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指宿白水館が創業70周年、祝賀会に450人出席


下竹原啓高社長があいさつ

 鹿児島県・指宿温泉の指宿白水館(下竹原啓高社長)の創業70周年謝恩祝賀会が6月18日、観光関係者など約450人を招いて、同館で盛大に開かれた。

 同館は、戦後間もない1947(昭和22)年に、故下竹原弘志名誉会長が鹿児島市内に12室の旅館「白水館」を創業したのち、1960(昭和35)年に指宿温泉へと進出した。

 ハワイアンホテル白水館として営業するなか、1989(平成元)年に本物志向の高級和風旅館を目指して名称を「指宿白水館」に変更。旅館の大幅なリニューアルを行い、現在に至っている。

 祝賀会で下竹原社長は、創業者の気概と創業時代の苦労などを紹介。ハワイアンホテルから本格的な和風旅館への転換では「旅館経営は、あらゆる日本文化の素材を駆使する芸術活動、という父の経営理念が庭園や和風建築、館内の壁画、調度品まで浸透している」と話し、創業者の想いを伝えた。

 また「父は20年前の国観連会長時代から少子化・高齢化の問題とインバウンド時代の到来を予測していた」と述べ、指宿白水館の今後の方向性については「花の棟の耐震補強工事を来年の大河ドラマ放送以降の19年初めに延期する」と発表。

 高単価のスイートルームやコシノ・ジュンコさんによるデザイナーズルームの改装計画などを説明した。

 さらに、南側敷地の露付のビラ・コテージ建設やAIを使った電気カート試験走行、セスナ機による鹿児島空港―指宿間のアクセス計画なども明らかにした。

 祝賀会では料理の達人として、神奈川県・鎌倉市で中国料理店を経営するりん・くんび氏が「食と職をおいしく食べる法」をテーマに講演した。

 ロビー階では創業者・下竹原弘志・サツ夫妻の胸像除幕式も行われた。

創業者夫妻の胸像

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