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HIS GWの旅行動向を発表、ハワイが6年連続の1位に

2018年4月3日
編集部:平綿 裕一

2018年4月3日(火) 配信 

HISがGWの旅行動向を発表

エイチ・アイ・エス(HIS)はこのほど、 2018年ゴールデンウイーク(2018年4月28日~5月6日出発)の予約状況から旅行動向を発表した。 

海外旅行ランキング

  ハワイの人気は根強く、総合予約者数ランキングで6年連続の1位となった。韓国の人気都市であるソウルは、昨年に比べ順位が上昇した。若い女性におけるK-POPの再熱や、冬季五輪で韓国への注目が高まったことが上昇の要因とみる。

 今年は平日2日間の休みが取得できれば、最大9連休となる。ただ、昨年5月にあった5連休と比べ1日短くなり、近場の香港、上海といったアジアの都市が順位をあげた。人気出発日はGW後半5連休の初日となる5月3日は人気だが、分散型の傾向がある。同社は「昨年に比べまだ席が取れる状況であることから、間際の旅行需要に期待ができる」と予想する。

人気急上昇は欧米豪の各都市が占める

伸び率ランキング

 予約伸び率は欧州・米国・豪州といった長距離路線の渡航先が高い伸びとなった。 1位のエアーズロックは、ウルル(エアーズロック)への登頂が2019年10月からできなくなる(オールトラリア環境・エネルギー省発表)ことが高い伸び率につながったと分析。ザグレブは、近年クロアチアへの欧州内路線が拡充し、国立公園をはじめとする自然を満喫する隣国スロベニアと共に周遊する商品ラインナップの増加が要因の1つとなった。

 オランダ、フランス共に地政学リスクからの回復が見られる。チューリップなど見ごろを迎える、アムステルダムの“キューケンホフ公園”やニースといった南仏でのバカンス需要が高い伸びを牽引した。シアトルは、5月1~6日に現地で行われる野球観戦に注目が高まっている。

 「今、そこでしか見られないモノ、美しい自然を満喫いただける旅先が高い伸びとなる傾向が見受けられる」(同社)。

国内ランキング

国内旅行ランキング

 今年も沖縄が1位に輝いた。3月25日から中部から宮古島、福岡から石垣島へ、全日空による直行便運航が通年で開始し、沖縄への国内旅行の需要がさらに高まっている。6月には福岡から宮古島、7月には関西から宮古島、石垣島への季節運航も決まり、引き続き沖縄人気の盛り上がりが予想される。 2位にランクインした北海道は、GWに桜の開花が見ごろを迎えることから、“この時期にしか見られない春色の北海道”として春の北海道を販促したことが功を奏したという。

国内日帰りバスツアーランキング

国内日帰りバスツアーランキング

 GWの時期に食べごろの“いちご狩り食べ放題”のコースはとくに人気が高い。ネモフィラの丘(ひたち海浜公園)や富士芝桜まつりといった、GWに満開の見ごろを迎えるコースにも人気が集まった。

調査日:2018年3月14日/調査対象:HISの海外ツアー・航空券 / 対象出発日:2018年4月28日~5月6日

※自由旅行とは、航空券のみ又は航空券とホテルなどの手配を組み合わせた予約のこと

※パッケージツアーとは、HISが主催し募集をかけた、旅の素材をパッケージした商品のこと

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