの作成やHTBイベントでの地域PRなど提案された。次回会議には民間団体の参加も促す。

 今年度は年4回の季刊誌発行やHPでのPR、広報媒体活用など決定した。今年11月にはHTBと市町で「大陶器市」開催も計画。ツアーバスも4月29日から運行を開始する。

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