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“自分の街を一番に”、辰巳氏の観光立国観 (観光立国フォーラム)

辰巳琢郎氏
辰巳琢郎氏

 日本観光振興協会(山口範雄会長)は9月21日、東京都内で観光立国推進フォーラムを開き、「観光で日本を元気に~『おもてなし』で活きる地域の魅力。」をテーマに、トークセッションや講演会を行った。俳優の辰巳琢郎氏がトークセッションに登壇し、これまでの観光庁アドバイザーや旅行の経験から「最も大切なことは自分の街が一番だと思えること」など、観光立国についての考えを述べた。

 辰巳氏は、自身が最近旅行した旧ユーゴスラビア7カ国での経験を日本の観光にフィードバックしながら解説した。モンテネグロでは、旧ユーゴ軍の秘密基地跡をブドウ畑にしてワイナリー化した施設を見学。ワインの楽しみと戦争遺産との触れ合いがうまく融合している例を紹介した。また、歩行者天国とオープンカフェで観光地として洗練されているスロベニアを紹介し、「日本では街の歩行者天国化に反対意見も多く、ほとんどやらないが、『観光で食べていく』という気持ちで思い切った政策をすることも大事」と語気を強めた。

 講演後は、来場者からの質問時間が設けられ、一般来場者や旅行会社社員との活発な意見交換も行われた。

 また、観光庁の山口由美次長は、観光立国実現について「地域の人々が誇りと愛着を持てる、活気ある地域社会を築いていくことで、誰もが訪れたくなるような地域にすることこそが観光立国につながっていく」と語った。

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