全旅連・井上会長、2期目続投決まる 「規約改正」議論継続へ
2025年2月5日(水) 配信

全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(井上善博会長)は2月4日(火)、東京都内で2024年度第2回理事会を開き、次期会長に井上氏の再任を承認した。
昨年11月1~30日に設定された受付期間に、次期会長に立候補した者は井上氏1人だった。事前に信任投票用紙を郵送で受け付けており、当日、選挙管理委員会(伊藤裕司委員長)立会いのもと、開票作業が行われた。
選挙人理事総数76人の開票の結果、信任65票、不信任2票、無効3票、棄権6票という結果となった。
2期目続投が決まった井上会長は「多くの方々の支えにより全旅連活動をしていることをひしひしと感じている」と感謝の意を表した。
今後の方向性として「8つの部会を中心に、新しいメンバーにも加わっていただきながら宿泊業界の諸課題を解決していく。(青年部で汗をかいてきた人材を)親会というステージでがんばってもらい、業界の発展につなげていきたい」と力を込めた。正副会長、ブロック長とともに、常務理事という3つの領域で事業を推進していく姿勢を示した。
理事会では規約改正について議題に上げた。11条の「正副会長(ブロック長)会議」の改正案の文言で意見の相違があったため、議論を継続していく方向だ。
25年度は、宿観光旅博覧会(宿フェス)活動や、宿の日、“宿”サステナブルアクションなどを通じた発信力の強化に取り組む。旅館文化の定義・言語化や、全国で多発するキャンセル料問題などの調査・研究も進める。さらに、新時代に即したシルバースター部会への発展のあり方なども検討していく。