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阿部長商店 フィランソロピー賞受賞 社会貢献顕彰で語り部評価

2023年3月21日
営業部:野村 一史

2023年3月21日(火) 配信

贈呈式に出席した阿部憲子女将(前列右から2番目)

 南三陸ホテル観洋(宮城県・南三陸温泉)を経営する阿部長商店(宮城県気仙沼市)はこのほど、日本フィランソロピー協会(浅野史郎会長、東京都千代田区)が主催する「第20回企業フィランソロピー大賞」の企業フィランソロピー賞を受賞、3月3日に東京都内で贈呈式が開催された。

 同賞は自社の経営資源を有機的・持続的に活用した社会貢献活動を顕彰するもので、2013年に創設。

 阿部長商店はKATARIBEカルチャーの創成が対象活動として受賞した。同社が経営する南三陸ホテル観洋は2011年3月11日の東日本大震災時に自ら被災しながら、約600人の避難者を受け入れた。また所有する多目的ホール、高野会館は震災遺構として保存している。このような経験を通じて始めた「KATARIBEプロジェクト」はホテル宿泊者を対象に被災した場所を、同館の社員などが語り部となる「語り部バス」の運行を毎日継続するなど、震災経験の風化防止だけでなく、命を守ることの大切さを共有する学びの場となっている。

 さらにこの学びを南三陸に留めることなく、「全国被災地語り部シンポジウムin東北」を開催し、国内はもとより海外へも発信し続けている。

 なお、今年の全国被災地語り部シンポジウムは2月26、27日の2日間、同館の姉妹館であるサンマリン気仙沼ホテル観洋で開催した。

【野村 一史】

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