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日観連・近兼会長ら受賞(第2回観光庁長官賞)

2010年11月1日
編集部

 観光庁は10月20日、国際競争力のある魅力ある観光地づくりや、外国人に対する日本の魅力発信など、観光の振興と発展に貢献し、その業績が顕著な個人及び団体を表彰する「観光庁長官賞」の第2回表彰式を行った。

 溝畑宏観光庁長官は「観光立国にご尽力いただいていること、その理解と協力に感謝したい」と受賞者に語りかけた。

 今回選ばれたのは、NHK大河ドラマ「龍馬伝」で主役の坂本龍馬を演じ、龍馬ゆかりの地の観光客誘致に貢献した俳優の福山雅治氏、こんぴら温泉郷の形成に尽力し地域の発展に努めた日本観光旅館連盟の近兼孝休会長、ドラマ「アイリス」の現地ロケを通して、秋田の魅力を海外に広めた韓国人俳優のイ・ビョンホン氏と妙乃湯の佐藤京子社長、積極的な訪日観光旅行の造成に取り組んだ中国国際旅行社総社、日本の景観資源を活用し観光立国の重要性を説いたパナソニック創業社の故松下幸之助氏、職・住・文化を備えた複合都市づくりを通して国際交流や観光都市推進に大きく貢献した森ビルの森稔社長、香川県直島で地域の資源や魅力を活用したさまざまなアートプロジェクトを展開したベネッセホールディングスの福武總一郎会長の7人、1団体。

 佐藤社長は「今回の受賞を秋田県の人が自分のことにように喜んでくれたのが何よりうれしい。お国自慢が下手といわれる県民性ですが、秋田の魅力をどんどん発信していきたい」と喜んだ。

 表彰式に出席できなかった福山氏は「人生で初めての表彰は誠にうれしい。微力ながらこれからもがんばりたい」とのコメントが紹介された。

 また、イ・ビョンホン氏は「撮影地だった場所にたくさんの人が訪れ、美しい場所を多くの人に知ってもらえるのが嬉しい」と韓国よりコメントを寄せた。

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