日本旅館協会と観光庁、タップホスピタリティラボ沖縄を視察 より効率的で温かみあるサービス提供目指す
2025年5月26日(月) 配信
日本旅館協会(桑野和泉会長)と観光庁はこのほど、ロボットや最先端IT技術を活用した宿泊事業者向けの観光サービスを開発するタップ(吉田亮一社長、東京都江東区)の次世代技術開発の総合戦略拠点「タップホスピタリティラボ沖縄」(沖縄県うるま市)を視察した。最新テクノロジーを通じたより効率的で温かみのあるサービスの提供に向けた第一歩として、議論を深めた。
参加者は日本旅館協会の桑野会長や前田健二副会長、有本隆哉副会長、小林秀顕副会長、原洋平EC/DX委員長、山口敦史労務委員長、相原昌一郎ミライ・リョカン委員長、観光庁の鈴木貴典審議官ら29人。
当日は清掃スタッフの補助や荷物運搬のほか、注文から提供まで自動化されたロボットや無人店舗、顔認証で開錠する客室などを見学した。その後、タップの林悦男会長を交えた意見交換会を実施。DXとホスピタリティサービスの両立に向けて、ロボット技術の導入や人材育成の方法などについての議論が行われた。
宿泊業界で望むDX化の具体案を提示するワークショップも開催。カメラやドローンを活用した客室の点検や不満を持つ利用客に対応するロボットのほか、食器の収納までを行う食器洗浄機などが提案された。