JTBが「Amazon Pay」導入へ
2018年1月12日(金) 配信

JTB(髙橋広行社長)はこのほど、ネット通販大手アマゾンジャパンが提供する決済サービス「Amazon Pay」を、国内旅行商品の販売に導入すると発表した。数百万人いると推計されるアマゾン会員(プライム会員)の取り込みも視野に入れる。
消費者の購買行動分析に強みを持つニールセン デジタルの発表によれば、アマゾンの月間利用者数は3千万人(2016年6月)を超え、国内トップクラスの集客力を持つ。一度は買い物をしたことがあるというユーザーも多いはずだ。
「Amazon Pay」は2015年にスタートしたサービスで、現在はデリバリーやチケット購入、電子書籍サイトなど、さまざまな業態で導入されている。すでに登録されたクレジットカード情報や住所をもとに決済・発送を行うため、ユーザーは情報入力の手間を省くことが可能だ。
JTBは昨年、今春の組織再編を発表。OTA(オンライン旅行会社)の台頭による旅行市場の変化に対応するため、店舗とインターネットでの販売比率の見直しにも着手する構えをみせている。募集型の国内旅行商品「るるぶトラベルツアー」の決済に「Amazon Pay」を導入することで、出遅れているオンラインでの売上増を目指す。
なお3月11日(日)まで、導入を記念したキャンペーンを実施中だ。「るるぶトラベルツアー」を「Amazon Pay」を利用して申し込んだユーザーは、Amazonギフト券(またはるるぶトラベルポイント)5千円分があたる抽選に参加できる。詳細は以下公式Webサイトに掲載。