SUWAガラスの里 特別企画展「高円宮家根付展」7月12日~8月31日開催
2025年6月26日(木) 配信

長野県・諏訪湖畔にある「SUWAガラスの里」は、美術館・レストラン・体験工房を備える日本最大級のガラスショップ。ガラス工芸をテーマにしたSUWAガラスの里美術館を併設し、国内外の現代ガラス作家の作品を多数展示している。
同美術館では、特別企画展「高円宮家根付展」を2025年7月12日~8月31日まで開催する。出品内容は高円宮家コレクションの根付約200点、「旅する根付」約20点(予定)。入館料は大人1000円、中学生以下無料。

根付は古くから和装における用具として、小物などを持ち歩く際に巾着や印籠などを紐に取り付け、帯に挟み込み、根付で下げた物が落ちないようにする仕掛として使われてきた。時代とともに和装から洋装へと着るものも変化したが、現在でも装飾品やアクセサリーなど身近なアイテムとして親しまれている。
今回、高円宮家の貴重な根付コレクションを展示することで、古くからの文化を象徴する工芸技術や芸術品としての魅力を伝える展覧会を開くとともに、ガラス素材を生かした高円宮家根付展記念アワードを開催、ガラスを使った「根付」作品を募集した。
同館では「風土と共に」を理念とし、地方におけるガラス資源の適切な循環を目指し、さまざまな研究を行うとともに、美術や芸術の表現力や発信力を用いてその重要性を広く一般の方々に伝える取り組みを行っている。
同アワードでは「新たな視点から発想された根付作品を広く募集することで、芸術文化の向上と持続可能な社会の実現を目指す機会につなげられれば」と考えている。
問い合わせ=0266(57)2000。