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No.254 JATAに“コーディネーター”設置 - 国際チャーター便促進へ

2010年7月22日
編集部

JATAに“コーディネーター”設置
国際チャーター便促進へ

 国際旅客航空機の定期便減便や、小型化など航空座席の減少が相次ぐなか、旅行会社にとっての打開策はチャーター便の運航だ。しかし、とくに地方の旅行会社では、チャーターに関する相談窓口や情報を得る場がないのが現状。そこで、日本旅行業協会(JATA)は海外旅行需要拡大施策の1つとして、6月7日付でチャーターに関する相談などを受け付ける「チャーターコーディネーター」を海外旅行業務部内に設定した。チャーター便の課題や現状などを関係者に聞いた。

【飯塚 小牧】

 国内発着の国際チャーター便に関する包括旅行(ITC)ルールは2008年の12月に、個札販売の拡大や第3国の航空会社が自国間以外でも就航可能になるなど、大幅に緩和した。国土交通省航空局によると、07年度の国内発着の国際チャーター便の運航状況は6561便。08年度は5814便、09年度は4985便と景気低迷などの影響で全体数は減少傾向だが、旅行会社の商品造成には航空座席の確保が必要不可欠。チャーターの促進は喫緊の問題だ。

 このような現状を受け、JATAはチャーターに関する情報の収集や提供、各関係者とのパイプ役などを担う専門家として、日本航空(JAL)やジャルパックでの勤務経歴を持つ引田潤造氏をチャーターコーディネーターに起用した。海外旅行業務部の田端俊文部長は、任命した背景を「とくに地方の会員会社はチャーターに関する情報も少なく、興味があっても相談する場がなかった。会員からの要望の声が強かった」と述べた。

 

※ 続きは本紙1386号または日経テレコン21でお読みいただけます。

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