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埼玉県旅行業協会、創立70周年式典開く 「協定会員と一丸となり活性化はかる」

2023年3月20日
編集部:木下 裕斗

2023年3月20日(月) 配信

約140人が集まった

 埼玉県旅行業協会(浅子和世会長、242会員)は3月7日(木)、三日月シーパークホテル勝浦(千葉県勝浦市)で創立70周年記念式典を開いた。埼旅協協定会員連盟と特別協定会員連盟も出席し、計約140人が祝った。

 浅子会長は3月13日(月)からマスクの着用ルールが緩和され、感染対策のガイドラインも廃止されることにも触れ、「(これまでの)団体の慰安旅行も復活し、業界も活性化していくだろう」と予想した。そのうえで、「団体旅行の回復後には、いち早く協定会員連盟の施設に送客してほしい。今後も一丸となって業界の活性化をはかっていく」と話した。

浅子和世会長

 さらに、1953年に消費者保護のために設立された経緯などの歴史を振り返った。コロナ禍の3年間については「大変苦労したと思う」と語り、会員を労った。

 来賓の照川由美子勝浦市長は「コロナ禍からの回復の兆しが見られ、安堵している。今後は官民一体となった観光振興により努める。これが地域活性化となることに期待を寄せている」と語った。

照川由美子市長

 埼旅協協定会員連盟の森田繁会長は物価高騰の影響を受けている状況を報告。「(値上げ後に)我慢をしてでも来てくれたお客様へ、さらにおもてなしを磨き上げていく」と話した。

森田会長

 福岡県の旅館で基準値を大幅に超えるレジオネラ属菌が検出されたことに触れ、「全国の宿に不信感を持たれることを危惧している。安心して送客してもらえるよう、より一層お客様の立場に立ったサービスを提供していく」と語った。

 茨城県旅行業協会の木村進会長はコロナ禍を経て個人旅行が増加していることから、「団体旅行にも注力しながら、2~3人の旅行も大事することが我われの新時代の役割。観光業を活性化すれば、世界が明るくなる。自信を持ってほしい」と呼び掛けた。

木村進会長

 旅行新聞新社の石井貞德社長は「旅行客に喜びを与えていることにプライドを持ってほしい。皆様はコロナ禍を乗り越える力を持っている。これからも1人でも多くのお客を笑顔にしてほしい」とエールを送った。

石井貞德社長

 感謝状の贈呈では、全会員に記念品として社名入りの楯が贈られた。協定会員連盟の会員には感謝状が贈呈された。また、協会の設立以降70年間、その発展に貢献したとして、イーグルトラベル(谷島賢社長、川越市)が特別功労表彰を受賞した。

 式典に先立って開催された昨年の全旅協旅行災害補償の取扱高上位3社を表彰する分科会では、来賓として駒井輝男副会長が登壇。昨年、国のガイドラインが緩和されたこととマスクの着用が自由になったことに触れ、「これらは団体旅行を中心とする皆様のセールストークに生かせるだろう。以前のように大勢で楽しめる旅行に励んでほしい」と呼び掛けた。

駒井輝男副会長

 ㈱全旅の中間幹夫社長は「今年度のクーポン事業の売上が初めて400億円を超えた。団体旅行が少ないなかで健闘してくれた」と敬意を表した。

中間幹夫社長

 懇親会も開かれ盛会裏に終わった。

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