京都・常徳寺が5月25日までクラファン実施 源義経ゆかりの常盤地蔵を修復へ
2025年5月8日(木) 配信

知足山 常徳寺(京都府京都市)は5月25日(日)まで、源義経ゆかりの常盤地蔵を修復するため、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で支援を募っている。期間中は特別一般公開も実施している。
常盤地蔵は平安時代に、源義経の母・常盤御前が義経を懐妊中に安産を祈願した地蔵菩薩立像。この仏像には、乱世に翻弄された母の切実な祈りと、生まれてくる我が子への深い愛情が込められているという。同寺は、常盤地蔵が900年以上にわたる信仰の対象であると同時に、日本史上の母子の物語を今に伝える貴重な文化遺産であり、後世に残すことが使命であると考え、プロジェクトを開始した。
同寺の鶏内泰寛(かいちたいかん)住職は「当寺は、源義経公にゆかりのあるお寺で、地域の皆さまに支えられながら、日々お寺を守っております。今回、年に一度だけ開帳する秘仏『常盤地蔵』の修復を本年6月より行うこととなり、クラウドファンディングに挑戦することになりました。歴史あるお地蔵さまを未来に残していくため、皆さまのお力をお借りできましたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします」と呼び掛けている。
支援は2000円から100万円まで幅広く受け付けている。5000円では御朱印などのリターンを用意する。