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コンセプトは「地元農家のおすそわけ」 八王子にTOKYO FARM VILLAGE開業

2022年10月17日
営業部:後藤 文昭

2022年10月17日(月) 配信

中西農園の中西ファームスタンドでは、朝採れの野菜を販売

 東京都八王子市に10月8日(土)、TOKYO FARM VILLAGEが開業した。

 コンセプトは「地元農家のおすそわけ」。小比企の豊かな自然を見渡せる牧場の丘に建つ施設で、牧場を営む磯沼ミルクファームと中西農園、洋菓子店「BASEL」のショップで構成する。

 内装は牧場の中の素朴な納屋をイメージしており、古材を使用した家具やアンティーク家具などなどで空間を構成、入口ドアや照明などには磯沼家や中西家で農作業などに使われてきた家具をできる限り使用している。

 磯沼ミルクファームのミルクスタンドでは、牧場の牛乳でつくるソフトクリームやミルクドリンク、牛乳を使った焼き菓子などを、中西農園の中西ファームスタンドでは、朝採れの野菜をそれぞれ販売する。

ファームカフェ「FARM BASEL」のハンバーガー

 また、「BASEL」が手がけるファームカフェ「FARM BASEL」では、磯沼ファームの牛乳や磯沼牛、中西ファームの旬の果物や野菜を用いたメニューを提供。同カフェのおすすめは磯沼牛と同ファームでつくるヨーグルト、中西農園の野菜などをふんだんに使用したハンバーガーで、そのほかにもパイやキッシュなどを楽しむことができる。

 一方、カフェエリアの南側に張り出したテラス席は南面に広がる小比企町の丘陵地帯の自然を切り取って堪能できるようになっており、春は桜が美しく咲き乱れるという。

 10月5日に行われた内覧会で同施設の村長、磯沼正徳氏は「この建物は私の10年来の夢。多くの方の協力で緑の空間を楽しめる、牧場につながったおもてなしの施設ができました。ここが地域の活性化、農業の振興、町と農地をつなげるステーションとなり、皆さんに愛される場所になれば」と思いを語った。 

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