「旅行産業経営塾」が開講 14期は初の大阪開催で42人入塾
2025年5月23日(金) 配信

旅行産業経営塾(理事長・塾長=原優二風の旅行社社長)は5月17日(土)、大阪市北区にある「うめだMホール」で、2025年度(第14期)入塾式を行った。今期は1999年の開塾以来、初の大阪開催ということもあり、定員を超える42人が入塾した。塾生たちは来年3月まで、ほぼ月1回の講義、討論、発表を通じて「ものの見方、考え方、決め方」を深く学んでいく。
原塾長は「旅行業界は現在、大きな転換期を迎えている。今ここに集まった塾生の皆さんの熱意に敬意を表すとともに、塾での学びを一生の宝にしてほしい」と祝辞を述べた。
入塾式後には、前京都市長で世界文化遺産地域連携会議会長を務める門川大作氏による「文化と経済、そして、観光の融合―世界平和の創造、維持装置に!―」と題した記念講演が行われた。
門川氏は、1000年を超えて都市の機能・文化が自然と共生し、遮断されずに継承・発展している稀有な都市でありながら、SDGs先進都市でもあり続ける京都市の魅力を、任期16年での取り組みを交えて紹介。市長退任後も取り組む「観光先進都市」から「観光課題解決先進都市」への挑戦を、塾生を前に熱く語った。
講義は、6月7日の第1回目を皮切りに全11回を予定。このほか、6月28、29日には、パナソニックリゾート大阪を会場に1泊2日の合宿も行う。各講義には、大阪まち歩き大学の陸奥賢学長、四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクトの梶川伸理事、パナソニックホールディングスの小川理子参与など、毎回、関西ならではの多彩な講師陣が登壇する。