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地上40メートルで食事を楽しむ 「Dinner in the Sky」で景観資源に活性化を

2025年2月25日
編集部:飯塚 小牧

2025年2月25日(火) 配信

豊洲で3月13日から「Dinner in the Sky」開始

 地上40メートルで絶景と食事を楽しむ――。DISJは3月13日(木)から、空中で食事を提供するレストラン企画「Dinner in the Sky(ディナーインザスカイ)」の国内サービスを東京都江東区の「キラナガーデン豊洲」で開始する。ディナーインザスカイは2006年にベルギーで始まり、現在までに65カ国で1万回以上開催されている。日本ではこれが初めて。

谷川佳朗氏

 2月21日(金)はマスコミ向けに体験会を実施。同事業を日本に導入した、ノット社長の谷川佳朗氏はその背景について、海外での展開を目にして「日本には魅力的な景観が多くある。日本でも可能性を感じた」と語った。

 地域ごとのライセンスのため、本社との契約を昨年3月に締結。ゴンドラの購入や国内での検証・トレーニング、開催場所の選定などを経て、今春からサービスを開始することになった。

 海外ではドバイで常設しているほか、タイでは12月31日まで開催中。今年はイタリアやベルギーなどでも開催予定だ。常設のドバイは利用者の8割がインバウンドという。谷川氏は「日本ではまず国内の方に利用してもらいたいと考えており、インバウンド向けのプロモーションは行っていないが、引き合いはある」と明かした。国内客向けには記念日やサプライズなどのシーンでの利用を想定する。

上空ではスタッフが飲み物を給仕してくれる

 初回の開催地として豊洲を選んだことについては、「レインボーブリッジや東京湾、天気の良い時には富士山が一望でき、昼と夜で印象の変わる特別な空間を演出できる」と期待を込めた。豊洲は近年、市場や新しい観光施設などもでき、国内外の観光客が増えていることも大きいという。

提供予定の弁当型の食事

 豊洲での開催は6月ごろまでを予定する。3~4月の営業時間は午後2:00~8:30まで。1日4回の実施で、1回あたり60分、搭乗可能人数は22人。料金はデイタイム1人33000円、サンセットタイムが4万円でいずれも税込。

 谷川氏は将来的に日本各地での開催を目指す。次回の開催地は未定だが、長野県・軽井沢などが候補に挙がっている。「日本の素晴らしい景観を世界に発信し、地方創生に貢献していきたい。各地域の特産を生かした料理の提供なども考えていく」と展望する。

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