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JATA、邦船3社ら協働で 10月からクルーズCP実施

2022年8月29日
編集部:長谷川 貴人

2022年8月29日(月)配信

左からJATAのクルーズ旅行推進部会の松浦部会長、歌手の麻倉未稀さん、JATAの酒井副会長、JOPAの松本常務理事・事務局長

 日本旅行業協会(JATA)と日本外航客船協会(JOPA)、郵船クルーズ、商船三井客船、日本クルーズ客船の邦船3社は、8月26日(金)から「Let’s Go!クルーズキャンペーン」を始めた。JATA、JOPA、邦船3社の協働キャンペーンは今回が初めて。

 10~12月までの参画船会社が指定するコースの乗船客に、抽選で1船会社につき3組に、次回の国内クルーズで利用できるペア旅行券(20万円分)をプレゼントする。対象コースは、郵船クルーズ「飛鳥Ⅱ」の4コース、商船三井客船「にっぽん丸」の3コース、日本クルーズ客船「ぱしふぃく びいなす」の5コースで合計12コース。

 今回のキャンペーンは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で大打撃を受けたクルーズ業界や旅行業界が、消費者に改めてクルーズ旅行の楽しさと安心安全を体験してもらい、クルーズ市場の再興を目指すもの。市場を再活性化できるようにJATAとJOPAが呼び掛け、邦船3社がこれに応じて実現に至った。

 JATAは8月25日に会見を開き、今回の協働キャンペーンの取り組みについて説明した。冒頭、JATAの酒井淳副会長は「クルーズマーケットの復活と、コロナ禍前以上の拡大に期待している」とあいさつ。水際対策が完全撤廃されない一方で、「海外旅行を躊躇し国内クルーズが利用されたり、日本船の外航クルーズに高い関心を持たれたりしている」と実情を明かした。期待と関心を集める日本のクルーズ旅行の周知をはかるためにも、「今回のキャンペーンにJATAとして力を入れたい」(酒井副会長)と力を込めた。

 JOPAの松本隆司常務理事・事務局長は、これまでJOPAが国内クルーズ対象の感染予防対策ガイドラインを策定してきたと説明。さらに、外航クルーズや国際定期航路の再開に向けたガイドラインの策定、外国籍の日本発着クルーズの再開に向けたガイドラインの策定も検討を進めている。松本常務理事・事務局長は「国際クルーズの再開は水際対策も重要。外国からの入国である以上、検疫は欠かせない。関係省庁のアドバイスを受けつつ慎重に対応を進めていく」と話した。

 JATAアウトバウンド促進協議会クルーズ旅行推進部会の松浦賢太郎部会長は、キャンペーンの概要について説明。クルーズ旅行の苦境を打破すべく、「ライバル同士の日本船3社がクルーズの復興の名の基に、お互いに手を組み、今回のキャンペーンが実現した。業界全体で1つになり、加えて感染症対策の徹底をPRすることが必要」と訴えた。

 このほか、キャンペーンサポーターには、歌手の麻倉未稀さんを起用。9月24日(土)に東京ビッグサイトで開催されるツーリズムEXPOジャパンで、ライブと邦船3社各代表とのトークショーを実施する。

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