test

山陽・九州新幹線「さくら」を公開、車内は木材生かして温かみ演出

2010年7月1日
編集部

 2011年春の九州新幹線(鹿児島ルート)全線開業に合わせ、新大阪―鹿児島中央駅間を直通運転する山陽・九州新幹線「さくら」の車両が6月15日、マスコミ関係者に公開された。

 新幹線車両はN700系をベースとした8両編成で、「凛(RIN)」をキーワードに和のもてなしを意識してデザインされた。車体の色は陶磁器の青磁のような「白藍(しらあい)」色を使用し、車体横には濃藍と金色のラインが伸びる。

 車両は1―3号車が2―3列シートの自由席で、客室は若桜調の木目を生かした柔らかな雰囲気。指定席は4―8号車で、6号車の一部がグリーン席となる。指定席は朱桜調の木目の客室で、座席はレールスターの2&2サルーンシートをブラッシュアップ。長時間の座席にも快適な新リクライニング機構を採用。手すりやテーブルにも木を使用した。

 グリーン席は手すりやテーブル、デッキに古代桜調の木材を使用。座面、背もたれ連動のリクライニングシートにレッグレストと枕を設置し、航空機の特別シートに匹敵する快適さを追求。シートを濃藍色の生地、通路には金色の花唐草模様のじゅうたんを敷くなど、プレミアム感を演出している。

 5号車には女性に優しい専用トイレや、全身の写る三面鏡をつけたパウダールームも設置。7号車には多目的室や多機能トイレも完備した。喫煙ルームも4カ所設けている。

 12月からは九州での試験走行を行う。全線開通後は、新大阪―熊本駅間が3時間20分前後、同―鹿児島中央駅間が4時間前後で結ばれる。

いいね・フォローして最新記事をチェック

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。