静岡の街道沿いに美食と体験あり 5市2町連携事業「街道観光モニターツアー」
2025年1月20日(月) 配信

静岡県静岡市観光交流文化局観光政策課はこのほど、静岡市、島田市、焼津市、藤枝市、牧之原市、吉田町、川根本町の5市2町連携事業として、食を生かした街道観光プロモーションを推進している。この一環として、メディアを対象とした、東海道ならではの「食」や「体験」を楽しむ「街道観光モニターツアー」を実施した。
同ツアーは、東京・日本橋の名店が静岡直送の農水産品を生かした創作メニューを提供する「日本橋 しずおか食堂」の一環として行われた。
□豊富なグルメに舌鼓 静岡の美食を味わう
駿河湾の特産品として知られる「桜えび」を堪能できるのは、「くらさわや」(静岡県静岡市清水区)。創業は1950年。漫画『美味しんぼ』にも登場した老舗の名店として知られる。日本では静岡県焼津市の大井川港と、静岡市の由比港のみで漁が許可されている希少な桜えびを、かき揚げ、釜飯、生、釜揚げで楽しむことができる。
桜えびの釜飯、桜えびのかき揚げ(2枚)、生桜えび、桜えびの釜揚げ、みそ汁、漬物がセットになった「桜えびセット」は3410円(税込み)。

静岡といえば茶の名産地。静岡茶の歴史は古く、伝来したのは約800年前の鎌倉時代といわれている。静岡県葵区足久保で作られる足久保茶は、駿府に隠居した徳川家康に上納した茶で知られている。

そんな足久保の茶農家が集まって発足した足久保ティーワークス茶農業協同組合(吉本邦弘代表理事組合長)では、中堅農家が若手農家に足久保茶の育成・改植などを教え、足久保茶を全国に広める活動を行っている。
足久保ティーワークスの茶工場に併設されたオープンテラスカフェ「はじまりの紅茶Terrace Cafe」では、さまざまな茶葉を取りそろえるほか、全種類テイスティングができる。
また、茶工場とカフェから20分ほど歩いた先にある山の斜面には、茶畑と町並みを臨む完全予約制の「見晴らしの茶畑テラス」が設置されている。
淹れる温度によって風味も舌触りも変わるお茶のテイスティングを楽しめるメニュー。お茶を飲んだあとの新茶の茶殻は、おひたしのように食べることが可能。塩や梅干し、じゃこなどと合わせて食べると、柔らかく風味豊かでほんのり苦い茶殻とよく合う。
1月20日(月)現在、フルーツサンドと和紅茶・緑茶をいただくプランと、お茶のほかにフードやスイーツが提供されるアフタヌーンティープランが用意されている。どちらも要予約。
お茶と料理の組み合わせを楽しむティーペアリングを提供する「ルモンドふじがや」で、「ようこそ静岡お茶コース」を味わった。静岡県産のお茶とともに、静岡の旬の食材を目の前で調理するフルコース。オードブル、ブイヤベース、ステーキ、スイーツなどがお茶と一緒に堪能できる。ワインのペアリングとは違い、アルコールが飲めない人や子供でも、お互いを引き立てあうお茶と料理のマリアージュを楽しめるのが特徴だ。

□静岡の新しい体験と暮らし
2021年にリニューアルオープンした「駿府の工房 匠宿」では、駿河竹千筋細工や木工、漆、染め物、陶芸などの伝統工芸を体験できる。「歴史と未来を結ぶ場所」をコンセプトに、ものづくりの楽しさを、体験を通じて伝えていくことを目的としている。また、古民家をリノベーションし、客室内に工芸品を設えた宿泊施設「工芸ノ宿」も備えている。
施設内にはカフェやギャラリーも併設されているため、親子や友人同士で工芸体験をすることも、カフェでゆっくり休憩することもできる。
駿河区用宗にある用宗港近くには、古民家をリノベーションした一棟貸しの宿「日本色」が連なる。
古くからしらす漁が盛んだった用宗には、漁村文化が根付いている。その特色を生かしながら改装した一棟貸しには、それぞれ日本の伝統色の名前を付けていることが特徴。
日本色に宿泊すると、グループ施設の温浴施設「用宗みなと温泉」を無料で利用できる。マグロの加工場だった建物をリノベーションした同施設は、漁港の中で港越しの富士山と潮風を感じながら天然温泉に浸かる特別体験が楽しめる。
各地で静岡の魅力を引き出そうととても頑張っていらつしゃる企画満載で嬉しく拝見しました。
是非いって体験してみたいです。
さらに静岡の魅力が伝わる企画を期待しています。