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宮城県で巨大アニメテーマパークを構想 「WARASCO」破産(帝国データバンク調べ)

2022年10月3日
編集部:増田 剛

2022年10月3日(月) 配信

 宮城県で巨大アニメテーマパークの構想に携わっていたWARASCO(小山芳宏社長、東京都渋谷区)と、関係会社のD―cloud(同社長、同所)は9月21日(水)、東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は2社合計で約1億57万円。

 WARASCOは2015年12月に、宮城県富谷市にアニメキャラクターを中心とした体験型複合施設「WARASCO(わらすこ)」の企画・運営を目的に設立。WARASCOは、世界屈指のバーチャルアトラクションを体験できる施設として計画されていた。過去には仙台市太白区での開発計画が、容積率制限や駐車場不足の問題で16年春のオープンを断念するなど予定通りに進捗せず、計画を延期した経緯があるなか、オープンに向け候補地の選定などを行っていた。

 D―cloudは12年3月に設立。イベントや展示会、店舗におけるディスプレイの企画やデザイン、施工、運営を行い、19年2月期には年間収入高約1億5100万円を計上したが、「従前から債務超で厳しい運営を強いられていた」(帝国データバンク)という。

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