2年連続100万人超え、立山黒部アルペンルート
11月30日で今年の営業を終了した立山黒部貫光(富山市)がまとめた 立山黒部アルペンルートの2009年度の利用者数は前年度比2%増の103万7千人となり、2年連続で100万人を超えた。
外国人観光客が新型インフルエンザや円高などの影響で54%減の6万8500人にとどまったが、高速道路のETC割引やテレビドラマ・映画などとのタイアップが奏効し、国内客が9%増の96万8500人と伸びた。とくに個人客が好調だったという。外国人客の内訳は台湾が52%減の4万9千人、韓国が30%減の5900人、中国・香港が1%増の9300人になる。
方面別では富山からの利用客が9%減の48万4千人。約半減した外国人観光客が主に富山ルートをとっているためという。長野県大町市側からは14%増の55万3千人になる。
なお、扇沢―黒部ダム間を結ぶ関西電力のトロリーバスの利用者数は約10%増の111万1157人だった。
立山黒部アルペンルートは、長野県大町市と富山県立山町を結ぶ国内有数の山岳観光ルート。来年度の営業は4月10日に部分開通(電鉄富山―弥陀ヶ原、室堂―信濃大町間)、17日に全線開通(電鉄富山―信濃大町間)。雪の大谷ウォークは17日から5月31日を予定。